３日午前１０時１０分頃、京都市伏見区小栗栖中山田町、府営小栗栖西団地１１棟の一室で、住人の無職川崎富子さん（３４）が死亡しているのを京都府警山科署員が見つけた。
会社員の夫（３６）が「妻を殺した。子どもと車に乗っている」と、母親に電話をしていたことから、府警は殺人容疑で捜査。約１時間半後、夫は徳島県阿南市で交通事故を起こして負傷、病院に搬送された。府警は同日夜、夫が川崎さんを殺害したとして殺人容疑で逮捕状を取った。回復を待って逮捕する。
山科署によると、夫の母親から連絡を受けた川崎さんの母親が同署に通報した。首にひものようなもので絞められた痕があった。
その後、１〜９歳の子ども４人を連れてワゴン車を運転していた夫は、同県阿南市で、府警の要請で夫の行方を追っていた県警の検問を突破し、逃走。約３キロ先の林道でガードレールを破り、約１３メートル下に転落した。
県警阿南署によると、夫は頭に軽傷、次男（１）が頭の骨を折る重傷で病院搬送され、入院。長女（９）が頭に軽傷、長男（４）と次女（７）にはけがはなかった。