福井県越前市かるた協会の第25回新春かるた事始めが3日、同市東千福町の紫式部公園休憩所「藤波亭」で開かれた。はかま姿の「取り姫」4人が上品な手つきで初手合わせを披露し、今年1年の活躍を誓った。
同協会は地域と一体となって練習環境を整え、子どもたちの育成に熱心に取り組んでいる。
協会関係者や奈良俊幸越前市長ら約40人が出席。新春かるた初手合わせは、かるたの場を作る「奉行」を田中日佳理さん(武生東小6年)が務め、関優実帆さん(武生東小6年)、清水千尋さん(武生西小6年)、此永百花さん(武生南小6年)、為沢友月さん(武生南小6年)が取り姫となった。平安時代を感じさせる優雅な手さばきで札を取り合っていた。
このほか、4段の道場万悠さん(武生東高1年)と2段の河合千映さん(武生高1年)による模範試合や、5人ずつに分かれて行うかるた取り「源平」なども行われた。