できごと惨敗、分裂、足元からの批判…誤算続きの嘉田氏 四面楚歌の末「白旗」+(1/3ページ)(2013.1.3 22:39

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できごと

惨敗、分裂、足元からの批判…誤算続きの嘉田氏 四面楚歌の末「白旗」

2013.1.3 22:39 (1/3ページ)west政治
日本未来の党の分党を会見で発表した後、握手を交わす(左から)森裕子氏、嘉田由紀子氏、小沢一郎氏=平成24年12月28日夜、大津市(松本学撮影)

日本未来の党の分党を会見で発表した後、握手を交わす(左から)森裕子氏、嘉田由紀子氏、小沢一郎氏=平成24年12月28日夜、大津市(松本学撮影)

 四面楚歌に立たされた嘉田由紀子滋賀県知事が、ついに「二足のわらじ」を脱ぐ決断をした。3日、明らかになった政治団体「日本未来の党」代表の辞任意向。嘉田氏は、未来が惨敗した衆院選以降も「両方の職務を全うしたい」と兼務に意欲をみせていたが、足元からも批判を浴びる事態に、前言撤回を余儀なくされた。党分裂を含め苦難続きの末での「白旗」だが、衆院選をともに戦ったかつての同志からは冷ややかな声が上がった。

 「周囲の意見も聞いて考えている。4日の記者会見で明らかにします」。嘉田氏は3日、産経新聞の取材に対し言葉少なに語った。

 1カ月あまり前、電撃的に未来を立ち上げた嘉田氏。しかし、ここまでの道のりにはさまざまな“誤算”が重なった。

 滋賀県議会(定数47)では昨年12月26日、自身の支持母体だった地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)の会派を除く全会派の賛成で、知事職と政党代表の兼務解消を要請する決議案が可決された。

(次ページ)「国政政党代表を退いたので決議には反しない」と強硬姿勢も

このニュースの写真

衆院選投開票後の会見で反省の弁を述べる日本未来の党の嘉田由紀子代表と、飯田哲也代表代行=平成24年12月17日午前0時36分、東京都千代田区
関西広域連合の会合で意見を述べる嘉田由紀子滋賀県知事(奥)。左端は橋下徹大阪市長=平成24年12月27日午後、大阪市

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