2012年12月16日日曜日

チェルノブイリの事故との部分的な比較をしてみます。








チェルノブイリ4号機 と 福島第一1~3号機におけるセシウム137で比較してみます。

                    チェルノブイリ     福島第一
 

  炉心内部    280PBq         710PBq
  放出量    85                         15                 PBqは1京Bq



 これで見ると、

福島の放出量はチェルノブイリの 5分の1以下 のように見えますが、

炉心内部には大量のセシウムが存在しています。



もし、再臨界などの深刻な事態に陥れば、

炉心内部の放射性物質が放出されることは否定できません。



 一方、

キセノン133の大気中への放出量は、

チェルノブイリが6500PBq、

福島第一原発で11000PBqと推定され、

チェルノブイリ原発事故では、

半減期が短いの放射性ヨウ素による甲状腺癌の関連が指摘されていますが、

キセノン133の半減期も 5.25日と短いので同様に心配です。

 なぜならば、

半減期が短いと、放射性物質の崩壊がそれだけ早く進み、

短時間で大量の放射線を受けることになるからです。