泣き寝入りしないプライズ講座
プライズの取り方・応用編
プライズの取り方、ちょっと難しい・ちょっと変わった取り方のご紹介。
1,紐がけ
よく景品についてる輪っか状の紐。これに通して釣り上げて運びます。
注意点は紐を通すのは、景品の払い出し口とは反対側のアームで挟むこと!!
払い出し口側では戻ってくるときに抜けやすいので。ま、基本的な技です。
2,引きずり
1の結果なることが多いのですが、景品の一部に引っかけて地面に着いててもずりずりと引きずってしまうものです。紐以外にも、足や頭が異様にでかい場合などわざとでかい方のぎりぎりを狙えばできます。この取り方の利点は、なんとこれで取った景品の他に引きずって周りの景品も落としてしまえることがあります!!ただし、シューターのガードよりも景品が高い位置に積み重なっている場合ですが。逆にアームの力が弱い場合引きずった方が払い出し口の前で落ちることも。
3,転がし・動かし作戦
景品が大型景品だったりアームの力が弱くてまともに掴んでも持ち上がらない場合で、シューターよりも景品が高い位置にあるかガードがない場合はこれ。少しでも景品が動くならお金かければ取れる確実な取り方。下手に何回もきちんと取ろうと頑張るよりは、地味に体の一部を掴んで少しずつ動かすほうが早いことが多いです。注意するのは、動かす位置が同じだとバランスが悪く、逆に動かしにくくなったり、回ってるだけだったりするので、状況をよく確認して取りましょう。
狙う部分は通常はシューターと反対側の部分(穴の奥に景品があるなら景品の奥側、穴の右にあるなら景品の右側)を狙います。反対側をあげることでシューター方向に傾くから。
ただし、箱ものなど滑りやすいもので重いものや特大景品などは逆に穴の方の部分を掴んで落とすと落ちた衝撃と勢いで穴の方向に進み、結構意外な動きします。景品の性質を観察してどちらを狙うか決めてください。
※追記:基礎部分のみ、リニュアールを機に初級編にもちょっとだけ紹介。
4,ひっかき
シューターの真横の景品を取りたい!でもガードがある…そんなとき、ガードの上に本体を乗せるようにして持って行く。そこでアームが届く位置にあるなら取れます。その位置に紐や箱ものの取っ手があっても取れます。きちんと挟んでないけど、アームがガードに押し付けられて、景品ごとずりずりと持ち上げていきます。小さい景品の場合などが山積みのときにはウハウハの根こそぎゲットもできます。(300円で11個のキーホルダーゲットしたことも♪)
さて、リクエストにより図を付けてみました。上は基本形。真ん中は箱物やヒモ釣りの状況。下は追加で解説。景品が山積みのときに穴のそばにあるやつを狙うとき、そこを中心に持ってくると、アームはそれよりも外側にくることになり他の景品が邪魔してしまうことがあります。ここは、ふちにある景品のギリギリにツメを滑り込ませます。
5,穴落し
シューターに景品の一部が出てるんだけど、まだまだ一部だから店員さん呼ぶほどではないな〜ってときはこれ。クレーンの外側のアーム(筐体の左の台なら右アーム、右の台なら左アーム)だけが景品に当たるくらいで、ほとんど穴にクレーンを落とすような感じで持っていきます。状況によってはホールにクレーン全体が沈んでいくこともあります(笑)そうするとアームが景品を押し込めて景品が落ちていきます。落ちなくてもかなり傾くのでお得です。ただし、箱ものや大型景品・関節の少ないぬいぐるみなどの芯のしっかりした景品、もしくは逆に少しの力でも大きく動く小さいストラップやキーホルダーなどの小物に限られます。中途半端なサイズですと、アームがすり抜けたり、関節が可動だと曲がるだけで終わってしまうことがあります。が、その状況なら一度は狙う価値はある取り方です。
5.5,穴落しとアームの左右
上の記述をしてから何年も経ってるので訂正というか更新を忘れていたのですが、上の穴に落とすという方法は外側のアームと書いていますが実はアームの右でも左でも狙えます。ただ、その左右によってそれぞれの利点・欠点がありますのでそれを考えながらどちらにするか決める、あるいはダメなら逆をやってみるのがポイント。
まずは図A・Bは上の5と同じ外側のアームで狙う場合についてです。欠点はAのようにすると、囲いと景品を上から押さえつけるだけにしかならず挟んだだけで下に押し込まない場合があります。
利点は下に下がる量が大きいということです。例えば景品の腕に引っ掛けるなど、何か引っかかる場所があれば引き込みつつ、景品が置かれたフィールドよりもむしろ低い位置まで(ボタンを押す位置が高さゼロ?なので、設定変えてなければそこまで)引き込もうとします。
図C・Dは内側のアームで押す場合です。欠点はCのようにフィールドの景品が高く積まれていると外側のアームが引っかかって全然押し込めないことです。
利点は、図Dのようにアームは外側方向には開きやすいという特性を使ったものです。取り方5のときの図のようにまだそれほど穴のに落ちていない場合、アームが外に開く特性で若干内側から落とし込めばズルっと外側に広がることで余計落ちていったりします。
また、落ちかけに引っ掛けてあるぬいぐるみなどは頭など高く出っ張ってる位置から押し込みを開始して落とします。特に景品がぬいぐるみならやや立ち気味で頭が立ってると脳天を突くように押し込めます。頭押しは外側アームだと外に開く特性からうまく押せない場合が多いです。
6,ぶっさし
基本的には蓋の隙間などにツメを差し込んでしまうという技です。箱物に説明から。
@上に覗き窓がある場合。
穴にアームを入れてしまうとそこにひっかかって持ち上がります。たまに内側から透明シートでふさがれた箱もありますが、その段差にかかって穴の横にあるものは引っ掛けて落とすことも可能。
また、この場合と図Bの横倒しになる前に横穴に挿す場合には取り方の目的によってクレーンを持ってくる位置が変わります。
a,持ち上げ目的
@では、できるだけ「アームが閉じたとき」、ツメの曲がってる部分が穴との接点(矢印部分)にフィットするようにします。後述の上級者編「垂直ロック」との関係でこうなります。垂直ロックは難しいとありますが、箱で上部に大きな穴がある場合は穴に入れさえすれば箱の中までアームが入り、箱の中でアームが閉じようとするので位置合わせが合えば自然とバランスが取れます。Bでは普通に真ん中もしくは重心を挟みます。
b,移動目的
