2011年04月10日

稲恭宏博士の福島原発発言は「医学的科学的」に信用できない(2/2)


稲恭宏博士の主張を改めてビデオからまとめてみた。

・福島の原発事故の放射線は20km圏内、原発敷地内でも安全である。
・安全なのは、大人だけでなく、子供や乳児、妊婦や胎児に対しても同様である。
・稲恭宏博士の論文で、安全なことは証明されており、それを見て欲しい。
・原子力安全委員会が定める放射線基準は必要ない。
・現在、出荷制限、摂取制限されている野菜や水、魚介類は取っても問題ない。
・原発敷地内であっても、放射線防護をする必要はない。

彼の主張をまとめると以上になる。

稲恭宏博士は自分の主張の正しさについて、
「海外の有名英文雑誌で証明した」と言っているので、
これを検証してみることにした。
もし、証明されていたら、これまでの放射線の常識が覆されることになる。


彼が発表した論文を検索するため、下記のデータベースを参考にした。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/
http://yasuhiro-ina-dmsc.jp/
http://ci.nii.ac.jp/
http://pr.jst.go.jp/jdream2/



稲恭宏博士の論文を読んだ。論文を読んだ感想。

・稲恭宏博士は早稲田大時代から東大大学院時代も、公衆衛生や生物統計学の教育も受けたこともないし、ましてや生身の人間のデータの解析に携わったこともないようだ。どの論文を見ても、実験計画や統計が全然わかってない。(東大の大橋先生(統計のプロ)のコンサルを受ければよかったのに)

・稲恭宏博士は早稲田〜東大大学院に至る10年以上、「マウス」に放射線あて、何百ものマウスを殺してきた。その結果、マウスの解剖の仕方ぐらいは覚えただろうけど、人間のことは1つも分かりはしない。ビデオで言っている「外挿」という彼の大好きな言葉を使えば、マウスの結果をヒトに「外挿」できるとでも思っているのだろうか?さらに、マウスでも妊娠状態やマウスの週齢(人間で言うところの年齢:乳児や幼児に相当)に応じて調べた経験がないのに、人間の妊婦や胎児、幼児について、放射線の影響について「安全である」と断定的に言うことはできない。

・彼が発表したという、海外の有名英文雑誌を調べてみた。海外の有名英文雑誌といえば、The New England Journal of Medicine, The British Medical Journalを想像するのだが、彼が言う海外の有名英文雑誌ってどこのことだ?全部マイナー過ぎて、聞いたことない雑誌ばかり。インパクトファクターを調べても2ぐらいしかない。研究計画も含めて、統計的な処理もひどいから、有名な雑誌には通ることはない。「低放射線は安全で、むしろ健康増進にいい」という彼のアイデアは面白いが、そのアイデアを証明するための研究デザインを立てられないし、統計的な処理を行うスキルもない。

・稲恭宏博士はテレビで「低放射線は健康増進にいい」といっている。もしそうなら、それを証明する何らかの住民疫学調査(コホートスタディ)をやっていると思うが、そのような科学的な知見(エビデンス)はない。


結果的に、稲恭宏博士の論文は

「福島の放射線は原発敷地内でも安全」ということ証明していなければ
「大人だけでなく、子供や乳児、妊婦や胎児も安全だ」ということも証明してない。

(稲恭宏博士は、ヒトについて研究したことがないのだから、
当然、ヒトについて何も証明できないのは当たり前なのだが)

あのビデオで言っていた「おれの論文を見ろよ、安全を証明したんだぜ」
というのは「言いすぎ」(虚勢といってもいいかも)だったということになる。

本人が原発で放水したければ放水しに行けばいいし、
福島の野菜や果物を食べたければ食べればいい。
それは本人の自由だ。

ただし、専門的知識を持たない一般人に対し、
「医学博士」「東大」「論文雑誌」などの単語を散りばめて
事実でない発言をし、あたかも科学的な真実であるかのように語り、
判断を誤らせることはやめて欲しい。

最後に、なぜヒトのことを全く研究したことない稲恭宏博士が、
ヒトについて、あたかも何か分かっているかのようにいうのか?

