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できごと
惨敗、分裂、足元からの批判…誤算続きの嘉田氏 四面楚歌の末「白旗」
四面楚歌に立たされた嘉田由紀子滋賀県知事が、ついに「二足のわらじ」を脱ぐ決断をした。3日、明らかになった政治団体「日本未来の党」代表の辞任意向。嘉田氏は、未来が惨敗した衆院選以降も「両方の職務を全うしたい」と兼務に意欲をみせていたが、足元からも批判を浴びる事態に、前言撤回を余儀なくされた。党分裂を含め苦難続きの末での「白旗」だが、衆院選をともに戦ったかつての同志からは冷ややかな声が上がった。
「周囲の意見も聞いて考えている。4日の記者会見で明らかにします」。嘉田氏は3日、産経新聞の取材に対し言葉少なに語った。
1カ月あまり前、電撃的に未来を立ち上げた嘉田氏。しかし、ここまでの道のりにはさまざまな“誤算”が重なった。
滋賀県議会(定数47)では昨年12月26日、自身の支持母体だった地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)の会派を除く全会派の賛成で、知事職と政党代表の兼務解消を要請する決議案が可決された。
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