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事件
【なりすましウイルス】真犯人からの新年メール 山中捜索も…USBメモリー発見できず
2013.1.1 21:27
[ネット犯罪]
遠隔操作ウイルス事件で、「真犯人」とみられる人物から1日未明に産経新聞記者らに届いたメールに、ウイルスのデータなどが入った記憶媒体のUSBメモリーを東京都内の山中に埋めたことを示唆する写真が仕組まれていたことが同日、分かった。
これまでの犯行予告や犯行声明と同じメールアドレスで、匿名化ソフト「Tor(トーア)」が使われていたことなどから、警視庁など4都府県警の合同捜査本部は真犯人から送られたメールと断定、山中を捜索したが、USBなどを発見できなかった。
メールに添付されたアドレスのファイルを調べたところ、パズルが順番に出題され、最後の5問目に、ポリ袋に入ったUSBや石柱などの写真2枚と「ファイルを格納した記憶媒体を埋めた。今回は位置情報に細工は一切ない」などとする文書が出てきた。
写真の位置情報は東京都奥多摩町日原地区で、東京、埼玉、山梨の3都県境にある雲取山の山頂近くを示しており、合同捜査本部は付近で写真に写っていたものと似た石柱を見つけて周辺を掘り返すなどしたが、何も出てこなかった。
昨年11月には真犯人から自殺を示唆するメールが送られたが、添付された写真の位置情報が書き換えられいたとみられ、真犯人につながるものは見つからなかった。捜査関係者は「今回も報道機関を利用し、捜査の攪乱を狙った可能性がある」としている。
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