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東京都が電力削減の給水方式支援1月2日 13時30分
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東京都は、マンションなどで電気料金の削減につながる水道水の新たな給水方式を導入する場合、導入に必要な配管の切り替え工事などの一部を肩代わりすることになりました。
多くのマンションやオフィスビルなどでは、建物の各階に水を供給する際、ポンプで水を一度屋上までくみ上げるため、大量の電気を使う仕組みになっています。
これに対して、東京都はポンプを使わずに配水管を流れる水の圧力を利用して水を送る「直結給水方式」という新たな方式を普及させようとしていて、先月から導入に必要な配管の切り替え工事などの一部を肩代わりすることになりました。
一般的なマンションなどで新しい給水方式への工事をする場合、100万円から250万円程度かかりますが、東京都がこのうちの道路の下にある配水管から水道メーターまでの工事を肩代わりすることによって、工事費用を50万円から150万円程度減らせるということです。
都水道局によりますと、ポンプを使わない「直結給水方式」に切り替えれば、4人家族が30世帯住むマンション全体で電気料金を年間およそ13万円削減できると試算しています。
東京都内には、旧来の給水方式のビルがおよそ16万戸あるということで、都水道局は「年間800件を目標に切り替えを進めたい」と話しています。
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