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J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
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【コラム 撃戦記】ノーモーションの右が効果的だった2013年1月1日 下馬評通りの展開だった。ジャッジも最大8ポイント差をつけて佐藤の大差判定防衛。パワーで対抗した赤穂だったが、戦うごとに技術を進化させる佐藤に最後まで見せ場を作ることができなかった。 序盤から佐藤の左がさえた。出てくる赤穂にストレート気味のジャブ。しかも、左右に動いて赤穂の出はなにノーモーションの右が効果的だった。4回までの採点はジャッジ3人が40−36。こうなると佐藤の変則ぶりがさえる。両手をグルグル回し、首を突き出し、フェイントも自在にトリッキーなボクシング全開となった。赤穂は慎重さが裏目に出た。技巧派をパワーで殴り倒す豪快さが持ち味なのに、それに気づくのが遅かった。終盤の7回以降は強引に出て佐藤をコーナーに詰めて会場を沸かせた場面もあったが、上体を振る相手のうまさにかわされた。キャリアの差といえる。 (格闘技評論家) PR情報
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