先輩からのメッセージ「1年生インタビュー」
1年生インタビュー
酒井 才介 理財局総務課 (平成18年入省) |
Q. | なぜ、学生時代はどのように過ごしていましたか? |
学生時代は、サークルで自らの趣味をとことん追求する事に没頭しておりました。私は名古屋出身でドラゴンズの熱烈なファンでもありますので、ドラゴンズ応援サークルに所属し、暇さえあれば野球観戦に赴き応援に声を枯らしておりました。趣味は自分のアイデンティティを確立する重要な要素ですから、学生時代はそこになるべく多くの時間を配分しようと思ったのです。我が学生生活に一片の悔い無し‐と言い切れるかどうかはわかりませんが、私は自分の学生生活に満足しています。要は何かに夢中になる事。それが大事なんだと思います。
Q. | 実際に仕事をしてみて、入省前のイメージと違うことは何ですか? |
思ったよりも楽しい‐これが率直な感想です。私は理財局総務課という部署に所属しておりますが、経済財政諮問会議や財務局長会議、法令協議や政策評価等々、多くの関係部署に作業を発注したり(されたり)しますので、その分多くの人と話をする機会があります。仕事が早めに終わった時は、近くの飲み屋(あるいは職場?)で何人かで集まって、飲んだり、愚痴をこぼしあったり、カラオケに行って叫んだり・・・学生時代以上に人とのつながりを感じられる職場だと思います。時には課長から人生について語って頂いたり、補佐を囲んで世界料理を食べに行ったり、係長の結婚プレゼントを皆で用意したり・・・思った以上に人間臭くて、温かい組織。入省した誰もが、最初に出逢う驚きだと私は思います。
Q. | 就職活動をしている皆さんにアドバイスをお願いします。 |
財務省が最適な人生の選択肢である、などと言う蛮勇は私にはありません。人生は後方帰納法なんかで決まる代物ではないからです。ただ、とりあえずその場で自分が納得出来る選択をするための情報を集めるために、就職活動中は色々な会社を覗いてみてください。そして想像してみて下さい。その会社で働く自分の姿を。財務省の人一人一人と話をする度、私は財務省で働く自分の姿を想像しました。そしてワクワクした気持ちになりました。貴方はどうでしょうか?財務省の人とたくさん話をしてもらって、貴方にも是非ワクワクして欲しいなと思います。
長井 達雄 主計局総務課 (平成18年入省) |
Q.現在どのような仕事に取り組んでいて、そのやりがいは何ですか?
私は今、主計局総務課企画係というところで働いています。企画係はその名のとおり、日本の予算の全体像を企画立案する部門です。9月から年末にかけて、来年度の予算をどのような形にするか官邸をはじめとする多方面と調整し、全体像を決めていきます。私の目の前で、日本の19年度予算が決まっていきました。感動でした。
私個人の業務としては、予算査定の前提となる金利・為替レートの決定に携わったり、建設国債の発行額を決める際の資料を作成したりしています。また、総務課係員として、情報を局内に配布したり、作業のお願いをしたり、主計局という歯車が円滑に動くための潤滑油としての仕事もしています。まだまだ大きな仕事は任せてもらえないですが、主計局の一員として日本の予算の策定に関わることができることが、この職場のやりがいだと思います。
Q.学生時代はどのように過ごしていましたか?
法学部に所属してた私は、日々憲法・行政法・国際法の教科書を読み勉学に励んでいました・・・といいたいところですが、現実は、合気道サークルに所属し、稽古に励んでいました。サークルが終われば稽古仲間とお酒を飲み、翌日は早朝から朝練をし、夕方からは道場に通ってまた稽古という学生生活でした。練習は辛かったですが、4年間やりきったというのは大きな自信になりました。さすがに仕事で合気道を使うことはありませんが、「押して引く」という合気道の精神は大いに仕事に役立っています。
Q.就職活動をしている皆さんにアドバイスをお願いします。
悩んでください。迷ってください。就職は、人生の一大イベントです。簡単に決められるものではないと思います。先輩の話を聞いたり、友人と相談したり、両親にアドバイスを求めてみるのもいいかもしれません。意外に直感も大切です。悩んでいるうちにきっとこれだと思う仕事が見つかるはずです。
そして、いざやりたい仕事が見つかったら、あとは突っ走ってください。誰にでも一度は本気で頑張ったといえる時期があると思います。スポーツでも芸術でも勉強でも、その時の熱い気持ちを就職活動にぶつければ、きっと希望の職に就くことができると思います。
みなさんが財務省という職場に興味を持ってくれること、そしてみなさんと一緒に4月からこの職場で働けることを信じています。お待ちしています!
