ソクラテス、レオナルド・ダ・ヴィンチ、トルーマン・カポーティ、アンディ・ウォーホル、エルトン・ジョン---これら歴史に名を残している天才たちは、ゲイだと言われています。日本にもミュージシャンや作家や画家などの中に多数いるといわれている天才的才能を持ったゲイの方たち。
ソース:新研究 あの著名なミュージシャン、作家、画家・・・ なぜ天才にゲイが多いのか | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]
詳しい内容に関しては上記リンク先をご覧いただくことにしてザクっと掻い摘んでみるます。
ゲイを含む同性愛者の割合については、人口の1~2%、あるいは4%ともされています。数%程度の少数派であるにもかかわらず、傑出した才能を持った人があまりに多く、それはある分野に偏在しているようです。音楽家 作曲家、指揮者、歌手、演奏者すべてにおいてゲイは常に中心的存在、文学の世界でもしかり。画家、俳優、ファッションデザイナーなども顕著です。
ゲイに天才が多い理由としては脳の認知機能の独自性、社会的マイノリティとしての精神的な孤立、そして自己愛ゆえの芸術への情熱のなどが挙げられるそうです。

近年、同性愛者と異性愛者の、身体や脳の構造の違いに関する研究が進められているそうで、カナダのブロック大学の研究者たちが、同性愛者813人と、異性愛者3417人、合わせて4230人を対象に測定を行った結果、
同性愛者の方が異性愛者より身長が低く、体重が軽い、ということがわかりました。
またウエスタンオンタリオ大学の神経学者J・A・Y・ホールらの研究では、男性同性愛者は男性異性愛者に比べダーツ投げなどの運動が全般的に苦手だという結果が出ました」つまり
ゲイには小柄な人が多く、スポーツは得意でない傾向にあるそうです。
睾丸についての調査も興味深いものがあります。通常の男性は右の睾丸が大きいそうです。「カナダの生物学者ドリーン・キムラの研究によれば、右の睾丸が大きい男性は、計算や空間認識といった本来男性が得意とされる分野に秀でているそうです。
ところが逆に左の睾丸が大きい男性は、言語能力や色分けといった女性が得意とするものに秀でていて、それも並の女性よりもずっと得意なことが判明したのです。これにより同性愛者で天才といわれる人の
睾丸は左側の方が大きいのでは?といわれています。

脳に関してはどうなのか?山元大輔・東北大学大学院生命科学研究科教授は、男性の同性愛者の脳は、女性に近い部分があると言います。
「人間の脳には、通常女性に比べ男性のほうが明らかに大きい、性行動に関係があるとされる性的二型核という部位があります。アメリカの同性愛教育研究所のサイモン・ルベイという脳解剖学者が脳の組織標本を調べた結果、この二型核が同性愛者の男性の場合、女性のそれとほぼ同じ大きさだったことがわかりました。男性の同性愛者は女性に近い脳をしていると言えます」
脳の性差を調べる過程で、同性愛者と異性愛者の間においても、脳の構造に差があることがわかりました。大きく違うのは前交連という、右脳と左脳をつなぐ脳梁という部位の一部分です。その断面積は、一般に女性が男性よりも13%大きいのですが、男性同性愛者のそれを測ってみると、女性より18%、男性異性愛者より34%も大きかったのです」
男性同性愛者の脳は、少なくとも前交連の部分においては、�超�女性的ということになります。「天才的な男性にゲイが多いとすれば、それは脳が多数派とは違う構成をしているからでしょう。 独特な認知機能を持つわけですから、その創作物もユニークになりやすいはず。芸術性や独創性を問うような世界では、それだけ他から抜け出しやすいことになる」と山元氏。

また、社会構造にも起因すると、。自身が女装家であり、性社会・文化史研究者で都留文科大学非常勤講師の三橋順子氏は語ります。
三橋氏は、ゲイが少数派であることが、特異なセンスを発揮するベースになっていると言います。「ゲイは社会的抑圧が厳しいだけでなく、自己嫌悪にとても苦しむんです。なかなか自己肯定ができない。どうして自分は人とは違うのだろうかと悩み、極端な場合、自殺を考えることもあります。でも、そんなところから、もし開き直ることができたら、常識にとらわれない発想や視点をもてるようになるんだと思います。」
ゲイの精神的な孤立が独自性を生み、自己を受け入れた時、クリエイティブな能力となると分析。
「ゲイの作曲家ジョン・コリリアーノは、芸術の世界で成功するには、性的嗜好について正直であることがもっとも重要である、と言っています。天才は自分の性的嗜好を隠そうとすればするほど、才能が抑えられる傾向にあるのです」
「ゲイはマイノリティとしてかつてひどい扱いを受けてきたため、礼儀正しく、かつフレンドリーな傾向があります。また、自分たちゲイの世界だけでなく、異性愛者の世界も理解しようと努めます。そういう意味でゲイは並行して2つの世界に住みながら物事を考えている。この環境が特殊な発想につながる可能性はあります」
脳の認知機能の独自性、社会的マイノリティとしての精神的な孤立、そして自己愛ゆえの芸術への情熱。これらが複雑にハイブリッドした結果、ゲイに芸術的才能を持った天才が多いのでは?とまとめられていました。