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フジテレビの日曜9時に放送されていたドラマ『家族のうた』は、第1話の視聴率が6.1％、第2話以降はほとんど3％台という低視聴率のため、全11回の予定だったところ8回で打ち切りが決定しました。
これを巡って、主演・オダギリさんの所属事務所とフジテレビの間に不穏な空気が漂っているといいます。
実は当初、所属事務所側は打ち切りの事実を公表しないでほしいとフジテレビ側に懇願していたそうなのです。

（以下引用）
「『家族』は3％台の回がほとんどだったので、打ち切られて当然だった。
だが、当初予定の放送回数さえ明らかにしなければ“打ち切り”とは言われない。
もともと『8回の予定だった』と言えばそれで済んだはずです」（テレビ情報誌記者）
（以上引用　週刊実話）

まあ、苦しい言い訳ではありますけど、打ち切りという事実が公表されてしまうのと噂レベルで終わるのとでは主演俳優の評判が全然違うんでしょうね。
オダギリさんの所属事務所・鈍牛倶楽部は、老舗ではありますがさほど大きな事務所ではないそうです。
フジテレビは、だから大きなトラブルは起きないと判断したのか、スポーツ紙に当初は全11回の予定だったことを認めてしまいました。
そのため、打ち切りの事実が大々的に報じられる結果となってしまったわけです。

オダギリジョー主演大ヒットドラマ「家族のうた」打ち切りｗｗｗｗｗｗ
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オダギリさんはアクエリアスなどのCMに出演していますが、打ち切り騒動のときはそのCM放送も止められてしまったとか。
このドラマがコケたのは何もオダギリさんだけに責任があるわけではないはずなんですが…主演俳優さんはすべての責任を押し付けられてしまうのが気の毒ですよね。

同じように、今期打ち切りと報じられたドラマがありました。
それは、佐藤隆太さん主演の『クレオパトラな女たち』（日本テレビ系）。

⇒ ドラマ「家族のうた」に続き「クレオパトラな女たち」も打ち切り決定

これも視聴率不振による打ち切りだったようで、脚本家さんがブログで暴露しちゃったんですよね。
ただ、このドラマの視聴率、すごくいいわけでもないんですが、打ち切りになるほど悪い…とも思えないんですよね。
初回が9.9％、2話が6.7％と低下してるんですが、第4話で7％台を回復しています。
大ヒット、とはいえないものの、打ち切ることはないような気がしますよね。

（以下引用）
「困惑しているのは、佐藤本人とテレビ東京。
佐藤が落ち目になっていることを宣伝しているも同然だからです」（テレビ業界関係者）

実は、佐藤は7月27日からのロンドン五輪で、同局のメーンパーソナリティーに決まっている。
だが、今回の“打ち切り”で商品価値がダウンしたのは言うまでもない。
五輪特番の視聴率にも影響するのでは、とテレ東側も心配しているのだ。
（以上引用　週刊実話）

この打ち切りは、フジと日本テレビ、テレビ朝日の間で繰り広げられている熾烈な視聴率争いのせいだ、なんて話もありましたね。
フジと日テレが争ってると思っていたら、いつの間にかテレ朝が4月の月間視聴率で四冠王を達成しちゃいましたからね。

テレビ朝日、開局以来初の視聴率四冠達成！　韓流情報の減少が視聴率に影響
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なので、少しでも視聴率的に不安なものはさっさと切って、特番など視聴率の取れるものを放送しようとしたのでは、なんて憶測も流れていました。
しかし、『クレオパトラな女たち』については後半に向けて視聴率を上げていますし、結果としてはもったいなかったと思いますよね。

⇒ 2012年 春クール 連ドラ視聴率一覧

こういった事例を受けてか、今後は芸能プロの団体である日本音楽事業者協会（音事協）もテレビ局やテレビ専門誌に対し、ドラマの「全放送回数」を放送前に発表しないように働きかけていくそうです。
でも、今でもテレビ専門誌ではドラマの全放送回数なんて公表されてないですよね。
たいてい放送回数未定、となっています。
でも大体11回くらいが規定のようで、それ以下の回数で終わると、実質打ち切り、なんて記事がどこかで書かれちゃってることもありますね。

視聴率視聴率と騒がれますが、これ、実はかなりあやふやな数字です。

視聴率調査とは？
瞬間最高視聴率の都合の良さについて

誤差は、±2.4％。
3％という視聴率であれば、実際は0.6％〜5.4％のあいだのどれか、ということになるわけです。
録画されてしまった場合は視聴率に反映されませんしね。
ドラマは特に録画して後でじっくり見る、という人が多いのではないかと思います。
低視聴率と騒がれるドラマも、実は録画組がたくさんいてすごく見られている、という可能性だって捨てきれませんよね。

※こんな事例もありました。

⇒ 【映画】長谷川博己主演のテレビ東京ドラマ「鈴木先生」が異例の映画化決定！平均視聴率2.1％も「『視聴質』を評価していただけた」

ただ、世間で低視聴率と騒がれるドラマはやっぱり面白くないことも多かったりしますので、一定の指針にはなりえるのかなぁとも思いますが…。

まあ、ドラマが打ち切りなのかもともとの規定回数なのかは正直言って視聴者にはどうでもいいことです。
とにかく見て面白いドラマを作ってくれればついて行きますから。
打ち切りだ、俳優のイメージが、なんてもめてる暇があるんなら、打ち切りなんて話題にしなくてもいいようなすばらしいドラマを作ることに全力を注いでいただきたいものです。
来期はどのドラマが笑い、どのドラマが泣くんでしょうか。
特に、フジとTBSの日9対決。
今のところフジが多少劣勢のようにも思われますが、楽しみですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。