第20話 庭 |
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「それじゃあ、雅隆のオチンチンを口でくわえて、満足させてあげてくれる? 出来たらその格好で出かけるのは止めてあげる。両手の縄も解いてあげる」 「ま、雅隆の…そ、そんなこと無理です。私たち地獄に堕ちてしまいます」 「やるの、やらないの?」 (こんな恥ずかしい格好を近所の人に見られたら…でも雅隆の…そんなこと絶対無理よ…) 「家の中だったら何をされてもいいって言ったじゃない。あれは嘘なの? 私はどっちでもいいけどね」 「僕はお姉ちゃんにフェラチオしてもらう方がいいな」 「こ、この格好で外に行きます…姉弟でそんなことできません…」 「それでいいの? そんなこと言っててもお姉ちゃんさっき雅隆にオ○ンコ舐められてイッちゃってるのよ」 雅の頭の中に雅隆の舌使いが蘇ってくる。 (そ、そういえば…もう取り返しのつかないところまで来てしまっているんだわ…) 「気持ちよかったでしょ? 雅隆にお返ししてあげたいと思わない?」 「そ…それは…」 「ギブ・アンド・テイクでしょ? 雅隆だってお姉ちゃんに口でしてもらえれば、縛られたお姉ちゃんのバージンを無理矢理奪ったりしないだろうし」 「お姉ちゃん、僕のクンニよかった? 気持ちよかったでしょ?」 「そりゃそうよ。 だってあんまり気持ちよくてイッちゃったんだから、ね? お姉ちゃん!」 「………」 身体中にロープをまかれ脚を閉じることすらできない状態で恥ずかしい場所を弟に舐められた時のことを思い出し、雅は恥ずかしそうに頬を染めた。 「お姉ちゃんだって気持ちよかったんだから、雅隆だって気持ちいいと思うんだけど…どう? 雅隆に口でしてあげる?」 「僕、想像したらこんなになっちゃったよ」 そう言ってジャージのズボンをずり下げると、天を向いて反り返っている肉竿を雅に見せびらかした。さすがに高校生だけあり、深雪に抜いてもらった直後でもすっかり元気になっている。 「イ、イヤァッ!」 雅は顔を背けて弟の男の凶器から目をそらした。子供の頃に父親の性器は見たことがあった雅だったが、記憶にある父親のものと雅隆のものはまるで違っていた。父親のは色が黒く、ダランとぶら下がっているだけといった感じであったが、雅隆のは血管を浮き上がらせ、お腹にくっつくほど立ち上がって反り返っている。 (大きい…あんなのが…信じられない…) 実際には雅隆の肉竿は一般男性の標準的な大きさであったのだが、間近で見る弟の性器はかなり大きく見えていた。 「どうするの? 雅隆のオチ○チンをくわえるの? それともその格好で表に買い物にいく?」 「イヤッ! どっちもイヤよ!」 「どっちもイヤですでしょ! 今度言葉をちゃんと言わなかったら本当に、裸で外に出しちゃうからね」 「そ、そんなこと…やめて…ください…」 「とにかく一回、目の前で雅隆のオチン○ンを見てみなよ」 雅の着ているコートのベルトをつかむと、雅を雅隆の目の前に引きずっていった。 「座って!」 「あっ!」 少し力を入れて雅の背中を前の方に押すと、雅はヘナヘナと床に横座りするように倒れてしまった。雅隆が雅の肩をつかんで床に座らせたときに、雅隆の反り返った男の凶器が雅の顔のちょうど目の前に位置していた。顔に付きそうなほどの距離で弟の肉竿を見た雅は、あまりの禍々しさに呆然としてしまった。 (あんなに小さくてかわいかった雅隆のオチン○ンがあんなに…信じられない…) 「目の前にある雅隆のオ○ンチンをくわえれば、恥ずかしい格好で外に行かなくて済むのよ。どうする?」 「ダ、ダメ! やっぱり出来ない!」 「それじゃあしょうがないから外に行きましょうか。雅隆、お姉ちゃんを立たせて!」 雅隆は深雪の言うとおりに、嫌がる雅を立たせるとドアの方に追い立てた。 「雅隆! いつまでオチ○チン出してるのよ。早くしまいなさい!」 「う、うん…やっぱりお姉ちゃんしてくれないの?」 「イヤだって言ってるんだからしょうがないでしょ! そのうち気が変わるかもしれないから、気長に待ってなさい!」 深雪と雅隆に玄関まで連れてこられた雅は、その場でオシッコをするような格好をしてしゃがみ込んでしまった。 「お願い! 外は…みんなに見られたら…私、生きていけない!」 「だってお姉ちゃんが選んだんだよ。雅隆のオ○ンチンをくわえないんだったら、外に行くしかないんだから」 「でも…!」 見ていてさすがに可哀想になったのか、雅隆が深雪に提案をした。 「こんなに嫌がってるんだから今日は止めようよ」 「ダメよ、奴隷に情けは禁物なんだから」 「まだお姉ちゃんには無理だよ。だからしばらくは庭で練習すればいいじゃない」 「庭で練習?」 