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できごと
【関西の議論】生い立ちも語ったコルセット姿「山口組ナンバー2」 恐喝か捏造か、判決へ
弁護側の被告人質問が行われたのは24年9月28日の公判。被害男性の第一印象を問われた高山被告は、こう言い放った。
「頭のハゲたおっさんやな」
焦点となった高級料亭での会食については「先方から持ちかけられた話です」と強調。さらに17年の歳暮から21年の中元まで、被害男性から「メロンが贈られてきた」と主張し、「付き合いに積極的だったのは男性か」との質問には「そうだと思います」と答えている。
質問は自身の生い立ちにも話が及んだ。野球推薦で名古屋市内の私立高校に進学したが「野球を挫折したから」と中退したことを明かし、「歴史ある町や寺社仏閣などがある雰囲気が好き」と京都への愛着を語る一幕もあった。
一方の検察側は10月1日の公判での反対尋問で、恐喝事件での共謀を否定しながら被害男性の名前を記憶していた点を、こう追及した。
「誰かを紹介されて食事をする機会が多いようだが、紹介された人物の名前を全員覚えているものなのか」
これに対し、高山被告は一言。「よくわからない」と述べただけだった。
コルセットと杖
一連の公判で、関係者の注目を集めたのが、高山被告の健康状態だ。
22年12月8日に起訴されて以降、高山被告は「病気」を理由に2度の勾留執行停止が認められ、京都拘置所から京都市内の病院を“往復”した経緯がある。
「私は無実です」と述べた6月6日の初公判は勾留執行停止中で、高山被告は京都拘置所でなく病院から出廷したが、直後の同12日、京都地裁が保釈を認める決定を出した。高山被告はその日のうちに保釈保証金15億円を納付し、保釈されている。
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