aで持ち上がらないほど重い、もしくは穴が十分大きくなくてaの位置にあわせるとアームが入らない場合です。持ち上がらない場合は引き寄せて持っていくしかないので、@もBも動かしたい方向とは逆のアームで「アームが開いたときに」ギリギリ合う(@なら矢印、Bなら景品のふちにアームがくる)ようにします。極力偏らせて、そのアームが閉まる力で引き寄せます。
A箱の蓋が小さかったり横にズレて上から見て隙間ができてる場合
もツメを入れ込むことができます。刺さるだけで抜けちゃうんじゃ?と思いますが、閉まるときにツメの曲がった部分の角度が変わってツメは内側に入り込もうとするのでよっぽど重い景品でもない限りは入れば取れます。でもしっかりハマってしまって取り出し口に戻ってきても外れなくなっちゃったりします。その場合は店員さんを呼ぶしかないです。(ちゃんともらえるので大丈夫ですよ。)
B持ち上がったがバランス崩して落ちた場合、横倒しになり側面の穴明きの部分が上向いてしまった場合
は諦める人が多いですが、実はむしろチャンス。側面が上になってることで、側面の穴・蓋の隙間・店のサービスで付けられたリングなどに通して持ち上げられることが多いです。むしろ、それを狙うためにわざと重心をずらして横倒しにして狙うこともあるくらいですから。
また、側面のミシン目のある穴がまだ開いていなくても、穴明きのミシン目目掛けてアームを上から押しつけましょう。硬い箱だと無理ですが、ペラいブリスターケースとかだとなんとミシン目を突き破ってアームがぶっささってしまうのです!!こうなると無理矢理穴開けてるから穴の部分のケースの抗力でアームが落ちにくくなっているのでそのまま持っていけます。が、そうなるとシューターまで持っていっても落ちないので店員さんを呼びましょう。
といっても最近は箱がしっかりしてるのでミシン目が穴開くことも少なくなりましたが、ふたのスキマは現在も有効ですのでそちら優先ですね。あとは一度横倒しにして隙間に挿すのが常套手段。
ぬいぐるみも似たようなことができる場合があります。
腕や小物などで出来た隙間に挿したり、帽子の隙間に挿したり出来ます。帽子は図のように縫い付けてある点を観察して、その間の隙間に挿します。
6.5,半円状に開いた箱の横穴に対する考察
上の図Bを見てください。横倒しにした箱物の穴に入れるときのちょっとした考察です。
まず、図には箱の横に半円状に開いた穴がありますよね。箱物の横穴は景品によってマチマチです。まず形から言うと円形、長方形、半円があります。
このとき、円形・長方形は左右のどちらから挿しても形は均等なので左右の違いはあまりありません。このときは特に考えずに、やりやすい方から挿せばよいです。やや、穴と反対側のアームの方がもし持ち上がらなくても手繰り寄せるかもしれないのでそちらがよいでしょう。
ところが半円の場合、形が均一ではないので"もしそれでダメなら"左右を変えて狙うと行ける場合があります。
まず考えられるのは、図aで左に挿している(図の青いのがアームの"ツメ"として)のは円なので力で"点"でかかってしまいやすく右方向に挿しているのは直線に対して挿してるので安定しやすいです。
もう一つ考慮できるのは紙質というか接触面の摩擦。ダンボール紙など厚いものは円形部分の切抜きがささくれて摩擦が大きい場合があったり、直線方向はその部分で折り曲げていることが多く滑りやすくなってることがあります。そのため逆に直線方向に入れてもダメな場合もあり、さっきとは逆になります。
他にも景品の重心の偏りなども考慮しなければならなくて、結局のところどちらにするかは経験とカンなのですが、「もしかしたら逆なら可能かも?」とトライするところに価値が大いにあるという意味です。
最後にもう一つ考慮できるのは、「紙の折り返し」。長方形の場合にも言えますが、横穴は一部を残してキリトリ、直線部分で箱の内側に折り返して穴を開けるものが多いです。
図b,cは箱の横からの断面と思ってください。薄ピンクが外箱、灰色部分は中身を守るクッション剤などのプラケースとします。
bの折り返しが甘い場合、あるいは中の緩衝材が大きくて逆方向に折り返せない場合、直線部分には挿しても紙がきちっと折り返されていなければツメが入り込めません。キリトリの方向で入れば可能ですが。
cのようにきちんと折り返されていればどちらの方向でも可能で、最初の説明で書いたように決めてください。
7,2個取り
箱ものがびっしり並んでて取れないよ〜ってときは取っ手付きの場合二個取りがおすすめ。二つの取っ手を挟んで取りましょう。あまり重いと取れないけど、景品がお互い圧迫しあってずり落ちない(一個だとよくアームの隙間に落ちやすいので、それに比べればむしろ安定してる)んです。昔は箱物で割りと狙えたのですが最近はアームが弱いので厳しいので、軽い分余計厄介な景品(お菓子とか小物)なんかに使います。また、ぬいぐるみの紐釣りですっぽ抜けてしまうものも二体だと安定します。
8,縦置きを横に…→またがけ(場を直す手順)
またがけしたい足や耳がある景品が縦に置かれててまたがけできない、そんなときにこれ。わざと中心をずらして奥側を狙って、左右も外側(穴と反対側)のアームががギリギリ入るくらいのところを狙います。そうするともちろん取れませんが、アームが閉まるときに景品が回って横にずれます。これを繰り返すと真横になってまたがけができるようになります。ただし、景品が山に乗ってる場合は下のに邪魔されるのであまり使えません。また、股掛けに限らず自分が使いたい手法で取りやすいように場を直すという意味ではいろんなものに応用できる手法です。
9,丸いもの・四角いものを回転させる
景品のふちにギリギリ引っかかるようにツメを下ろすと、引っかかって押さえつけるので箱物や丸物は倒れることがあります。垂直反応がシビアな台では難しいですが、横穴が開いてる箱物を倒して挿すための準備などに使います。
10,外すべり(逆すべり)
中が見える窓付きの箱物が横倒しにしてあるときなど、出っ張りがあるときに使う技です。そしてアームが接地後、垂直方向のセンサーが厳しくなく少し押し込んで「アームが開いてから閉じる」台(古いカプリチオなど)限定です。
出っ張りのギリギリにツメを下ろします。アームが開くときに外側に景品を押し込みます。そうすると外側に移動。例えば右のアームが狙ってるの右に行ってしまう手法です。この場合握力はいりません、押し込み力・すべり力の問題で機種の依存も大きいところです。古めのカプリチオに有効。また、穴に半分出てるときなんかにも使われます。それと、反対側の出っ張りがそばにあると掴む動作のときに掴んでしまうので注意。
店の選び方・上級
初心者講座では可もなく不可もない店の選び方でしたが、今回はこちらから選んでやりましょう!!