それは彼が中心となり参画している会社と関係してそうだ。

有限会社 ユウプロモーション ( Yuu Promotion )
アロマリンパテラピーサロン ナチュレ サージュ ( Nature Sage )
世界健康長寿応援団

これらの会社のページを見てみると、納得。

稲恭宏博士は別に科学的真実のために発言していたわけでなく、
その会社のビジネスのために発言していたのだ。

だから、テレビや講演活動を最近よくやっているわけだ。

稲恭宏博士を今まで、科学者として、研究者として見ていたので、
まじめに論文を調べて、きつめの言葉で非難していたけれど、
これまで少し書きすぎてしまったかもしれません。

稲恭宏博士は、優秀なビジネスマンだったわけですね。
この原発危機を好機ととらえ、
どうぞビジネスチャンスをつかんでください。

あなたのような怪しい臭いのする人、私は大好きです (笑)
くれぐれも怪しい臭いを消さないようお願いします。
posted by わんこ at 22:37| Comment(34) | TrackBack(1) | 福島原発
この記事へのコメント
インパクトファクターについてですが、radiation分野で、3をこえるようなジャーナルがありますか?ないはずです。2あれば、充分でしょう。
Posted by 通りすがり at 2011年04月18日 23:45
稲恭宏博士は放射線の人体に対する影響について「現在の福島の放射線は安全である」と述べています。人体に対する放射線の影響に言及しているわけですから、臨床医学系の雑誌または公衆衛生系・疫学系の雑誌に投稿することが適当と思われます。インパクトファクター数で研究の妥当性を判断することはできませんが、稲恭宏博士が「おれの論文を見てみろ!福島の放射線は安全である」というほど、論文の投稿分野も、投稿先も研究の内容も主張と噛み合ってません。稲恭宏博士はマウス一筋で、ヒトを調べた経験がないのですから、ヒトに対する放射線の安全性について、なぜ自信を持って発言されているのか、私には理解できません。
Posted by わんこ at 2011年04月20日 07:20
今専門家や政府放射能に関して言っていることは混乱を起こさないための嘘か、それか事実なのか、本当に不安です。。。
Posted by 通りすがり2 at 2011年04月20日 18:13
 貴殿は、長期間に亘って、稲 恭宏博士に対して、事実無根の誹謗中傷、貴殿自身の実験医学的及び臨床医学的研究成果が認められた英文学術論文も存在しないまま、インターネットで入手できる限られた範囲での俗説レベルでの流布、稲博士の信用を著しく貶める行為を繰り返しており、これらは違法行為に該当し、関連諸法に著しく抵触します。

 直ちに稲博士に関するこれら当該記事を全て削除し、誠意ある謝罪文を掲載してください。

 直ちに本件に関する上記の対応が取られない場合、貴殿及び貴殿の本件については当方の顧問弁護士もすでに把握しているため、刑事事件として警察に告訴することを通達します。


平成23年4月26日

稲 恭宏博士 管理・運営委員会
http://yasuhiro-ina-dmsc.jp
Posted by 稲 恭宏博士 管理・運営委員会 at 2011年04月26日 19:45
たまたまこの記事にたどり着いたものですが、上記の「稲 恭宏博士 管理・運営委員会」なる者による書き込みは、内容の当否以前に文章が酷すぎますね。
組織の程度が知れます。

>これらは違法行為に該当し、関連諸法に著しく抵触
>告訴
”顧問弁護士”とやらに「事実の摘示」と「意見ないし論評」との相違について伺ってみることをお勧めします。
Posted by KO at 2011年04月26日 20:38

自分のその分野の英文論文がない人には、批判する資格も権利も本来ないよね。

言う方は勝手なことばかり言うけど、
言われる方は本当につらいよね。

批判ばかりしている人は、被災者の人のために、今、何をしてあげているんだろうね。

Posted by 悲しい人生だね at 2011年04月26日 22:37
ご指摘のようにマウス以外にデータを持っていないので、今度は人間のデータが欲しいのではありませんか? 賛同される方々は何処で何時間働き又は滞在し、何を食べて、どんな作業をしてと記録しておくことが必要でしょうね。
また一つ論文が書けます。
Posted by goma at 2011年04月26日 22:48
「稲 恭宏博士 管理・運営委員会」様への返信・回答については、

