ギリシャ首都で大気汚染が深刻化、経済危機でまきの利用増える
AFP=時事 1月1日(火)17時31分配信
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スモッグに覆われたギリシャの首都アテネ近郊の夜景(2012年12月28日撮影)。 |
【AFP=時事】ギリシャ環境省は12月28日、経済危機で他の燃料より安価な木のまきを暖房に使う人が増えたため、首都アテネ(Athens)の大気汚染が急速に進んでいると発表した。特にアテネの北郊と西郊では空気中の粒子状物質濃度が1立方メートル当たり150ミリグラムと、危険とされる水準の3倍に達しているという。
木を切り分ける作業員
国立アテネ天文台(National Observatory of Athens)環境・持続可能開発研究所(Institute of Environmental Research and Sustainable Development)のエバンゲロス・ゲラソプロス(Evangelos Gerasopoulos)氏は「スモッグは夜間に多く発生し、呼吸器系の疾患を引き起こす恐れがある危険な汚染粒子を含んでいる」と話している。【翻訳編集】 AFPBB News
最終更新:1月1日(火)17時31分