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【プロ野球】

杉内よ シーズン完走せよ 原監督指令「日本Sで力見せて」

2013年1月4日 紙面から

 巨人の原辰徳監督(54)が3日、杉内俊哉投手(32)に「シーズン完走指令」を発令した。昨季は内海に次ぐチーム2位タイの12勝を挙げた杉内だが、シーズン終盤に左肩痛を発症し、ポストシーズンは登板なし。指揮官は真の勝負どころで投げられなかった左腕に奮起を促した。

 昨オフ、フリーエージェント(FA)権を行使し、巨人入りした杉内。往路は完璧だった。開幕ダッシュに失敗したチームで孤軍奮闘し、昨年5月30日の楽天戦(東京ドーム)ではノーヒットノーランを達成。7月末には早くも10勝に到達した。ところが、8月23日に左肩の違和感を訴えて登録抹消されるとその後は鳴かず飛ばず。シーズン終盤を棒に振り、アジア王者に登り詰めたチームを横目に、無念の“途中棄権”となってしまった。

 ソフトバンク時代の2011年に続く途中離脱となった杉内に原監督は渋い顔だ。「杉内はいつも夏過ぎになると、そういう状況になっている。選手の一番の力の見せ所は終盤であり、CSであり、あるいは日本シリーズ。そこは彼の自覚と戦いざまというものを見せてもらいたい」。リタイア癖を克服し、日本一連覇の瞬間に立ち会うことを要求。10月に33歳を迎える左腕にあえて厳しいハードルを課した。 (臼杵秀之)

 

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