「うん、この格好で庭を散歩するんだよ。他の人に見られることはないけど、一応外だし」 「庭ねえ…雅隆がそう言うならちょっと庭に行ってみようか」 「うん! それじゃあお姉ちゃん、庭に行くよ」 3人は雅隆の部屋に入ると、さっき雅隆が部屋に入ってきた大きな窓の前に立った。4月に入ってだいぶ暖かくなってきてはいるが、昼は暖かくても朝や夜の6時ぐらいになるとまだ肌寒く感じる。 「徐々に日が長くなってきてるから、外はまだ明るいね」 「夕方の5時ぐらいだとまだ明るいからね。それじゃあ庭に出てみましょうよ」 掃き出しの窓を開けると、雅隆は自分がさっき脱いだ靴を、深雪は庭用のサンダルを履いて庭に出ていった。雅も雅隆も気づかなかったが、深雪の手にはさっき解いたロープの残りがしっかりと握られている。 「お姉ちゃん、何してるの? 一緒に庭に出るのよ!」 「こんなに…こんなに明るかったら外から見えちゃうわ…」 「何言ってるのよ。家は南西東の3方向が道路なんだし、こんな高い塀があるんだから見えるわけないじゃない。お隣の井山さんだって、家が目隠しになるから見えっこないわよ」 「そ…そうかもしれないけど…」 深雪の言うとおり、和泉家は南側に10m公道があり、東は4m公道、西は4mの私道に接している。玄関は西の私道にあり、駐車場は東の公道に沿うようにして設置してある。父親が亡くなった時点で車は処分したので、今は車はない。 雅達の父親は細かいことを気にする性格だったので、大事な車がイタズラされないようにと、車庫の出入り口に内部が見えないシャッターをつけていた。シャッターは塀の一部になっていたので閉めてしまえば庭は全く見えなくなってしまうのである。 「駐車場のシャッターも閉まってるし、全然大丈夫だよ」 「でも道路の向こうの家から見えちゃうわ」 「東の家は平屋だし、西の家は外から見えないように自分たちで窓に目隠ししてるんだから見えっこないわよ。目の前の大きい道路だって向こうは普通の2階建てなんだから見えないわよ。雅隆の部屋から向こうの家の窓は見えないでしょ?」 確かに深雪の言うとおりだった。 雅は庭用のサンダルを履くと、恐る恐る庭に足を踏み出した。普通、壁には防犯上の小さな穴が所々開いているのだが、父親がこれをふさぐように板を立てかけて外から見えないようにしてあった。娘達が怪しい男達の目に触れないようにと思ったのだろうか、目に入れても痛くないぐらい可愛い娘を守ろうとした、過剰なほどの父親の愛情であった。 「ほら、真ん中まで来るのよ」 おずおずと庭の真ん中まで来ると塀の向こうを見回した。やはり気になるのは西側の2階建ての家だけであった。しかし窓につけた防犯用の柵に乳白色のプラスチックの波板を取り付けてあるので深雪の言うとおり見られる心配はないようだった。 「どう、こんな格好で外にでた気分は?」 「は、恥ずかしい…も、もう家に入りましょう…」 「何言ってるのよ。これからじゃないの」 そう言うと深雪は雅のコートのベルトを外し、ボタンも外してしまった。 「イヤッ! 脱がさないで!」 「脱がさないで下さいでしょ!」 「イヤァッ!」 羽織っていたコートを引き剥がすように身体から奪い取られた雅はしゃがみ込み、縛られた裸の身体を縮こまらせた。 「はぐうぅっ!」 急激な動きと座ることにより股縄が引っ張られ、股間の結び目が淫核と膣孔を激しく刺激する。 「お姉ちゃん、見えないから大丈夫だよ。庭だったら素っ裸で脚を開いても誰にも見られないよ」 「雅隆、お姉ちゃんを立たせてくれる?」 雅隆は雅の脇の下に手を差し入れると上に持ち上げるようにして雅を立たせた。 「雅隆くん、やめて!」 「雅隆様って言わなきゃだめじゃない! もうお仕置きだからね!」 深雪は塀の方に歩いていくと塀に立てかけてある板を外し始めた。板が外された塀には大人の鳩尾の辺りの高さに横長の菱形の穴があいていた。もし雅達の大きな家に興味を持って庭を覗いてみようとしたら、そこには全裸をロープで拘束された美女の惨めな姿が見られるはずだった。 「や、やめて! やめてください! お願いです!」 一枚の板を外したところで深雪が振り返って微笑んだ。 「本当にやめて欲しいの?」 「はい、お願いです。やめてください!」 「深雪様は?」 「…深雪様、やめてください!」 「それじゃあ1枚で終わりにしてあげる」 「あ…ありがとう…ございます…」 「雅隆! 明日から毎日お姉ちゃんに庭で日光浴をさせるのよ。塀の板は毎日一枚ずつ外してお姉ちゃんに露出することを慣らさせてあげるの。もちろん素っ裸でよ、いい?」 その言葉に雅の全身から血の気が引いていった。 |
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