◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
大みそかのプロボクシング5大世界戦が一夜明け会見が東西で行われた。1日、大阪では日本最速プロ11戦目での世界2階級制覇を達成したWBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔(23)=井岡=は同階級での最強証明と、叔父の弘樹・井岡ジム会長(43)もなし得なかった世界3階級制覇を見据えた。
一翔が今年、ライトフライ級での最強証明と、フライ級での世界3階級制覇を見据えた。ホセ・ロドリゲスを右ストレートで6回TKOに下し一夜明けた元日、傷のない顔でジムに現れ、「同期の宮崎と一緒に世界王座を取れ、良い年を迎えられた。まだまだ自分のボクシングに満足していない。さらなる飛躍の年にしたい」と言い切った。
今後の方針についてプロモーター兼トレーナーの父・一法氏(45)は「まず何試合かライトフライ級で戦う」とした上で「年内の3階級挑戦? あり得る」と明言。放送局のTBSが大みそかのボクシング中継の定着を望んでおり、今年の12月31日に弘樹会長もなし得なかった3階級制覇を狙う可能性はある。
注目の次戦だが、WBA世界ライトフライ級には現在、前王者で同級スーパー王者の34戦全勝(28KO)のローマン・ゴンサレス(25)=ニカラグア=が君臨。昨年12月にはWBAが、一翔・ロドリゲス戦の勝者との対戦を指示。一法氏は「近々WBAと話をしていく」と乗り気だ。
一翔も「父さんの決めてくれた試合に全力で臨むだけ」と決意。目標の日本人初の世界4階級制覇へ、一つひとつ壁を乗り越える。
(2013年1月3日11時07分 スポーツ報知)