まず立地ですが、東京の話としますと無難なのは
渋谷(タイトーは除く)や池袋
、ベッドタウンなどの若年層が集まるところがいいです。新宿は少し金にものいわせて取る人が多いので店によって設定がマチマチで、特に足元見てる方は超極悪設定だったりするので台見極めができないうちはおすすめできません。秋葉原も同様にマニア向けな珍しいプライズも見かけますが、そのファンの方が大枚はたいても必死な人が多いので人気新商品はどこも極悪設定です。ただ、開放台は本当に開放してるのでよく行く人で台の見極めがつく人にはおいしいです。
そして
基本的に厳しいのが行楽地・遊園地
。なぜなら、行楽地のゲームセンターは客が常に一回限りのお客様…。リピーターを必要とないので極悪設定にしてるところが多いのです。更に言えば景品も行楽地のテーマにあったものを入れておけばいいので滅多に景品も変わりません。もしろ限定品を入れることで注目を集め、熱中させてしまうので注意を持っていきましょう。と、いうこれを書いてる本人が限定品目当てでやってしまいますが(笑)ただ逆に宣伝・お土産として限定品は取らせて、一般のプライズで元を取ってる感のある場所があったりと場所により設定のバランスを取っているところもあるようです。どっちにしろ利益回収する台が用意されているのは確実っぽい。基本的に注意しながら様子見にやってみて、ダメそうなら引くのが吉。
そしてよい店選びのポイントはというと、まず景品の回りが速いこと。
新しい景品が入っていればそれだけ取られてるってことだから。
※追加:最近この図式がよくUFOキャッチャーの攻略サイトに載っているため、
景品がはけてないにもかかわらず頻繁に景品を変える
店舗が増えています。
一日のうちに何度も変えるところも少なくありません。最近は、よりよいという判断基準ではなく、「ずーっと古い景品だったらヤバイ」くらいに思っててください。
それと、景品のハケ具合は別のポイントでも推し量れます。人が少ないゲーセンでは一概には言えませんが、大型店などでは「他のお客さんが取れているか見る」というのがポイントです。実際どれくらいの割合で取れているのかがわかると思います。※ただしサントロペとPIAが近所にある場合は注意☆あそこはリュック型の景品袋を用意していて便利なのですが、反面「便利ですよ〜」と他店で取った景品もそこの景品袋に入れさせようとしますwそして実際は取れていないのに取れているように見せかけてるので要注意です。
あともう一つ、何時間か空けたときに何個減ってるかってのもこっそりチェックするのも良いかも。もしくは地元なら、一つの景品がハケるまでに何日かかけるかってのも一つのバロメーターになります。
また、景品の入れ替えのときの店員の行動で店の方針がかなり表れます。ちょうど入れ替えに立ち会えたら店を判断するよいチャンス。景品を入れた後、店員さんが細かくアームを微調整してる店舗は採算を考えてるのであまり深追いしない方がいいでしょう。景品の大きさやタイプの違いで調節は必要なものですが、開店中のメンテナンスに実際の景品を乗せながら何十分も微調整するほどの店は要注意です。普通のお店はだいたい調節して、そのあと数回景品を実際乗せて何回かテスト・調整する程度です。景品の入れ替えが済んでから
アーム調節の時間だけで10分以上かかる場所はちょっと危険
。つかめそうでつかめないギリギリのピンポイント調節をしています。優良店ならメンテは見苦しさや客を待たせるという観点から調節に長時間かけません。逆に、入れ替えで次入るのが欲しい景品だった場合
即座に
迷惑にならない範囲で
隣に並んでしまいましょう!!
優良店ならば大抵は待たせられないので調節があまくなったり、よいお店では「よっぽど好きになんだろうなぁ」と思ってかケースを閉めるときに一匹くらいシューターのそばに取りやすく置いてくれることもあります♪
さて次に台の設定を見ましょう。設定の見方ですが一回動かして見ればわかります。まず動かしている時点でアームが揺れていたら駄目な店と思っていいでしょう。それと、アームを止めた時滑らないか見てみましょう。一度やって修正できるレベルなら別にいいのですが自分の技術がそれほどでなければ避けましょう。※コンビニキャッチャーDXについてはどうも何度もやってて思うのですが、機械制御でランダムにすべるっぽいので注意。それも店舗側の設定によりますが。
上の景品の回転率とは相反するものですが、実は地方で古い機種を使っている寂れた場所の方が取れやすいということもよくあります。運次第ですが。なぜなら都心部ではゲームセンターはある程度回収しないといけないのでそれなりの設定になっています。しかし、地方であまり流行に敏感ではなく子供向けにのほほんとやっているところや、他に競合店の少ない郊外型やバイパス沿いなんかが設定がびっくりするくらい甘かったりします。しか〜し、逆に中途半端に地方だったり経営考えている店舗はかなり極悪の設定になっている場合があります。お気を付けあれ…。ま、穴場だからこそできる設定なのでそういうお店にめぐり合えかは運ですね。私も旅行や大会の遠征で一度キリのゲーセンでしか見たことないですから。
最後に台の選び方。できればシューターよりも景品が高い位置にあるのを狙いましょう。あと、コンビニキャッチャーは下にベルトコンベアもしくはサービスの皿(皿に入れば落ちてももらえる)があるものを選びましょう。次に、ちょっとしたことですが、ツメを見てみよう。ツメには丸ツメ・角ツメ・スコップ(シャベル)型・フォーク型などがあります。
丸い景品が取りたければ丸ツメは避けましょう。逆に通常の景品は爪が入り込みやすいので通常はこれで大丈夫。むしろ角爪だと入りにくいことが多い。また箱ものや紐釣りなどは角爪あったらそっちがおすすめ、丸爪も可。シャベルやフォークなどはキーホルダーに向いてます。
台の選び方・上級
さて、お店選びの後は台選びです。実は同じお店でも取りやすくても上級者でも取れない台もあれば厳しいお店でも取れる台があったりします。プライズゲームが得意だからといってどれでも取れるというわけではありませんし、逆に苦手な人でも取りやすい台があります。これは普通の設定の台の他に、特に回収台・開放台と呼ばれます。
回収台というのは、インカム(収入)を回収する台という意味で呼ばれています。回収台は人気なキャラクターや高額商品(ゲーム機など本来は違法なものも含む)などで人を寄せるが、設定が厳しくほとんど不可能であったり獲得するまでに何度も手数がかかり金額がかかるもしくはそういう状態にさせて店員さんのヘルプがないと取れないようにされている台です。基本的にプライズに慣れている人でも回収台はスルーするか、一度試してみて厳しそうなら手を引くという感じです。
開放台は景品が取れるように設定を開放している台です。放出台とも言われます。これは一月以上経った景品・キャラ間の偏りがあって全種類揃わなくなった半端物・人気がなくて隅に追いやられたもの…などワケありや景品としての価値が下がったものをいつまでも置いておいても不良在庫になってしまうので取らせるという台です。こちらは初心者の方でも簡単に取れるようになっています。景品が目的ではなくゲームとしてプライズが好きな人や、取り逃した景品がある人、かわいければキャラクターにこだわらない人にはおいしい台です。
