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できごと
【関西の議論】生い立ちも語ったコルセット姿「山口組ナンバー2」 恐喝か捏造か、判決へ
みかじめ料名目で建設業の男性から現金計4千万円を脅し取ったとして、恐喝罪に問われた指定暴力団山口組ナンバー2で弘道会会長、高山清司被告(65)の公判が、京都地裁(小倉哲浩裁判長)で結審した。恐喝罪の法定刑の上限にあたる懲役10年を求刑した検察側に対し、弁護側は一貫して無罪を主張する“全面対決”の構図だ。首にコルセットを装着し、杖(つえ)をついて出廷した高山被告の健康状態と相まって、平成24年6月から計9回に及んだ公判は注目を集めてきた。「私は無実です」。高山被告は法廷でそう言い切る。今年3月に言い渡される判決で地裁はどんな判断を示すのか。
「いつもすまんな」
検察側が主張する恐喝事件の構図を、起訴状と冒頭陳述を元に再現すると、こうなる。
17年10月26日、高山被告は京都市内の高級料亭で被害男性と会食。同席した山口組系淡海一家総長、高山義友希被告(55)=恐喝罪などで公判中=らを指さしながら、こう言った。
「日頃これらがお世話になっている。今後も仲良くしてやってほしい。仕事も力を合わせてよろしく頼む」
これに先立つ17年3月下旬頃から、義友希被告は被害男性に数回電話をかけ、淡海一家の縄張りで仕事を行わないよう通告。さらに、配下の男らが京都市内のホテルで被害男性と会い、拳銃を懐に隠し持つしぐさを見せながら「3億円払え」などと要求していた。
高級料亭での会食を境に、淡海一家側からみかじめ料名目での現金要求が相次ぎ、被害男性は18年12月18日までに計4千万円を脅し取られた-というのだ。
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