記事名「稲恭宏博士 管理運営委員会から謝罪要求!!」

をご覧ください!
Posted by わんこ at 2011年04月27日 01:03
通りすがりで読ませていただき同感しました。

「稲恭宏博士 管理運営委員会から謝罪要求!!」

これご本家さんからでしょうかね?
違うと思います、そんな器の狭い方ではないと思います、それに、謝罪要求など、ここのブログさんと同意見の方々は少なくはないです。
Posted by 驚き at 2011年05月01日 20:21
「稲 恭宏博士」が「委員会」に「管理・運営」されてたと知り吹いた。

彼(および推進側)の説の決定的欠陥は、内部被曝の無視。「年20mSv」などと計測推計される線量は、線量計の前面の(例えば校庭に漂う)放射性物質からのガンマ線だが、その物質を吸入しての、また当地の水、作物等を摂取しての、内部からの遥かに強力なα線、β線による被曝は無視されている。

ガンマ線は、X線により身体が透視出来るように、多くは透過してしまい、吸収され組織に影響することは意外に少ない。むしろ放射性物質が環境にそれだけ堆積し漂っているとして、内部被曝を警戒する指標とすべきである。

屋内退避の勧告当初の(当時当局は原子炉損壊、レベル7を知っていた訳だが)、マスク、帽子、上着は玄関で脱ぎ、手洗い入浴、などの指示が今は聞かれないのはなぜか。校庭で遊んだら、などと疑問を呈されないように。

稲は、出来る限り汚染された地域に一族、支持者と引越し、自給村を作り(ここ重要)、健康を享受してみせよ。そこで妊娠(させ)、子育て、孫育てしてみせよ(過失致死傷の責任は取ること)。ちなみに医師でない者が有料で健康アドバイスをするのは医師法に抵触する可能性がある。
Posted by 医学博士(甲種) at 2011年05月02日 04:03
医師のようにふるまっていますが、どこの医学部を出たのでしょう。自分のことを自慢したがる方ですが、医学博士取得以前のことはなぜ書かないのかね。英文のタイトルの書き方も知らない人のようです。同大で指導された先生や関連者はどう思っているのか?多分沈黙を守っているのでしょう。
Posted by 疑問生 at 2011年05月09日 18:13
放射線については勉強していませんので真実は判りかねますが、仮に稲博士が(故意も含めて)間違っているとしたら、社会から抹殺しないといけません。それをしない政府及びその道の専門家は何をしているのでしょうか?
またその場合稲教授は誰からいくら貰ってこんな事発言しているのでしょうか。
1億や2億貰って出来る事では無いように思いますが。
Posted by 低学歴 at 2011年05月22日 10:47
難事に遭遇すると,いつもこの手の「偽(にせ)学者」が出てくるよね。早く退場することが,社会のためなんだけど。本人はカネもうけの好機到来とでも思ってるのかしら。迷惑だよね。
Posted by にせ学者 at 2011年08月15日 11:23
素人が稲博士のことをけなすのは簡単だけど、
不勉強な医者、医者の政治家は別として、
稲博士の理論と講演、テレビ番組に対する、
放射線医学者からの反論は皆無で、
医学的にきちんと反対論文を書けた人は誰もいない。
これがすべてです。

稲博士が、これだけ誹謗中傷されながらも、福島原発事故直後からテレビや講演、YouTubeなどで頑張ってくれたから、今の日本は、これくらいで済んでいると思います。

私は、稲博士に心から感謝しています。
私の周りの人間たちもみんなそうです。

これから、日本が復興できますように!

そして、政府に強制避難させられている福島の人たちが、一日も早く自宅に帰れますように!