まだそれほど得意でなければ開放台で練習するとやりやすいですし、回収台はハマらないようにしたいところですのでどちらも見極めがつくと何かとお得です。
まず、回収台ですが基本的に入り口入ってすぐの台が回収台であること多いです。特に外に出ている台(※後述の開放台である場合もあり)なども率高いです。何気なく通りかかった人が足を止める為に人気キャラクターは正面まわりが多く、そうなると人気キャラ=回収台という図式があるため回収台であることが多いです。また、人気キャラってだけで正面まわりだけでなく店内であっても渋いことも。また、基本的に新作は厳しいことが多いです。人気キャラクターの新作は最初の一週〜二週が回収台にして稼ぎ、そのあと残りの二週くらいで普通に捌けさせていくって感じが多いです。だいたいひと月過ぎてしまったものや半端になってしまうと開放台へ…という流れです。
また人気キャラクターというのも、実は同じキャラクターでも地域差があったりします。繁華街ではリラックマなどのファンシーキャラクターが人気ですが、ガンダムや女の子メインのアニメなどの男性向けは普通ですよね。ところが秋葉原では設定が逆だったりw
で、回収台っぽいけど欲しい景品があるなぁ…というときは、一度様子見にやってみてそれで何回かやれば取れるのか無理なのか判断するといいでしょう。また、地味に移動させる場合どれくらいかかるか目測してあとはお財布との相談です。人気商品の場合は回収台設定であっても一週間程度でなくなってしまう物や入荷してる店舗が少ないマニアックなものなどもあるので、そこは自分と相談しましょう。
さて一方、開放台です。半端物であることが多いのでまず特徴の一つはいろんなシリーズの景品がごちゃ混ぜに入ってるのが特徴です。たまに、シリーズがそっくりそのまま売れ残ってて普通のディスプレイのまま開放してる場合もありますが。その場合はリリースから一ヶ月経ってるかというのがポイント。また、その店としては新入荷であっても系列店がある場合は他店舗から流れてきたものがあったりで、リリースから時間が経っていれば即開放にまわされる(繁華街などで売れ残ったものを郊外の系列店で在庫処分する)ことも。
開放台は店内の位置的には奥(もしくは壁際)か真ん中のパターンが多いです。中に取った人がいると取れるのかな?と思われるからと、奥においてる場合は景品としての賞味期限が切れているので人目を集める必要がないからです。また、開放台の場所がわかってる人にも奥に行かせることでその途中で他の台も遊んでくれるかもしれないのでとにかく「人を奥まで移動させる手段」としても使われてるみたいです。
また、回収台の逆で開放台を店頭にして取れるところを見せて呼び込む店舗もありました。総合して、店頭や正面周りは回収か開放の天国か地獄、開放台狙いの初心者でしたら奥など目立たない台を要チェックです。
泣き寝入りしてないか?
実はシューターに景品の半分が出ていれば大半のゲームセンターでその景品を取ってもらえるって知っていましたか?
元々は一部が挟まって落ちない場合の救済なのですが、大半の優良店なら半分落ちてれば権利獲得って感じです。知らなくて何回も頑張っている人も結構いるみたいなので…。店によっては明記されていますが、大半の店で大丈夫です。気軽に店員さんに声をかけてみましょう。
細かいこと言うと重心と見るか体積のの半分とみるか、あるいはタグが引っかかってるなど特別な場合だけなのかなど基準は店によるので、聞いてみるとO.Kかもう少しか言ってくれるので確認してみてください。
また、何回も失敗して場を荒らしてしまった場合(箱ものを全部倒した場合など)も店員を呼ぶと並べ直してもらえます。大型のゲーセンでは何もなくても頼めば配置を変えてくれる(一番上に取りたい種類がない場合など上にする)ところもあります。また、景品がシューターやアームに引っかかったりするので2人以上で取りに行った方が安心です。(一人は見張りで一人が呼びに行く)
ところで最近これに逆行する店舗設定もあります。「完全落下でゲット」というものです。落ちないとゲットと見なされない代わりに景品が最初から半分前後穴にかかっているというもの。見た目で「あと少しじゃんっ!!」と飛びついてしまいたくなりますが、…はっきり言ってほとんどの場合が"ワナ"です。景品の一部が引っかかっていたり、アームが弱すぎで落ちないようになっています。一応取れるときもありますが、見極めが必要ですのでこの中級講座の最後「極悪設定に騙されるな」に詳しく解説していますので、そちらも参考にどうぞ。
店員さんとの付き合い方
最近は店員さんを使わないとゲットできないお店もあるので店員さんのとお付き合いの仕方を…。
☆まず、コイン投入前に店員にお願いできること。
1.初期位置リセット
直前に他人がやったあとなどで箱が倒れていたり斜めになってたり、取れない範囲に景品がある場合きちんと場を整理してもらえます。
2.絡まりの解消
たまに見えない位置でタグが絡まってることがあります。むしろ店員がわざと絡ませてる場合もありますが、こちらが気付いていれば指摘して絡まりを解いてもらうことはできるはずです。ここで拒否されたら絡まりで取れないようにさせている"設定"ですのでその後はあまり手を出さない方が無難です。
3.欲しい景品がディスプレイにしかない・埋まってる場合、出してもらう
奥のディスプレイにしかない場合や景品の山の下のほうにしかなくて取れる位置にない場合は出してもらえます。ただし、その場にすでにある場合は不可な場合も…。
4.(優良店限定)位置交換
場所同士の交換で、このお願いは店員が優しいお店でないときいてもらえないことが多いですが、意外と引き受けてもらえることも…。場所同士の交換というのは、シューターに近づけてもらうのではなく、例えば穴奥にAの景品が穴横にBの景品があったとして穴奥にBを穴横にAを置きなおしてもらうというものです。特に寄せて取る場合などは方向性が関係するので位置を交換してもらえることがあります。
☆プレイしてくうちにお願いした方が良いもの
1.初期位置リセット
特に箱物に多いですが、動かしていくうちに斜めになったりなどやりにくい向きになってしまうことがあります。このとき、結構そのまま自分で修正して位置を直して続行することも可能ですが、ハマり状態(動かない状況)に入ってるのに「位置が近いから」とムキになってつぎ込んでしまうことがありますが、位置を戻してもらった方がいい場合があります。この判断が難しいところですが…。で、このときその位置できちんと正面に向かせるだけなのか最初の位置に戻されてしまうかは店によってまちまちですが比較的イイお店でも初期位置に戻されたりしますので経験からここはあまりお店の判断材料にはならないです。
2.稼動範囲外への転がり・タグの絡まり
プレイ前にも書きましたが、これはいつでも可能なことですので。特に自分で稼動範囲外に転がしてしまって他に狙う景品がない場合なんですが、何度も転がしてしまう場合何度も店員を呼ぶことになります。そうすると店員さんが転がらないようにクッション剤のように景品を配置しなおしてくれたり、簡単にしてくれたりなどのサービスを受けられることもありますのでどうしても欲しいものでしたら店員がうんざりするほど呼んでしまうのも手の一つかも?