山口 真由 主税局調査課 (平成18年入省) |
Q. | なぜ財務省を選んだのですか? |
財務省を選んだ理由は色々ありますが、最終的にはやはり「直感」でした。やりがいのある仕事、尊敬できる先輩方・・・。しかし優柔不断な私が、自分の一生を決めるかもしれない選択に一歩を踏み出せたのは、「直感」があったからです。
今思うと、官庁訪問中に財務省の方が「誰かの希望になりたい」と仰るのを聞いて、政策決定に携われるとか、国益に真正面から向き合えることだけではなく、ここ財務省には「誰かのために働きたい!」という強い意志の力があると感じた、それが「ここで働きたい!」という「直感」につながったのだと思います。
そして、財務省で1年を過ごした今、自分の「直感」が間違っていなかったことを確信しています。
Q. | 実際に仕事をしてみて、入省前のイメージと違うことは何ですか? |
入省前は雑用が多いと聞いていましたが、入省後に「雑用」なんてないことに気が付きました。
私は主税局調査課で、外国係と内国係の仕事を両方やらせていただいていますが、まず外国係については、1年生でも主要国の担当を任されるので、「その国の税制については日本で自分が一番詳しい!」くらいの自負を持って働くことが求められます。
ですがそれだけではなく、「あれコピーして持ってて!!!至急!!!」と頼まれるようなとき、今の話の流れ、今日の日程、ここ最近のニュースなど自分が持っているあらゆる情報を総合して、誰に、何を、何部持って行くべきかを、短い時間に必死に考えなくてはなりません。それはものすごく頭を使う作業であり、ものすごく重要な作業であり、決して単なる「雑用」ではありません。
そういう過程の中で、1年生の私も、微力ながらそれでも重要な財務省の一員であると日々感じています。
Q. | 仕事をしていく上で、特に心がけていることは何ですか? |
仕事をしていく上で心がけていることは、自分の頭で考えてみることと、素直であることの2つです。
1年生は局の窓口となることが多いのですが、他から来た情報を右から左へ流すのでは、何の付加価値もつけられません。情報の取捨選択をしたり、情報をつなぎ合わせて自分なりのストーリーを作って、上司にあげたり、自分の頭で考えて何らかの判断をできるように心がけています。
ですが、やはりうまくいかなくて失敗することもたくさんあります。私は、失敗しないことではなく、失敗した後に素直に反省できることが大事だと思っています。尊敬する先輩方のアドバイスは、多少きつくても素直に聞けるものですし、それを次に活かせれば、失敗は大きな飛躍へのステップになります。
1年間、たくさんの失敗をして何度も落ち込みましたが、それでも頑張っていれば誰かが見ていてくださるという暖かさがあるこの職場が、私はとても好きです。これからも、自分の理想とする先輩方に近づけるよう、日々少しずつ前進していきたいと思っています。
山田 耕太朗 大臣官房総合政策課 (平成18年入省) |
Q.なぜ財務省を選んだのですか?
人生は一度きり。その人生をどう過ごしたいのか?自分及び自分の周辺の人の幸せだけを考えて生きていくのだろうか。否、様々な境遇にある人々の「ささやかな幸せ」、これを守り育むために、人生を費やしたい。私の家族が病気になったとき、そう思ったのです。そして財務省で働くことが、ぴったりだと感じたのです。財務省は、健全で活力ある経済と安心で豊かな社会のため、あらゆる分野について提言と実現を行っている組織です(「財務省の使命」参照)。そして私が見た限り、財務省には誇りと情熱を持って日々楽しく仕事をしている職員がたくさんいました。 「ここでならきっと充実した人生が送れる」と思い、決断しました。今考えても、自分にとって一番良い選択だったと思っています。
Q.休日はどのように過ごしていますか?
休日には家族と一緒に柴犬パルゴを連れて横浜などにでかけたりしています。上野の美術館にもよく行きます。それから友達と会って飲んだり、登山をしたりなどしています。家にいるときは好きな本を読んだり、勉強をしたりしています。同期の職員には毎週スノボに行っている人もいますし、夏にスペイン旅行に行った人もいます。皆それぞれのやりかたでリフレッシュしています。基本的に趣味を奨励される組織です。
Q.就職活動をしている皆さんにアドバイスをお願いします。
頭の中で悶々と考えていても、なかなか道は開けないと思います。積極的に出かけていき、多くの社会人に出会い、どんどん質問してください。一番重要なことは、「かっこいい」、「尊敬できる」、「一緒に働いてみたい」と思える大人に出会うことだと思います。あと、公務員試験勉強が大変だという理由だけで、「行政官になる」という選択肢を諦めるのは損だと思います。ぜひ、財務省に来てみなさんの考えをぶつけてみてください。みなさんが納得のいく進路選択ができるように願っています。
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