

Carmel Insti	tu	te

Updated on: November 17th, February 15th, 2009/ September 8th, 2002/ March 25th, 2000
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海外旅行の研究

Institution for Oversea Travel

アメリカでの運転

Driving in America

このページでは、アメリカで車を運転するときの情報を書いときます。
基本的には、日本との違いについて紹介します。

最新情報は、 DMV などで参照できます。

記憶をたよりに書いているだけなので、どなたかコメントなどいただけると
助かります。 (メッセージを送る)

運転免許証

日本の旅行者は、本来は国際運転免許を携帯する必要がありますが、
日本の運転免許証だけでも滞在３週間は、運転が許可されています。
(州によって異なるので注意)
ちなみに、国際運転免許は日本の運転免許の翻訳を示すものなので、
逆に日本の免許証なしで国際運転免許だけの携帯は違法です。

おまけ	日本の運転免許証だけだと、アメリカのレンタカー会社や警官がどうやって内容を読むのでしょうか？実は、日本の運転免許証の内容は免許証番号でデータベース化されており、オンラインでアクセスできます。レンタカー会社や警官は、免許証番号をオンラインで検索することによって、英文で内容を参照することができます。逆に彼らは、免許証番号を端末に入力するために、免許証に書いてある、それらしき桁数の数字と写真の照合のためだけに免許証を見ています。

一時停止

赤い八角形に STOP の標識は、一時停止。
一時停止の定義は、「停止位置前で前輪の回転がいったん完全停止すること」なので
ちゃんと停止しましょう。
日本のようにブレーキを踏んで減速するだけでは危険です。

おまけ	アメリカの一時停止は、安全上その必要性のあるところに、ちゃんと標識が設置されているので、必ず守りましょう。交差点で一時停止標識がある場合、交差する道路には一時停止がないことを意味するので、交差道路を走行中の車は、まったく減速せずに、その交差点を通過することになります。日本のようにムヤミに一時停止標識は設置されていないと思った方がよいです。

減速

赤の逆三角形に YIELD の標識は、道を譲れです。
合流のときにありますが、交差点の右折バイパス車線の最後
にもあります。この場合は、減速して左右の安全の確認をすればよく、一時停止は必要なとき
だけでよいです。
一時停止しなくて良い場合は、この標識になるので、逆に、一時停止の標識が
ある場合は、一時停止しないと危険だということです。一時停止を必ず守りま
しょう。

一時停止(4 WAYS STOP)

上で紹介した赤い八角形に STOP の標識は、一時停止ですが、
その下に「4 WAYS」あるいは「ALL WAY」という追加の表記がある場合があります。
これを 4 WAYS STOP と言います。
4 WAYS STOP の場合、その交差点に入るすべての道路が、この 4 WAYS STOP
になっています。
これは、通常の一時停止をするとともに、再発進は、最初にその交差点に
入った車輌から順番に行うことを指示しています。
さらに、ほぼ同時に交差点に入った場合には、右隣の交差道路からの
車輌の発進を優先して、その後に行わなければならないことを意味します。
三叉路だと 3 WAYS や、五叉路だと ALL WAYS などに表記がなる場合も同じです。

おまけ	このため、交差点に進入するすべての道路が渋滞している場合でも、真上からみると、時計回転方向に各道路からの車輌が順番に交差点を通過することができ、信号機なしで安全に交差できる合理的な仕組みです。

踏切では一時停止しない

日本と異なり、踏切が開いているときには、一時停止はしません。
逆に一時停止すると、後続車に追突されるので、一時停止してはいけません。
ただし、バスなどの大型車輌は一時停止するので、先行の車輌が普通乗用車
以外の場合には、注意して走行しましょう。

CAR POOL 車線

フリーウェイなどの中央車線に「ひし形」のマークが地面に書かれており、
「CAR POOL」という標識がある場合があります。
これを「CAR POOL レーン」と言います。
これは、１車輌に最低２名以上同乗している場合に限って、その車線を走行
してもよいことを指示します。
CAR POOL の標識に、細かな条件が書かれている場合もあります。
人数が３人以上であったり、曜日や時間に制限があったりするので、それに
従いましょう。

注意	日本では地面にひし形は「この先に信号のない横断歩道あり」ですが、日本とはまったく意味が違うので注意しましょう。
おまけ	これは、もともと車を複数の人で共用して渋滞を防いだり、消エネを促進しようとして導入されたものです。

酒類の空缶の車内持ち込み禁止

日本と異なり、車内での飲酒は、運転者以外も禁止されています。
また、注意しなければならないのは、車内に酒類の
空缶、空きビンがあってもいけないことです。
他で飲んだ缶やビンを車で輸送する時には、必ずトランクに入れます。
店で買った直後など、開栓前の酒類ビン缶はよいことになっていますが、
誤解を受けないために、買ったものもトランクに入れる方がよいです。
まとめると以下のとおりです。
・運転者は飲酒運転及び飲酒後の運転は禁止（日本と同じ）
・同乗者も運転中の車中飲酒禁止（飲酒後の同乗ならばよい）
・栓の開いたアルコール飲料のビン缶は運転中の車中に置いてはいけない