3.泣き付き(あまりオススメしない…というか店員さんの方から声かけられることが多いと思いますが…)
さすがに数千円かけても取れない…ってときは店員さんに泣きつくとどうにかなることが…というか最初からそれが"設定のうち"というゲーセンもあります。ただし、泣きつくには「ゲーセン側」のことも考えてあげてください。ゲーセン側は景品の仕入れ値の他に、人件費や光熱費やその他諸経費がかかっています。よく数百円で泣きつく人がいますがゲーセン的には原価の二倍程度のインカムが必要だそうです。泣きつくには、最低限度の投資(原価+α)をしてからにしてあげてください。投資した挙句、泣き付きがきかない場合もありますが…。
また、泣きついた際、もしくは店員さんにサービスしましょうか?と持ちかけられて「こうするといいですよ〜」ってアドバイスをもらえる場合があります。それでもその手がきかない場合もあって、もしくはすでにその手法を確認済みの場合「その方法でとれないんですが…」と言ってみるのがいいです。信じてもらえない場合は店員さんをその場にいてもらうようにしてからもうワンプレイしてその手が通じないことを証明してみせるともっと簡単にしてもらえる場合があります。
それと、「○○○○円使ったんですけど取れないんです〜」と自分から持ちかける場合、そのつぎ込んだ額をごまかすバカがいるせいで逆にその手が通用しない場合があるらしいです。一応、筐体の下のボックスでインカムチェックできるので確認されますが(金額言わずに「取れないんですけど〜」っていうとココをチェックして額に応じてサービスの度合いが変わりますw)、古い筐体ではその機能がありませんので。それよりも店員さんが巡回してるゲーセンではいかにプレイしてるかを見せつけたほうが、むしろ店員さんの方が心配してくれます。
☆景品ゲット後のお願い
1.景品の交換(同じ製品)
出てきた景品が汚れている・破損してる場合、在庫があれば同じシリーズの中でも同じタイプ同士でならば交換してもらえます。これは不良品ですからどこでも正当に交換してもらえるはずです。箱物で穴アリ←→穴なしの交換はお店によると思いますが。ゲット後、時間が空いてから開封して破損や不備があった場合はメーカーに問い合わせてください。
逆に同一シリーズであっても、違うキャラやポーズ違いなど違う商品ならば「景品の二次交換」となって本来違法です。だから、欲しいものがディスプレイにしかなくて場のあるものを取って交換してもらおうとしても違法ですので、欲しいものは最初から店員呼んで出してもらいましょう。
2.景品の補充
場に取るものがない場合は景品を補充してもらえます。シリーズをどうしてもコンプしたい派は、ある程度の投資で出してくれるお店を知ってて一個目がある程度で取れたなら、一箇所で最初から最後までプレイした方が割と確実です。金額的にはいろんなゲーセン回ったり時期を見たほうが安く済みますが、人気にバラつきがあるとコンプできないことも多いですしね。それに店側としてもある程度まとまったインカムが見込まれるのでちゃんと調整されますがある程度でコンプさせてくれるところが多いです。店としてもコンプ目的なら簡単に取れたら次はきびしめ、苦戦したら次は簡単にしてあげるなどの調整がしやすいですからコンプするころにはいい塩梅なことが多いかと。ただし、人気商品や悪徳店ですとげっそり搾り取られるのでなじみの割のいいお店であるのが吉。
☆店員さん選び…
実は呼ぶ店員さんを選ぶのもまた一つの作戦ですw
若い女性でしたら男性店員に甘えるだけ…って人がいるのは察しがつくことですが、他にも店員を見るポイントがあります。大型店舗などでは何人も店員が巡回してて選べることも多々ありますから…。
まず、基本的に女性店員は当たりハズレが大きいです。マジメな子や若いバイトの「女の子」ってタイプは、接客マニュアルから背けないのかサービス精神が低いです。逆に主婦や接客好きの人や趣味でゲーセン自体が好きな「気さくなタイプ」の人はサービス精神旺盛な人が多いです。
男性は基本的にやる気なし店員でない限りは結構サービスいいです。逆にやる気なし君はトコトンひどい場合もありますがwそれと店長や社員のようなきちんとした役職の人は、一応サービスはしてくれるけど経営的にも考えてるのか甘甘にはしてくれないので微妙。
それとカップルでプレイする人なんですが、女性が欲しがって男性はムキになってしまうのでどこでも絞られがちなんですが特に女性店員や彼女いなそうな男性店員は厳しくしてるなぁと他人のカップルを眺めてて思います。ところが、結構若くて彼女もいそうなタイプの人はカップルの男の気持ちがわかるのか割とサービスいい率が高いですw
まぁ、そんなこんなでどうせ呼ぶなら基本的に若いフレンドリーなバイト君が無難でオススメ。
機種別攻略
1,UFOキャッチャー(SEGA)系
オーソドックスな2ボタンのこのタイプは今までの攻略のページを参考にしてください。
2,カプリチオ(TAITO)・回転系
カプリチオには@と同様のタイプもありますが、最近のカプリチオ系の特徴は横・奥行きの2ボタンに更に「回転」のボタンがあります。その名の通り、本体が回転して好きな角度で挟むことができます。@よりも攻略の狙い目が狙いやすいのがポイント。た・だ・し、普通下降時に本体は固定されて真下にしかさがらないのですがカプリチオの大型筐体は本体の根元は固定されておらず自由に曲がります。だから食い込む時にななめになると本体もななめになり、持ち上がりにくくなります。逆にこれを利用する方法もあります。ひっかき(プライズの取り方応用編4)の場合に向いています。景品にひっかけるシューターと反対側のアームの方を、ギリギリよりもむしろ景品の上に少し乗せるように狙います。そうすると少し景品を滑って、本体がやや傾いてアームが入り込むのです。その時アームは本来の位置よりもアームの反対側に持っていかれてることでアームにはシューターの方向に力がかかるので景品がシューターの方に引き寄せられるのです!!
それよりも回転系で一番重要になるのが、回転してアームを"縦"にしたい場合に機種によっては中心からズレることを確認しましょう!!
