丸くなった38歳・イチローに注目
マリナーズとアスレチックスが対戦する「2012 MLB開幕戦」の第1戦が28日、東京ドームで行われる。マイナー契約で参加していたマ軍の川崎宗則内野手(30)が27日、開幕メジャーを勝ち取った。イチロー外野手(38)も「他人のことで誇らしく思うことがたまにある。その一番上にくる出来事かもしれません」と感動し、開幕戦へ意欲を燃やした。
38歳。イチローは昔のややとがった印象から丸くなったのか。
262安打の大リーグ新記録をマークした翌年、2005年元日付のスポーツ報知インタビューで「チームが負けたって自分が4の4を打てば僕はハッピーだし、チームが勝ったってさ、5打数0安打なら全然うれしくないもんね」とあっさり言い切った。
今でも後者の答えかもしれないが、少し考えてから答えるのではないか。今オフのあるインタビューでのこと。1977年9月3日、巨人の王貞治がメジャー記録を抜く通算756号を打った時、次打者の張本勲が大きくジャンプした。その写真を前にイチローが「張本さんのすごいジャンプ。37歳ですよ。人の記録なのにあれだけ喜べること。ああいう感じで(私も)いきたい」と語っている。この日の川崎礼賛は、あのインタビューを思えば、当然のことのように思える。
今季は渡米後初めて3番打者として開幕を迎える。勝負強さに加え、昨季渡米後最少の5本塁打に終わった長打力も求められることが分かっているようだ。今年は、小さなステップで体重移動を少なくしながら、力強い打球が目立っている。周りを見渡せる年齢になってきた背番号51に注目だ。
打撃練習の後、ボールを籠に戻してましたし、若い選手とコミュニケーションをとる様子も見受けられました。
アクリーと話しているのを何度か見かけました。
彼は彼なりにリーダーの仕事をしているのでは?
投稿: 広尾 晃 | 2012年3月29日 (木) 13:36
さすがは広尾さん、いいところを見てますね。私も24日の阪神戦は10時の開門に行って打撃練習を見ていましたがイチローがボールを籠に戻している姿に感心しました。
28日はエリア51で見ていましたがイニング間のキャッチボールを終える時は必ずセンターにグラブで「サンキュー」と伝えています。ピッチャーの牽制球にまでバックアップに走っています。こういう一つ一つの積み重ねがあの守備につながっていることを再認識させられました。
投稿: shokuyakyu | 2012年3月30日 (金) 01:16