おまけ	ドライブと関係ありませんが、アメリカでは公共の公園やビーチの多くは、飲酒禁止です。市の条例などで定めている場合が多く、その場合、公園やビーチに明示的な禁止表示がない場合もあります。必ず、近くの店などで飲酒が可能かを確認しましょう。

赤信号での右折可

信号機のある交差点において右折する場合、赤信号でも右折が許されます。
これを RIGHT TURN ON RED と言います。
その際には、一時停止の後、安全を確認しなければなりません。
ただし、「NO TURN ON RED」の標識が交差点にある場合は、
赤信号での右折は、禁止です。注意しましょう。
慣れないうちは、赤信号では基本的に停止して、後ろからクラクションを鳴らされたら
RIGHT TURN ON RED を思い出す程度にするのをお勧めします。

おまけ	RIGHT TURN は右折ですが、RIGHT は正しいという意味もあるのでゴロ合わせになっているところで、アメリカ人のセンスに感心させられます。オーディオ用の白と赤のステレオケーブルで、右(Right)を赤(Red)にしているのもゴロ合わせだと言われているようです。

後続５車輌で道を譲る

自分が交通のボトルネックになっている場合には、道を譲らなければなりません。
ボトルネックは、自分の車の後ろに後続車輌が５台を超えた場合と定義されています。
もちろん、渋滞などしている場合には、関係ありません。
主としては複数車線の高速車線でのルールですが、日本では速度制限の範囲でマナー
として実施するだけのことが、法律で定量的に規定されている点が異なります。

おまけ	例えば、最高速度制限ちょうどで走行している場合、道を譲って、後続車輌が追い越していく場合、後続車輌は速度違反になるわけですが、それは、追い越す人のリスクなので、道を譲らなければならないというルールは守らなければなりません。速度制限とは独立しているのが興味深いところです。

車窓からの投げ捨て禁止

基本的に、車窓からのゴミなどの投げ捨ては禁止されています。
特に LITTER REMOVAL と書かれた標識のあるところでは、その標識に記載された罰金刑
を伴います。通常、１万ドル（約１２０万円）など高額な罰金が記されています。

おまけ	山中でのタバコの投げ捨てによる山火事などを抑止するために設置されることが多いようです。また、フリーウェイなどでのゴミ捨ての抑止にも用いられます。山火事ではその消火、ゴミ捨てではその回収に要する経費を考えた場合、１万ドルでも高くないのかもしれません。

自転車追い越し時の迂回

走行中の自転車を追い越す場合には、約１．５ｍの間隔を空けて追い越さなければ
なりません。
細い道などで、対向車輌があって、この迂回をすることができない場合には、
対向車輌がなくなり安全に迂回できるようになるまで追い越しをすることは
禁止されています。

おまけ	よく、アメリカ人が自転車を追い越すのに、大きく迂回するのを見て、車幅感覚がなく運転がヘタだと思っている人がいるようですが、この迂回は法律で定められているものなのです。

スクールバス停車時の周辺停車

スクールバスが一時停止の標識と同じ STOP の看板を車体から出して停車している
のは、学童の乗降のための停車です。
その間、テールランプやヘッドライトなどが左右に交互に点滅するバスもあります。
この場合には、後続のすべての車輌は、複数車線であっても停止しなければならず、
追い越すことはできません。
また、中央分離帯のない道路においては、対向車線の車輌も停止し、スクールバスの
横を通過することはできません。
この場合、スクールバスが STOP の看板をひっこめるまで待機します。
特に対向車線にスクールバスが停車している場合に、その手前で停止し、横を通過
してはいけないというのは、このルールに慣れない、われわれ旅行者にとっては、
見逃しがちなので注意しましょう。

夜間ライトの常時点灯

日没３０分後（前？）から、ヘッドライトとスモールの常時点灯をしなければなりません。
日本では、信号待ちなどで対向車を気遣ってライトを消しますが、消灯しては
いけません。
基本的にエンジンがかかっている間は、「常に」ライトを点灯していなければ
なりません。

おまけ	このため、アメリカのレンタカーにときどきライトのスイッチがない場合があります。センサーが付いていて、暗くなるとライトがついて、明るくなると消えます。

左折用中央車線の使い方

中央車線の両側が、黄色実線＋点線の場合、左折用車線と言います。
これから左折しようとする時に使えるだけではなく、その道路に左折して
入ってくる車輌が左折直後に停車して、合流待機する場所としても使うことが
できます。

