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新型ロケットイプシロン 夏に打ち上げへ
1月2日 4時51分

新型ロケットイプシロン 夏に打ち上げへ
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日本の宇宙開発は、ことし、新型ロケットの「イプシロン」が初の打ち上げを迎えるほか、日本人として初めて国際宇宙ステーションの船長を務める若田光一さんが宇宙に旅立つなど、新たな計画がスタートします。

日本国内では、ことしから来年3月にかけて、衛星を載せたロケットが5回打ち上げられる予定です。主力ロケットのH2Aは、今月下旬に情報収集衛星を載せて打ち上げられるなど合わせて3回の、H2Bロケットも1回の打ち上げが計画されています。
そして、JAXA=宇宙航空研究開発機構がことし夏ごろの打ち上げを目指して開発しているのが、固体燃料を使った新型ロケット「イプシロン」です。打ち上げ費用は、H2Aのおよそ3分の1の38億円程度と安く抑えるのが特徴で、海外の衛星の打ち上げ受注につながることが期待されています。
一方、日本人宇宙飛行士の若田光一さんは、ことしの末ごろ、ロシアの宇宙船ソユーズに乗って、4度目の宇宙飛行に挑みます。宇宙ステーションに半年間滞在する予定で、最後の2か月ほどは、日本人初となる宇宙ステーションの船長を務めることが決まっています。
これについて、若田さんは「船長になれたのは、日本人飛行士が積み上げた信頼があったからで、私も確実にミッションを成功させたい」と抱負を述べています。

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