Posted by 桃子 at 2011年11月08日 13:44
「放射能ワクチン」という素晴らしい言葉を書いてらっしゃる方がいらっしゃいましたが、稲博士は、自然放射線・放射能の数倍から数十倍くらいの福島や世界の健康長寿な高自然放射線地域などの低線量率の放射線・低レベルの放射能のことを 『 Nature Vaccine (自然ワクチン) 』 と呼んでらっしゃいます。変異型や強毒性などの細菌やウイルス、がん、自己免疫病などに対抗する人体の免疫系や生理系、代謝系などの諸機能を活性化したり調整したりして、脳・中枢神経系や筋・骨格系なども機能が上がって、健康寿命が著しく延長されるとおっしゃっています。まさにコペルニクス的な逆転の医学だと思います。

稲博士は、最近、東京MXテレビの「西部 邁ゼミナール 低放射線をめぐる嘘の数々」にも講師役として出演されています。

この映像と稲博士のプロフィールは、

http://www.mxtv.co.jp/nishibe/archive.php?show_date=20111015

で見ることができます。

また、私は、研究業績さえ素晴らしければ特に気になりませんが、稲恭宏博士の学歴、経歴のことにも触れられていた方がいらっしゃいましたので、私も少し書かせていただきます。稲博士が早稲田大学と関わられたのは、東京大学医学部の大学院の時と文部教官として出向されていた時です。そもそも、早稲田大学には、人文学部という学部自体が存在しません。

それと、稲恭宏博士が東京大学医科学研究所の客員研究員の身分になられていたのは、稲博士が早稲田大学などへ文部教官として出向されていた頃です。その前後は、東京大学医学部、東京大学医科学研究所で研究を続けられていますが、東京大学の場合、他の大学や研究所などへ研究指導などに行かれることも多いようです。

東大医学部からは、他の医学部とはだいぶ様子が違うようで、約一割の方(東大理系全体の平均では約半数の方が大学院へ進学)が、稲博士のように東大医学部を卒業された後に医学研究をするための大学院のコースへ進学されて、医学研究一筋の道へ進まれているようです。東大医学部の場合、厚生労働省や環境省、法務省、文部科学省などにも少数ですが進まれる方がいらっしゃるようです。

それにしても、ICRP(国際放射線防護委員会)の前近代的な基準値は、早く改正していただきたいものです。

原発事故で政府に強制的に避難させられている福島の人たちが、早く故郷に帰ることができて、元気に健康で暮らして行けるといいですね。
Posted by OBASNE at 2011年11月13日 20:09
稲恭宏博士がTOKYO MXの西部邁ゼミナールに、2011年10月15日に出演されたんですね。

「稲恭宏」をキーワードとするアクセス数が急に多くなったので、何かあったのか?と思っていたところでした。

さて、11月8日と12日の書き込みに対してコメントしたいと思います。

>稲博士の理論と講演、テレビ番組に対する、放射線医学者からの反論は皆無
3月〜11月まで、稲博士の活動を見てきましたが、残念ながら、誰も彼を相手にしてないというのが適切かと思います。

>健康寿命が著しく延長される
稲博士がそう主張しているだけで、彼の論文をみても、他の研究をみても、臨床的な裏付けは何一つありません。何度も触れてますが、彼の論文は「マウスだけ」を対象にしていますので、彼が我々ヒトのことをいうのは「言いすぎ」だと思います。

>稲恭宏博士の学歴
ご自身で大学に問い合わせれば分かると思いますが、稲博士の出身学部は、東京大学医学部ではありません。「東京大学」をありがたがる方がおられるようなので、指摘したいと思います。

>東京MXテレビ
内容を確認しました。稲博士は、3月の頃に比べ、かなりトーンダウンしてますね。3月は「放射線は健康にいい!」といっていましたが、10月のテレビでは「放射線に起因する各種疾患は起こらないと思います」という表現に変わりました。細かいところを指摘すると、稲博士のおかしな主張・事実誤認など多々ありますが、影響が少なそうなので、ここでは触れないでおきたいと思います。
Posted by わんこ at 2011年11月14日 03:00
疾病が起こらないわけないのにね。まったくチェルノブイリで
何が起こったのかの論文読んでこい。って話だよね。
Posted by あき at 2011年12月09日 10:36
あきさんへ

チェルノブイリとフクシマは全く放射線医学的状況が違います。

勉強してから書き込みをしないと恥をかきますよ。

それと、今回の事故後の福島の状況で、放射線障害による疾患が発症する可能性は全くありません。あなたが疾患が出ると言っているのは、完全に間違えた知識による間違えた発言以外の何物でもないのです。

