子どもたち、装束華やか 八坂神社で「かるた始め」
かるた文化の普及や継承を願う新春恒例の「かるた始め」が3日、京都市東山区の八坂神社であった。華やかな平安装束を身にまとった女性や子どもたちが手合わせし、初詣の参拝者を楽しませた。
かるた始めは、同神社の祭神・スサノオノミコトが詠んだ歌が和歌の起源になったとされる故事にちなみ、同神社と日本かるた院本院(下京区)が開いている。今年で43回目。
同院会員ら24人が、狩衣や袿(うちき)など色彩豊かな衣装を身につけ、童子や童女、かるた姫にふんして神社の能舞台に登壇。鈴山葵理事長が読み上げる上の句に耳を澄ませ、「はい」と声を上げながら、素早い手さばきで札を取り合った。
かるた姫として初めて参加した中学2年栗栖みのりさん(14)=右京区=は「きれいな着物を着たり、好きな小野小町の札を取れたりして楽しかった」と話していた。
【 2013年01月03日 22時46分 】