天太郎『Daisy!』
いやーめでたい、めでたい!もうちょっと時間は掛かるみたいですが、お二人の作品を読めるのを楽しみに待つこととしましょう。
さて本日は、天太郎先生の『Daisy!』(コアマガジン)のへたレビューです。19日発売のコアマガジン単行本はどれも極上の抜き物件ですが、個人的には一番好きなのはこの単行本。
愉快な登場人物達が魅力のラブコメディとド迫力のむっちりボディが大活躍のエロシーンを共に楽しめる作品集ですよ。お勧め!
1作当りのページ数は18~24P(平均21P強)と標準的なボリューム。各作品において、力強い作画が魅力のエロシーンでの満足感が高く個々に読後感も爽やかと抜き物件として申し分のない構成になっています。
なお、コミックヒメクリ掲載作をサルベージした前単行本『PARADE!』(コアマガジン)ほどではないにせよ2005~06年に発表された古めの作品を半数程度含んでいることには多少留意して下さい。
【お馬鹿チックな味付けのラブコメ】
作風的にはコミカルで楽しい雰囲気が作り出されているコアマガ系の王道タイプであり、特段の目新しさはないですが、ラブコメディの土俵に乗った率直な感情表現のセンスとエロへの貪欲さのバランスは分かり易くてかつ面白い印象。
今単行本は全て明るく楽しいタイプの作品ですが、かつてはちょいビター系のシリアス作品も描いていたこともあり、コメディの軽快さを損なわない程度に登場人物の素敵な感情描写を添加していることが作品の雰囲気をより良くしている印象があります。
とは言え、ホットミルクに連載していた「レッスン とぅゆ~」(今単行本には未収録)の中編としての構成にやや難があった様に、「姉さん」シリーズもやや場当たり的な展開を示しており、心理描写の蓄積がドラマとしての魅力に昇華されていかないのは確かではあります。
まぁ、コミカル要素とキュートな娘さん達とでテンション高く駆け抜ける爽快感がある短編作にこそ魅力があるのは間違いなく、コミカル色強めの(大体)ハッピーエンドを読者に心地よく受容させる作劇のソツの無さが身に付いていらっしゃるなぁと思います。
【天太郎先生定番の爆乳ヒロインズ】
ヒロイン陣は年齢的にはハイティーンクラス~成人女性(推定20代前半ぐらいまで)。表面上ツンツンしていたり清楚だったりしますが全員芯の強いキャラクター達であり、その力強い恋心で男性を容赦なく振り回します。なお、その分男性側の存在感が薄くなっているのはご愛敬。
加えて、日常パートや引きの構図ではあまり目立たないながら、特にお口奉仕のシーンやキスシーンにおいては、艶めかしく表現された肉感的な唇が非常に印象的であり、これまたお色気の濃度をグッと高めていました。
全身どこを取っても柔らかそうなむっちりボディに優しく包まれたいor力強く揉みしだきたい貴兄には垂涎のエロボディと言えるでしょう。
なお、05~06年当時から現在まで絵柄はマイナーチェンジを繰り返しつつ進化し続けた印象があり、古めの作品は肢体の肉感こそ現在と近似しておりながら、やや垢抜けない絵柄に映ることには留意が必要です。
【画の迫力で押しまくるエロシーン】
時々エロシーンの分割構成も見られますが、コミカルパートを適度にこなしながら突入するエロシーンは質・量共に高水準であり、おっぱいスキーの桃源郷。
おっぱい星人にとって正に夢のダブル爆乳パイズリさえ投入するほど(「姉さんと僕《夏休み編》」)、各作品にほぼデフォルトで爆乳有効活用のパイズリフェラを含めています。
この乳揺れ表現も含め、躍動美とも言うべき迫力に満ちたエロ作画こそが特筆すべき魅力であり、激しく動く男女の肢体がまるで紙面を突き破って来そうな肉弾戦のダイナミズムは◎。頭や舌、および男性器の動きを執拗かつ攻撃的に描くフェラシーンの濃厚さはお口スキーにも好アピール。
古めの作品ではそれほどでもないのですが、特に近作ではエロシーン時のヒロインの表情の多彩さや表現力が大幅に高まっており、さらに煽情性を強めています。
なお、天太郎先生のファンな同志諸兄はご存じだと思いますが、多回戦の末にぶっかけフィニッシュに持って行く割合が結構高いエロ展開ですので、中出し原理主義者な貴兄は回避推奨。
個人的には対照的なキャラ造形をされた二人のヒロインが魅力的な「姉さん」シリーズと淫乱女教師が素敵に大活躍でオチも楽しい短編「レクリエーション・プラン」がエロ的な意味も含めて大好きです。
取りあえず、おっぱいスキーを自称する貴兄は買っておかないと後悔することになる可能性が高い逸品ですよ!
コメント
コメントの投稿