図中の赤い線は中心線で、図@は正面から見たアームです。クレーンゲームの多くはこれを横から見ると図Aのようにアームが本体に対して手前側についているものが多いです。どうしても本体の内部には機械が入ってて大きいため、手前についてた方が見栄えよかったり取る方も狙いやすいので。しかし、これをそのまま回転すると…中心からズレている分、アームが縦になったとき中心からズレて縦になります(図BC)。アームは手前に偏ってるので左回転のときはやや左に、右回転のときはやや右に。狙うときはこのズレ分を最初から考慮してわざと中心をズラす必要があります。
※機種によっては中心安定のものもありますのであらかじめ見極めを。
3,コンビニキャッチャー系
コンビニキャッチャーの基本は当たり前ですができれば板のついているものを狙うのがよいでしょう。商品名や商標が表示してある紙製の板を挟むのが一番安定しますから。自分に対して板が水平なのも確認しましょう。でも、水平じゃなくても取れます!その秘密はコンビニキャッチャーのツメにあります。実はよ〜く見るとツメの先やや手前に小さな溝があるんです!! 実は水平になってるときもここの溝にはまっているから安定してるんです。だから、たまに景品が汚れないようにビニールに入ったままの景品がありますがビニールが滑るので溝にはまらず取り難いのです。で、そこの溝に引っかけるんですが、斜めになってしまって手前側に飛び出している側の端を同じ側のツメの根元(本体との分け目)で挟むように狙います。こうすると、片方は根元に片方はツメの溝にはまります。根元の方は食い込んでるので見た目以上に結構安定します。
板がなく輪っかもしくはキーホルダーがそのままかかっている場合には紐や輪にツメを入れてしまいましょう。また、輪の外側から挟もうとすると戻る時にそのまま入り込むことがあるので最初はやや外側ってくらいでもいいかも。
もう一つコンビニキャッチャーには技があります。それは引っ張って落とす!これはシューター側の一列しかできない技ですが、シューターと反対側のツメで景品の輪っかやキーホルダーのチェーンの部分を外側、もしくは輪の内側から引っかけます。このときツメが引っかかるかかからないかくらいにしましょう。そうするとツメが閉じる時に景品にはシューター方向に大きな力がかかります。そして戻る時に上手く引っかかって落ちると、それまで景品にはシューター側の力がかかっていたため景品はシューター目掛けて飛んでいくのです〜!!あと、コンビニキャッチャーには下にベルトコンベアやラッキースペース(皿などを置いてそこに落ちても景品がもらえる)などがついているものもあるのでシューター側じゃなくても無理矢理下に落とすのも手です。
3.5,コンビニキャッチャーDX
コンビニキャッチャー及びコンビニキャッチャー2は小物がメインですが、ゲーム性は同じながらそのまま大きくして大型景品に対応したのがコンビニキャッチャーDXです。
特別なものでなければぬいぐるみなどは紐釣りが基本です。
ですが、コンビニDX用?の「ココを狙ってね」というタグ付きの袋に入れられていたり箱物の場合はちょっと変わってきます。というのも、DXに入る景品は大きく重いのでタグをキレイにつかんでも重さからか下に抜け落ちてしまうものがあります。
そこで狙うのはタグの"真下"なのです。「ココを狙ってね」というタグも良く見ると下の角を指す矢印が書かれているので、タグを狙えというのではなくタグ下を狙えと言ってるのがわかります。
これにより、タグの下を掴んでいるので紐がピンから抜けた後にアームの上にタグが乗る形になります。そうするとアームの上にタグの重しが乗ったようなもので垂直ロックがかかったような感じになるので下に落ちなくなります。その証拠に元の位置に戻ってアームは景品を離すために一度開くはずが開かず乗ったままになることが多いです。
また、DXにもツメの内側に凸凹がついています。DXは奥行きの停止ボタンがついているので、ギサギサ部分で挟めるように3ボタンを操作するのも効果的です。
4,下降停止3ボタン系
3ボタン系は「横・奥行き・高さ」と「移動レバー・回転・高さ」の2通りがありますが、その特徴はどちらも3ボタン目は高さであるという点です。高さというのは移動後アームが開いてからアーム下降時に「ストップ」できる機能です。結構せっかくの3ボタン式なのに使っていない人が多いので攻略を載せました。
まず基本は景品の下ギリギリ、ただし床あるいは下の景品に接地しない高さにツメが来たときに止めるようにします。このときありがちなのが景品によく食い込ませようととにかく下まで待ってしまうこと。景品が大きかったり場が浅かったりと仕方ない場合もありますが、そうでない場合は止めましょう。なんでかというと、下の図で説明します。
図1
図2
図2は成功例です。接地せずにギリギリ下で止めた場合、下降停止後にアームが閉まるときに景品の下にアームが入り込みます。ところが図1のようにアームの先が接地してしまう場合、下降停止後にアームが閉じるときにアームは接地しているためこのときはアームは閉じません。そのため上昇し始めてやっとアームを閉じ始めますが、閉じたときにはアームは上に上がってしまっているためなかなか下に入り込まず、側面をなでて終わってしまうことが多いのです。
あるいは大き目の景品などの場合、景品同士を積み上げて出来た景品下の空間にアームが入り込むので、そのために3ボタン目を使うこともあります。
また、3ボタンはよく箱物が景品として入っていることが多いです。側面に穴が開いてるものは言うまでもなく穴に合わせるべきなのですが、箱物などでよく上げ底というか景品よりも小さな台に乗せられたりして接地せずにできるものも同様に景品のギリギリ下を狙いましょう。
3ボタンで止めない場合、景品を"アーム"で抱え込むことになります。この場合、意外とアームは細いのでアンバランスとなり前後に落ちてしまいます。ここで盲点なのは、
ツメの曲がってる部分が一番太い
ということ。
小さな点なので見過ごしがちですが、普通に抱えてはバランスが難しいものもツメの曲がってる部分が景品の角にフィットすればかなり安定します。
※追記:最近3ボタンを使いこなす人が増えたため逆に3ボタンを使うと損をする場合があります。このページの下の方に「極悪設定に騙されるな!!」の7番に追加しました。一部タイトー系列で行われてる設定でタイトー系以外では見ない設定ですが…。
5,ワイワイクリッパー
垂直アームが特徴的な筐体。このシリーズ以外に類似品はありませんが、特殊なので攻略を。また、攻略法は独特なポイントなので上級編の技を使いますので、そちらも参考にしてください。
まず変わってるのでゲーム説明から。ボタン@で奥行きを決めます。Aでは左のアームの位置を決めます。Bで右アームを決めます。決定すると自動でアームがそのまま降りていきます。アームは垂直のままで、開いたりしません。降りきると、またオートでこの垂直に伸びたアームは“少しだけ”内側に閉まります。そしてそのまま上に上がり、通常通りの動きをします。
ここでポイントはアームが真っ直ぐであること。アームは開かないこと。閉まる幅はほんの少しということ。
まず、基本的に首を狙います。もしくはぬいぐるみや景品の「一番細いところ」を狙うのが定石。なぜならアームが真っ直ぐなので攻略法上級編8に書いた首掛けなどがしやすいからです。まっすぐなのでよくひっかかります。また、一番大きなところを掴みたくなりますが移動分が少ないため重い景品は下に抜け落ちてしまいます。