上の図（右側通行です）で、赤い車は、通常の左折待機レーンのように
中央レーンを使うことができます。緑の車は、側道からこの道路に入りたい
車です。その場合に道路が混雑していれば、図のように中央レーンに一旦
入って、そこで待機してから、合流することができます。
緑の車が、この道路を右の方向に行きたかったのであれば？・・・
・・・右側通行なので中央レーンを使う必要はありませんね。
当然ですが、この中央レーンを混雑回避のために直進するのは違反です。
なお、上図の緑の車の位置に車を進めるために左カーブする際に、車の頭
が一番上の車線に飛び出ないように十分注意する必要があります。
小型車やハンドル性能のよい車の方が、かえって頭を飛び出させてしまい
やすいので注意して、なるべく内側をカーブするようにしましょう。

2007年7月1日から施行された改正

注意：このページは1996年当時の情報に基づいて記載しています。
ここでは、2007年改正の要点を参考のため掲載しますが、1996年～2007年までの改正内容は確認していません。
New California Laws effective (2007/7/1～)
New Driving Fines for 2007

Carpool lane - 1st time $1068.50 starting 7/1/07 (The $271 posted on the highway is old).
Don't do it again because 2nd time is going to be double. 3rd time triple, and 4th time license suspended.

Inco erect lane change - $380. Don't cross the lane on solid lines or intersections.

Block intersection - $485

Driving on the shoulder - $450

Cell phone use in the construction zone.
- Double fine as of07/01/07. Cell phone use must be "hands free" while driving.

Passengers over 18 not in their seatbelts - both passengers and drivers get tickets

Speeders can only drive 3 miles above the limit. (no more 10% of posted speed limit grace)

DUI = JAIL (Stays on your driving record for 10 years!)

As of 07/01/07 cell phone use must be "hands free" while driving.
Ticket is $285.

これ以後は、法律ではなくＤＭＶの推奨・その他です。

左折待機中のハンドル位置

左折待機中は、ハンドルを直進にしておくことが推奨されています。
もし、ハンドルを左にきった状態で後ろから衝突されると、車が対向車線に
飛び出ることになり危険だからです。

おまけ	日本だと左側通行なので右折待機にあてはまります。　日本ではよく交差点内などで右折待ちの間、ハンドルを右にきって停止しますが、この状態で後ろから衝突されると、車が対向車線に飛び出ることになります。このことを知ってしまうと、日本では、そもそも右折待機車線が右に弧を描いてひいてあることは恐いことです。ブレーキを強く踏んでるしかないですが、後ろからおかまを掘られれば、その衝撃でブレーキは甘くなってしまいそうですよね。右折待機中は、右折のタイミングにばかり気を取られずに、後ろの様子に十分注意しましょう。

スピード違反

スピード違反の目安は、制限速度＋約７ｍｐｈ位以上と言われています。
これは、スピードガンの測定誤差が＋／－７ｍｐｈであることからのようです。
しかし、こればかりは噂なので、制限速度をちゃんと守るにこしたことはありません。
また、郊外のフリーウェイではセスナ飛行機でスピード違反などを監視して
いるので、空にも注意しないといけません。って速度を守っていれば注意する
必要はないですね。

アメリカ人は交通ルールをよく守る

アメリカ人は、わずかな時間の路上駐車でも、ちゃんとパーキングメータに
お金を入れます。
日本人からするとアメリカの交通違反の罰金は安く思えますが、交通違反記録は
保険会社に参照され、各種保険掛金額が大幅に高くなります。これは、「違反を
する人は事故も起こしやすい」という理由からです。保険額が高くなると累積で
きいてくるので、非常に高くついてしまいます。
また、一定の違反以上では、強制労働刑が科せられます。よく、道路脇でオレンジ
のジャケットを着て作業をしている人を見ますが、彼らは交通違反での強制労働者
です。これに服役するためには会社も休まなければなりませんが、何より重労働
のため２度と服役したくないと思うようです。(服役したＳ氏談)
前者の保険は旅行者には関係ありませんが、後者の強制労働刑は旅行者にも科せられ
その間、帰国もできなくなります。勝手に帰国したりすると再入国禁止処置などを
取られるので注意しましょう。
ちなみに、罰金は現金ではなく小切手を作って、それを郵送で送らなければなりません。
旅行者にとっては、罰金そのものよりも、小切手を作る手間の方が旅行工程を
阻害するので、パーキングメータなどは、ちゃんと使うようにしましょう。
レンタカーの場合、罰金を払わないとレンタカー会社が利用者の情報を警察に
開示するので、同様に再入国禁止の処置などを取られる可能性があります。

レンタカーをチェックイン（返却）するときに、レンタカー会社にお金を払えば、
罰金の支払いを代行してくれるレンタカー会社もあるようなので、もし違反して
しまって、小切手を作るのが難しいようであれば、一度レンタカー会社に電話して
みてもよいかもしれません。

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