林農相 シャレにならない!炭水化物ダイエット
【政治・経済】
ますます業界を敵に回し、板ばさみ
林といえば東大卒で、米ハーバード大大学院への留学経験があり、防衛相や経済財政相を務めた党内きっての政策通。答弁能力も高い。
その林の問題とは、“メタボ”。
「身長175センチに対し、体重が90キロを超えたので、昨夏から炭水化物ダイエットにハマっているのです。そのためお米は極力、控えている。でも、農相がお米を食べないなんて、前代未聞じゃないですか」(自民党関係者)
これだけだったら、ちょっとした笑い話だが、農水族でもないし、これまで農水関連と縁が薄かった林は、それでなくても立場はビミョーだ。
TPP交渉参加に前のめりの安倍政権に、支援団体のJAはカンカンになっているし、うどんやパスタなどを生産する製麺協同組合も、自民党の有力なサポーターだ。
TPP参加に加えて、大臣が炭水化物ダイエットとなると、シャレで済まなくなる恐れもある。なにしろ、今回の衆院選では、党内約170人がJAグループや製麺組合から推薦を受けて当選したのだ。
林は今後もダイエットを続けるのか――。
「仕事柄、外食が多く、食に気を使っているのは事実です。ただ、今後については、なにぶん本人が不在ですので……」(林事務所)
就任初日の記者会見で、林は「国内の農業生産の向上」とか言っていたのに、どうするんだろうね……。