また、狙う時は移動分が少ないので爪の先が景品にほんの少し触れるくらいを狙うようにしましょう。
ただし、箱ものとアームのバネが強すぎたりゆるすぎたりする場合は要注意です。
まず箱。ワイワイクリッパーはアームが真っ直ぐな分、垂直方向のセンサーが反応しやすいようです。箱ものは少し端にかかっただけでセンサーが反応して止まってしまいます。くれぐれもぶつからないよう、スレスレを狙ってください。
次にバネが強すぎる場合。この場合、アームの下は景品でそのままの位置をキープしたままですがアームの根元はバネで締められ中央に寄ります。結果、アームはハの字に。このときアームの下方、つまり景品の下は開いてるため景品が落ちてしまうことが多いです。この場合は回避法として、移動分を考え逆にその分外側に狙います。そうすると、閉まったあとに狙う位置にアームが来て真っ直ぐ閉まります。
弱すぎる場合は、アームがブラブラしてるので注意。何を注意するかというと、アームを左右に移動するときにブラブラしているのでアームの重さで慣性の法則によりアーム下は取り残されて斜めになります。つまりハの字の状態で移動します。このため、アーム下のツメを見て位置を取るとズレるので根元を確認して操作しましょう。
6,UFO PRIZE STAGE系
「レバーを操作し景品を引っ掛けて、引き出し落とすプライズマシン」なのですが、多分正式名を知ってる人は稀なのでリンクを→
セガメカトロ研究開発部
コレの基本はまず、結構景品に触れても乗り越えるというのがポイント。
景品に触れないようにギリギリにしてしまっては、ワイクリと同じで微量しか下降しないのでかかりが甘く撫でるだけです。
ここは景品に触れてしまって景品の上を撫でるように越えさせるのが定石。ただし、下過ぎてもアームというか棒が斜めになって引っ掛けるツメも斜めを向いてしまいかかりづらくなってしまいます。
棒が押し込みきったときに、棒の下端が景品と触れていて棒自体は水平というのがベストです。
また、リンクに貼ったメカトロ研究開発部のコメントには「引いてダメなら、押してみて!」というのも実は有効な方法です。
まず、大型のぬいぐるや箱物などは中心から外れた端っこを狙います。そうすると景品が中心じゃないところを押されることで回ったり傾いたりして斜めになり落ちやすくなります。
それ以外にも小物が山積みの場合にも使えます。
Aでは上の景品だけを狙う場合ですが、上の表面だけが崩れます。Bは山に目掛けて狙うと隙間があれば棒が押し込まれ、戻ってくるときに山の中から崩れることがあります。大げさに例えるとAは表層雪崩、Bは全層雪崩れのようになります。ただし、下過ぎても重さで入り込めない場合があるので景品に応じて高さは調節してくださいね。
7,トリプルキャッチャー系
三本のカギ爪のようなアームが特徴的。近年増えてきた機種ですが、かなり大型の景品が入るため設定が厳しいのでなかなか難しいですが…。
基本、まず持ち上げて取る基礎から。持ち上げる場合3ボタン系の基礎と同じですが、景品の下部分にツメが入るように適度な場所で下降停止を押します。
説明書きとか付いてないと下降停止できることに気付いていない人も多いですが、トリプルキャッチャーは大型景品が入ってる分空間が空きやすいので狙いやすいです。
次に持ち上がらず、移動させたい場合です。この場合はあえて3ボタンを押しません。景品を"横から挟む"のがポイント。
このようにすると、アームの根元が景品の下部に来ます。ここを掴んで上に上がろうとすることで、持ち上がらないにしても回転する力が生まれます。これによって、景品が回転したり・引っ張られてどちらかに動いたりします。景品の重さや形状などにもよりますので、具体的にどう動くとは明言できませんが。
次に、トリプルキャッチャーに多い設定ですが持ち上がって上まで行きますが上がりきった途端にストンと真下に落ちる設定です。はぁ?と諦めちゃいそうですが、あえて微調整することで移動させることが出来ます。
図1のように、わざと中心からズレた場所を狙います。図2のように端から景品を狙う形になり、それが持ち上がりますと図3のようになります。
持ち上がって落ちる設定だと最初の握力は強いので偏ったまま持ち上げますが、アームを引っ張ってるワイヤーは景品の偏りのせいで揺れながら上昇していきます。
揺れながらある程度上がった所で握力が抜けて景品が落ちますが…揺れが強いとなんと景品をブン投げますw
あくまでブン投げなので、狙ってもなかなかどこに飛んでいくか安定しませんが。ある程度近くなったら偏りを小さくしたり、二番目の方法とかで微調整していきます。
もうひとつ、トリプルキャッチャーは何回かに一回握力がアップする機能がついています。これにより、さっきは上手くいってちょっと動いたのに…と思ってもそれからなかなか動かなかったりもします。あまりお金をかけたくない場合は要注意か、ある程度かけていいなら「なんか強いな」という手ごたえが短い間隔であるなら頼ってもいいのかも。
極悪設定に騙されるなっ!!〜ワナを見抜け〜
最近のゲームセンターは、こっそりとわからないようにワナを仕掛けている場所が多いです。プライズに慣れてる私も、結構何度かやってから「やられたー」な場面に出くわすこともしばしば。その手口を公開することでみなさんもひっかからないように…と祈っています。
中にはひどすぎる手口もありますが、すべて実話ですw
1.「完全落下でゲット」、「穴に半分落ちてます」
半分以上穴にかかっていれば、どこかにひっかかってるせいなので店員さんに言えば大抵はもらえるのが普通ですがそれと逆行する設定です。穴に半分前後かかっているので完全に落ちないともらえないというものです。…最初に書いた説明をもう一度読んでください。半分以上かかっていても落ちない場合、逆に言えば景品はどこかにひっかかっているのです。つまり、この完全落下でゲットのタイプは大抵がワナであることが多いです。特に完全落下で…とかかれていない場合、そのワナを忘れて見た目だけでは「あと少し」な状況ですからついハマることがあります。
さらに、そのひっかかり具合も店舗によります。良心的な店舗の場合には攻略することも可能です☆まずは、手足などがかかっている場合全体を落とすことを考えずにまずひっかかっている場所をピンポイントでひっかけて「外す」ことが成功の鍵。ぬいぐるみのスキマに一部がかかっているときなどは外してから全体を引き寄せると取れることがあります。
もう一つ良心的な場合、シューターにUFOを突っ込むようにしてアームで景品を押し込むとだいぶ下がるので落ちることがあります(このページの攻略法応用編、「穴落とし」と同じ)。アームに力がなかったり、引っ掛かりが強かったり、反応がよいと景品に当たってすぐ止まってしまいますが。
で、一方極悪設定のさらに極悪な手口も紹介。まずタグ同士が絡まっている。タグは景品の間に入り込んでいることが多いので気付きにくいです。
さらに、「シューターにかかっている景品以外の景品がすべて安全ピンで固定されている」なんてこともありました。掘り起こしで引っかかりを外すことすらさせてくれないようです。むしろ、穴にかかってないやつのが取れそうだから、それ取ろうとしたら連結してたって悲しい思い出ですTT
2.ガムテープ!!