あなたこそ、稲恭宏博士の講演も番組も何も見ても聞いてもいないで、子供じみた感情の悪口だけを言っていますが、フクシマのまともな報告書や放射線医学の論文をきちんと読んで来いって話ですよ。
Posted by あきさんへ at 2011年12月09日 21:43
http://kokuzou.blog135.fc2.com/blog-entry-748.html
擁護してるやつは被曝被害者が今回の事故と関係ない事を証明して欲しいσ(^_^;)
Posted by at 2012年02月08日 14:00

「あきさんへ」さんへ

「チェルノブイリとフクシマは全く放射線医学的状況が違います。」とおっしゃっていますが、何がどう違うのでしょう?私も一応勉強しておりますが、あなたのおっしゃる意味がわかりません。私の知識の限りでは、むしろあきさんの方が正しいことを言っていると思いますよ。他人に「勉強してから…」とおっしゃるなら、今福島で何が起きているか、ご自分の目で確かめてください。机上の学説より、まず事実を確認しましょう。医療相談の場にあなたも同行されたらよろしい。そこで突発的な鼻血を出したり、目の下にくまのできた体調不良の子どもたちに「気のせいですよ。放射線は体にいいんです。」って言ってあげてください。きっと母親たちにぶっ飛ばされることでしょう。
あと、参考までに、あなたのいう「チェルノブイリとは違う医学的状況」をお聞かせください。私も「机上の空論」を学ばせていただきたいと思います。





Posted by kazumi at 2012年02月13日 23:06
「あきさんへ」さんへ

「チェルノブイリとフクシマは全く放射線医学的状況が違います。」っていう意味が分かりません。私の知識では、あきさんのおっしゃっていることの方が正しいと思われます。人に「勉強してから…」とおっしゃるのなら、机上の学説より、まず現実をその目でご覧になった方が良いと思いますよ。、実際に福島の医療相談の場に同行されるのがよいでしょう。そこで、突発的な鼻血を出したり、目の下にくまができた体調不良の子どもたちに「全部、気のせいですよ。放射線は体にいいんです。」って言ってあげてください。きっと母親たちにぶっ飛ばされると思います。

あと、参考までに「チェルノブイリとは違う医学的状況」を教えてください。私も「机上の空論」を学ばせていただきたいと思います。
Posted by kazumi at 2012年02月13日 23:55
稲博士殿へ

地球上の生物は宇宙からの放射線や地球に存在する自然放射線にさらされ、適応し何億年も進化して命を繋いできたと言う事は多分、事実であろう。同時に日本人もこの日本の環境における自然放射線の中で何億年も世代交代を繰り返し、適応してきたに違いない。
私は地球創世紀初期における強烈な放射線は生命誕生を阻害する主因の一つではなかったかと思っている。
貴殿は自然放射線のレベルが世界の地域によっては何千倍もの差がある、福島はその自然放射線レベルの範囲内であって全く心配する事はないと発言されている。
この是非は生命に関る由々しき発言である。
放射線の人体への影響は何千、何万人と言う被爆者を何世代にも亘ってあらゆる方面からの組織の中で客観的に検証、評価するものでそれでも一致した見解、結論を見出せていない。
貴殿一個人における局部的な研究(ラットの研究?)の範囲をはるかに超えるものである。もし、貴殿が福島は安全で問題ないと言われるのであれば20km圏内の人々に帰還を呼びかける前に少なくとも貴殿とその家族は福島第一原子力発電所の敷地内に住み続け、近海の魚介類や農作物を食す実績を示すべきであろう。
もちろん、原発敷地内に住むのが無理であれば50mSv/Yの地域に貴殿の信奉者3000人ぐらいを集めて一緒に住み、貴殿の学説の正しい事を実験によって証明すべきである。
私はバカだから全身全霊、身をもって証明する科学者以外は信用しない。




