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安全運転ほっとNEWS

2011年4月号

駐車場での安全走行 〜危険が潜んでいる駐車場での運転〜

今月のクイズ

エンジンがアイドリングしている状態で、アクセルペダルを踏んでいないのに車が動き出すことを何というでしょうか?

(答えはこちら)

(1)半クラッチ現象 (2)クリープ現象

車道から駐車場に入ると緊張が緩んだり、早く駐車しようと急ぐあまり周囲の状況に注意が及ばず、事故を起こす場合があります。
今月は、駐車場内での事故の危険性と、事故を防止するために注意すべきポイントを「駐車場の出入口」、「駐車場内の走行中」、「駐車と発進」の場面ごとに確認しましょう。

東京都内の、あるレンタカー会社で2009年〜2010年の2年間に発生したレンタカー利用中の事故件数は12,088件あり、発生場所別では駐車場での事故が4,179件と最も多く、全体の34.6%を占めています。(右図)
駐車場内では車の速度が遅いため、車体をこするなど比較的軽い事故が多く発生しています。しかし、車道と歩道の区別が無い駐車場も多く、車と歩行者が混在するため予想外の重大事故を起こす危険性があります。

グラフ:レンタカー利用中の発生場所別事故件数

ポイント1  出入口では一時停止を行い安全を確認しましょう

車道から駐車場に入るときは、二輪車の巻き込みや歩行者との接触にも注意する必要があるため、一時停止を必ず行い、ゆっくりと駐車場に入りましょう。また、駐車場から車道に出るときは、歩道と車道に、歩行者や自転車などがいないか安全確認を行い、出会い頭の事故に気をつけましょう。

駐車場に入るときの手順

  • 後方や周囲を確認しましょう
    左折して駐車場に入るときは、後続車や自車を左側から追い抜こうとしている二輪車、自転車などが接近していないか確認しましょう。
    右折して入るときは、後続車に注意しながら一時停止し、対向車がいないかを確認しましょう。
  • 入口前で一時停止しましょう
    歩道にいる人の動きを確認しましょう。
  • 速度を落としましょう

駐車場を出るときの手順

2段階の一時停止を行いましょう

  • 出口前で一時停止し、歩道にいる人の動きを確認しましょう
  • 歩道に進み出て車道前で一時停止し、車道の状況を確認しましょう

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ポイント2  駐車場内での走行は人の歩く速度にしましょう

駐車場内では歩行者の動きが予測しづらく、大きな柱や駐停車している車が死角となり、思わぬところから歩行者が出てくる可能性があります。十分注意して走行しましょう。

駐車場内の注意ポイント

  • 人の歩く速度(時速3〜4km)にしましょう
  • 走行順路を守りましょう
  • 屋内駐車場ではヘッドライトを点灯しましょう
  • 前方はもちろんのこと、後方や左右も注意しましょう
  • 周囲に人や車がいないか、目だけではなく耳でも確認しましょう

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ポイント3  落ち着いて一つ一つ確認しながら駐車スペースに入れましょう

車体をこするなどの物損事故は、おもに駐車スペースに入れるときに起きています。また、アクセルとブレーキの踏み間違いによる重大事故もこのときに多く発生しています。
駐車するときは、複雑な操作が多くあります。あせらず落ち着いて、一つ一つ注意すべきポイントを確認しながら駐車しましょう。

バックで駐車するときの手順

  • 窓を開け、シートベルトを外しましょう
    上体を自由に動かせるようにしましょう。ただし、ドアを開けての後方確認は、障害物に接触したり、運転席から転落する可能性があり危険なのでやめましょう。
  • 車両間隔(感覚)をつかみましょう
    停車位置や他の車、障害物との距離を予測しましょう。また、車の後方などに生じる死角に十分注意しましょう。
  • リバース警告音が鳴っているか確認しましょう
  • ペダルを踏み間違えないように注意しましょう
    上体を後方に向けると、ペダルを乗せている足の位置がずれることがあります。

発進するときの手順

  • シートベルトを締めてから、エンジンをかけましょう
  • ギアを正しく入れましょう
  • 周囲の安全を確認し、左右の車との間隔に注意しましょう

あせらず一つ一つの操作を確認しながら駐車場での事故防止に努めましょう

今月のクイズの答え

(2) クリープ現象
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