森脇監督“横一線からの競争”で投打とも競争激化！…オリックス

　初めて指揮を執るオリックス・森脇監督は、横一線からの競争を掲げている。昨年１２月２５日には阪神からＦＡ宣言した平野恵の獲得を発表し、手薄だった内野の補強に成功。「今のチームにとっていろいろなバリエーションが増える、貴重な選手」と喜んだ。

　走攻守がそろった平野恵の加入により、ポジション争いは激化する。正二塁手だった後藤は三塁に挑戦し、赤田、川端、バルディリスらとホットコーナーを争う。新選手会長の大引もうかうかしていられない。遊撃は昨年のドラフト１位・安達に三ツ俣ら、若手が虎視たんたんとレギュラーを狙っている。

　打線は坂口、李大浩、Ｔ―岡田でクリーンアップを組み、平野恵、大引の１、２番コンビが実現すればジグザグ打線が完成する。４、５番以外は走れる選手が名を連ねそうだ。

　先発投手陣も完全復活を目指す金子に、安定感抜群の木佐貫、ノーヒッター・西に井川、トレードで獲得した東野や先発に再転向する岸田ら、例年以上に激化する。「ファンの皆さまに素晴らしい時間が流れるように選手一同、期待に応えられるように頑張っていきたい」。昨年、最下位の屈辱を味わったオリックスの逆襲が始まる。