これは極悪というか、呆れる設定。普通に景品が置いてあるのですが、その景品の裏にガムテープを輪にして両面テープのようにして留めてありました。あれー、動かないなーと低い目線から覗き込んだらちょっと上げ底にしてたのでテープ見えてました。まぁ、こんなことをしてる店はみんなから相手にされなくなって、ついにはある日突然閉店してましたけどね^^;
3.見えないフタ〜アクリル板の恐怖〜
これも完全落下系と同じ、見た目は集客力抜群な甘いワナ。なんと穴の上に一見透明な板、アクリル板で穴の1/4程度がフタをされていたのです。その上にうまく景品を載せることで、景品があと少しで落ちそうになってるように見えますが、穴が小さくされているというものです。わかりづらいので図を入れました。黒斜線が穴の位置、青がアクリル板、赤が景品です。
一応落ちるようにはなってるのできちんと持ち上がらないと予定よりも値段がかかるというだけですが、穴落としで一発のハズのものが落ちないという嫌がらせです。
4.UFOあらかると系のアレコレ
市販のストラップやキーホルダーなど硬い板の付いたものは要注意。せっかく途中まで引っ張ってきたのに板が下の段に引っかかって、まっすぐ下に引こうとしても挟まれて下がらないというもの。一応回避方法として、わざと板に左右偏らせてぶつけて回転させることでひっかかりが抜けることもありますが永延と挟まり続ける場合があります。ま、これは店員さんにクレームつければ挟まりの解消だけはなんとかなることもありますが。
また、UFOあらかるとはボールチェーンがかけてあるところに赤いものが挟まっていることが多いと思います。これはボールチェーンがぷちぷち下がるように一気に落ちないようなクッション剤なので一枚挟まってるのは普通なのですが、極悪設定ではこれが複数枚挟まっててチェーンが下がらないようになっています。UFOあらかるとでは事故で無理にアームが破損しないようにある程度以上の力がかかると勝手に折れるようになっているのでアームが折れてしまいます。
さらにUFOあらかるとUのオプションなのか店舗独自の改造かわかりませんが、近所のはぶら下がってるヒモの残り部分に目隠しされています。20cm以上のものすごーくヒモが長いことがあるのでお気をつけあれ。
5.これ以上行きません…
よくあるのが奥の景品はディスプレイ用なので奥までアームが行かせないようになってることがあります。明らかにディスプレイなのがわかる店舗はまだわかるのですが…、たまに極悪なのはディスプレイされてるわけではないのに奥行きの半分も行かない、コンビニキャッチャーなどのように「段」があるもので一番上まで行かないなどがあります。これらはお店側が筐体の設定いじって決めてるのですが、よーくみると苦情対策にか目に付かない場所(台が並列に並んでて横から覗けないのに側面の壁とか)に「これ以上行きません」ってちっちゃく表示があったりして、運が悪かった(極悪店だったな)とあきらめるしかないようです。
6.普通に取れるんですが…「見せ掛けのわっか」
最近3ボタン系機種が充実してきて増えたのが、プラスティック製のリングやプラ板を円に切り抜いたプラリングが付いていることが多くなりました。帯がついてるところもあり。これは何度か引っ張っていったり、後述上級編の取り方5「垂直ロック」で一発ゲットできたりと見た目はプレーヤーにサービスしているように見えます。ところが、このタイプの攻略は上級編取り方11の「プラリング」にも書きましたが成功する条件が厳しく引き寄せの場合には何度もかかるように設定されています。
ところが実はアーム幅より景品が大きかったり余程重くなければ普通に重心取れば普通に持ち上がって一発なことも…。わっかを狙わせることで、本来簡単なものも心理的にわっかに目が行ってしまうのでそちらを狙わせることで余計な金額をかけさせるようにできてることがあります。
7.下降停止ボタンを押すと損をします?
一部タイトー系列でしか見たことのない設定なのですが…。ある程度最近の機種は、自分の止めたい位置に合わせるために下降停止できるボタンが付いていますよね?
それがなんと、下降停止ボタンを押すと「その場でアーム閉じずに、すぐさま上昇を開始する」のです。
機種別攻略の「3ボタン系」でも説明していますが、閉じる前に上昇してしまっては下降停止の利点をつぶすような設定です。逆に、この設定になっててもボタンを押さなければ掴んでから上昇する場合がありますので試すのも手です。
イベントに行こう!!
プライズはアミューズメント系のイベントで入場料さえ払えばフリープレイのイベントが多いです。もちろん、ゲットできた景品はタダでもらえます。
主なイベントは年二回、
AMショー
(夏開催・ビッグサイト)と
AOU
(冬開催・幕張)。AMショーは日本アミューズメントマシン工業協会(JAMMA)と全日本遊園施設協会(JAPEA)が主催で、AOUは全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)主催。交通費・入場料がバカになりませんが一日フリープレイ・激甘設定ですのである程度の腕前ならば元取りくらいはできると思います。また、新作プライズの展示があるので欲しいキャラクターの新製品が何月に出るのかな〜と予定立てにも参考になります。メーカーとキャラクターの関係は上級者編"プライズ関連会社の話"を参考にしてください。また、筐体自体もまだ開発中のものがプレイできたりするので今後の役にも立ちます。私はこの段階ですでに攻略考えてます。それとビデオゲーム(格ゲーなどの普通のゲームセンターに入ってるゲーム)やプリクラの新作情報・フリープレイもあるのでそちらも興味ある人は更にお得です。
ただ、イベントに行くに当たっていくつか注意点が…。
まずプレイ回数制限の注意。出展メーカーによって一人何プレイで交代するかという決まりがあるのが普通です。たまに目に付きにくいところに張り紙あって気付いていない人とかいるので、とりあえず表示を探して確認しましょう。
次に、子供の管理と同行者の管理。子供づれの場合、子供がはしゃぐ・プレイ回数無視・迷子などの危険があるので管理はくれぐれも。周りの人に迷惑をかけないようにしまょう。そして大切なのがお父さんの管理。子供のために…と家族連れで来たものの人の多さにお父さん方がイライラしてキレる人も多いです。
そう、もう一つ気をつけなければいけないのが人の多さ。まず乳児は危険ですので連れてこないのがベスト。少なくともベビーカーから出して背負うのは危険です。ベビーカー自体も、通路は広いけどブース内の通路は狭く非常に迷惑な場合が多々あります。また自力で歩行できる幼児も、大人の視界に入らないので蹴られやすいです。元々はゲームセンターのイベントなわけで、独身男性が元々メインターゲットで多いですので視界に入らないことが多いです。
また、有名なプライズのメーカーは近年大変人気があり長蛇の列です。一時間弱待ちで1プレイのみ、取れないことも多いです。かなり時間を無駄にしてイライラする人も多いかと。
そこで効率のいいイベントの楽しみ方を伝授。
まず、朝は少し早めに。前売り券がある場合は用意し、開場時間の一時間前かオープン待ちの列の人が入り終える会場時間直後に入りましょう。この段階では人はそんなには多くありません。ここで長蛇の列ができることが予想される大手メーカーに先に並びます。プライズコラボというプライズ会社が集まっている場所は朝から大人気ですが、それでもピーク時の半分程度で最初はプレイできます。その他ナムコやセガなど自社ブース内で置いてあるところですと2.3人程度、無名や新規参入の中小企業だと並びなしでやれたりします。ここで回数稼ぐのも手。
そこで午前中は過ごし、お昼になると大勢の家族連れがやってきてプライズは混雑するのでゆとりをもって(旦那がキレないようにゆとりをもった行動が一番)お昼を食べ、午後は中小企業のプライズに。子供が小さくてノンキャラクターものでもいい・プライズゲーム自体が好きと言う人には大手より中小企業のほうがオススメ。特に大きなぬいぐるみがあったりして子供受けは抜群。三時すぎになると大手メーカーは景品がまばらになってきたり、家族連れは帰っていきます。そのあともギリギリまでいると人が少ない分プレイ回数が増えてくるのでとにかく量をとりたい人は閉場前もちょっとした穴場。帰ろうかな…って時間にプリクラや好きなゲームなどで暇つぶしてギリギリまでいるのもいいかも。
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