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小野寺防衛相 「動的防衛力」検証の考え12月28日 22時49分
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小野寺防衛大臣は、民主党政権がおととし、中国の軍事動向などを踏まえて打ち出した、機動的に自衛隊の部隊を展開する「動的防衛力」という考え方について、「防衛態勢の強化に直結する感じはしない」として、検証を行う考えを示しました。
民主党政権は、おととし、防衛力整備の指針となる「防衛計画の大綱」を決定した際、中国の軍事動向などを踏まえて、それまで日本の防衛力の考え方となってきた「抑止力」を重視する姿勢を転換させて、警戒・監視能力を高め、機動的に自衛隊の部隊を展開する「動的防衛力」という考え方を打ち出しました。
これに関連して、小野寺防衛大臣は28日、NHKなどとのインタビューで、「国民の生命財産や領土を守れるのかということを考えながら、大綱の見直しに取り組みたい」と述べ、「防衛計画の大綱」を見直す方針を明らかにしました。
そのうえで、小野寺大臣は「『動的防衛力』ということばが、防衛態勢の強化に直結する感じはしない。日本を取り巻く環境を考えて、運用がしやすい防衛力なのか、量的にも質的にも防衛力全体の向上につながっているのかを検証したい」と述べ、大綱の見直しの中では民主党政権が打ち出した「動的防衛力」という考え方についての検証を行う考えを示しました。
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