Posted by samhga1000 at 2012年02月15日 15:00
kazumiさんとやらへ

「放射線は体にいいんです。」なんて、
稲博士も誰も言ってませんよ。

放射線の生体影響は『線量率(放射線の照射時の強さ)』で決まる、
ということです。
内部被曝も外部被曝もそうです。

福島の被災者にぶっ飛ばされるのは、貴方の方です。

もう少し、きちんと放射線の勉強をした方がいいですよ。

Posted by 福島県人 at 2012年03月02日 02:58
1.NPO法人ICRPのLNT仮説の依拠するものは、DNA修復能力のないショウジョウバエ実験結果だという。マウス(哺乳類)どころのレベルではない。
1.2001年フランスアカデミーによる、毎時10ミリシーベルト以下では癌の発生は起こらない。キューリー夫人のお墨付き。
1.米国アカデミー2006年論文では、自然放射線の300万倍までDNA修復は可能。300mSv/h、2,600Sv/yという信じられないような世界が展開しています。
1.日々修復を繰り返す、DNAの驚異的な修復能力のもとでは、年間積算線量は無意味のようです。
Posted by まあくん at 2012年03月27日 23:37

1.フランス医科学アカデミーでは、EUの細胞学者総出で人体細胞のDNA修復限界を追求。放射線核医学界のノーベル賞・マリー・キューリー賞を2007年に受賞。
1.米国科学アカデミー、フィラデルフィア・ガン・センター報告の、60mSv/hから600mSv/hの線量率範囲が遺伝子異常発生最低の領域だという。その示唆する所を想像できるだろうか。
1.数百万倍も低い暫定基準値(1mSv/y)では、意図するところとは逆に、癌発生が増加する事を意味しないだろうか。
1.以下のURLで、事実関係の確認をスタート台にして、お互い絆を深めようではありませんか。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=vspfmJo85cY
Posted by まあくん at 2012年03月30日 00:00
2012年3月から、国連科学委員会(UNSCEAR)が稲恭宏博士の論文と講演を完全に支持する内容の公式調査結果を一般公開しています。
次の映像を一度見てみてください。
わんこさんたちがフィクションと称してまで卑怯な手段で誹謗中傷を続けてきた稲博士が完全に科学的に勝利していたことが改めて分かります。

http://www.youtube.com/watch?v=HczJtRkfX1I
Posted by UKUSFR at 2012年04月25日 07:56
上の映像のオリジナル英語版です。

http://www.youtube.com/watch?v=emeWOGLCi9w&list=FL_XeR0wT-f8lng4e7CRqb1w&feature=plcp

Fukushima and Chernobyl: Myth versus Reality

Leading experts from the UN Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation (UNSCEAR), the International Commission on Radiological Protection (ICRP) and the Chernobyl Tissue Bank discuss the effects of radiation from a nuclear accident.
Posted by 通りすがり at 2012年04月25日 22:53
>UKUSFR氏へ

提示されたビデオ、国連科学委員会(UNSCEAR)の資料を見ましたが、稲恭宏博士のいかなる研究を支持していませんし、そもそも稲恭宏博士自体の名前もでてきません。

興味深いことに、あなたのいう「稲恭宏博士を完全に支持している」国連科学委員会(UNSCEAR)が作成した資料(http://www.unscear.org/docs/reports/2008/11-80076_Report_2008_Annex_D.pdf)を見ると、チェルノブイリの事故があった1986年以降、2006年まで、小児の甲状腺がんの罹患者・死亡者が増加しているだけでなく、大人の全がんの罹患者が増加していることが示されています。

チェルノブイリの事故から26年目になりますが、放射線による長期的な影響のデータがでてくるのは、これからになると思われます。
Posted by わんこ at 2012年04月26日 08:26
UNSCEARも、どちらかというと安全よりなんで、個人的には嫌いなんですけどね。放射線あびて細胞壊して起こってくる現象ってほとんど老化現象と同じなんで、一般の医者には見分けなんて付かないし、対処法なんて抗酸化物質を沢山とるとかビタミンCをとるくらいしかできないでしょ。

 癌や白血病なら統計データに乗りやすいから、わかるだけで紅班、鼻血、関節痛、気管支炎その他もろもろの症状がでてもただの老化や怠け病として処理されるだけでしょう。
ぜひ、なにも起こらないと言ってる人は福島の川の水と土でラットを飼って実験してみてほしいですね。
Posted by あき at 2012年05月10日 17:09
MITが稲恭宏氏の論文を参照した論文を発表し、natureに取り上げられた様です。
低線量長時間被曝は高線量短時間被曝に較べて生体(マウス)への影響が少ないという論文です。
natureの査読がMITの研究スポンサー米国エネルギー省に歪められたのでしょうか。MITの論文には山下俊一氏の共同研究者らの論文も引用されています。
Posted by 市民 at 2012年05月26日 14:53
自分は専門家ではないので、稲博士の説が正しいのかそうでないのかはわからない。しかし、稲博士のマウス研究を人間に適用するのがおかしいというのであれば、DNA修復機能のないショウジョウバエの実験結果から求められた国際放射線防護委員会(ICRP)の基準のほうがよほどあてにならないと思う。まずそちらの基準値を見直してほしいものだ。
それから自分は1960年生まれだけど、あの頃は各国の核実験(2000回以上。中国は46回)によって放射能が毎日雨のようにばらばら降ってきていた。量的には今回より少なかったようだけど、それでも低線量の放射線を20年以上ずっと浴びていたことになる。当然食物にも含まれていただろう。なお、黄砂には今だにその頃の放射線が含まれているらしい。でもそれによって甲状腺がんや白血病とか増えたということもないし、日本人の平均寿命は伸びる一方。因みに、核実験時代に生まれた自分も友人も皆元気にしている。
Posted by ちょっと立ち寄り at 2012年06月26日 15:33
あき さんのいう
>紅班、鼻血、関節痛、気管支炎その他もろもろの症状がでてもただの老化や怠け病として処理されるだけでしょう。

老化とは結局そういうものではないのかな。人間というものは、歳をとって抵抗力や免疫力が弱まれば、放射線に限らずどんなものにもでも身体にダメージを受けやすくなる。そうなると、放射線より前に、インフルエンザで死ぬかもしれない。強毒性のインフルエンザなら感染後1日で死ぬこともあるからね。
Posted by ちょっと再立ち寄り at 2012年06月27日 13:49
ところで、被曝しますとまず第1段階として髪の毛抜けますよね。福島そんなに危ないんだったら、禿げだらけの筈ですが?
証明証明言ってますが、全癌発生率低放射線1.02、タバコや粉塵による発生率1.06となっていて、これだと低放射線隠れてしまって証明など出来ないというのが現代の医学でしょう?

閾値はあるでしょう。アメリカのアカデミー発表とは裏腹になぜビルゲイツ先導で、原発増やしていくのでしょう?
中国も200基、イラン・トルコも作りますね。怖いですね。
なぜでしょう?日本人の人達をだまくらかして、エネルギーを外から買わせるというインテリジェンスの領域です。
昔大東亜戦争は石油備蓄六ヶ月というエネルギー危機から開戦となりました。似てきてますね今。

領域と言えば安全な「閾値」はあるのです。
ファイネンデーゲン・チュビアーナ論文、マイロンポリコープ論文読んでみてね。この人達の中にはマリーキュリー賞をもらっている人がいます。自然放射能の百万倍DNAにあてても細胞は死なず、自己治癒するという論文。
自分で調べてね。 
日本で知りたかったら長崎大学が出している「リスク認知とリスクコミュニケーション」出てますから、今放射線医学がどんなことを問題にしているか分かると思います。

どちらにしても二人に一人癌にかかっている日本です。
六千oシーベルトの高放射線治療にしますか?治療最前線のホルミシスによる低放射線治療にしますか。
療法とも怖い? じゃやめて早く死んで下さい。って冗談ですよ。


Posted by よってたかって at 2012年10月29日 05:54
稲氏の博士論文を見ています。統計学的な処理の手法を知らない事がはっきりわかります。高校3年生の数学が理解できていない、と思います。
なお博士論文は国会図書館関西館に保管されています。まず博士論文を一覧される事をおすすめします。(誰でも閲覧できます。)猶稲氏は博士を得るまでに六年を要しています。(医学研究科は4年が普通です。)医師資格のある方も無批判でこの論を推奨する方がいるのは困った事です。
自然科学の結果はイデオロギーを抜きにして考えてほしいものです。
Posted by 通りすがり at 2012年12月29日 19:03
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