英当局、LIBOR不正操作に絡み3人逮捕
[ロンドン/チューリヒ 11日 ロイター] 英当局は11日、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)や他の金利の不正操作に関連し、3人のトレーダーを逮捕したことを明らかにした。同問題をめぐっては欧米諸国をはじめカナダや日本の当局が捜査を進めているが、逮捕者が出たのは初めて。
英重大不正捜査局(SFO)によると、逮捕されたのはいずれも英国籍で英国在住の33歳、41歳、47歳の男性トレーダー。逮捕に先立ち、当局は3カ所の家宅捜査も行った。
関係筋によると、このうち1人は、2006年から09年までスイス金融大手UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)、その後2010年まで米シティ・グループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)で勤務していたトマス・ヘイズ氏。
カナダ産業省競争局によると、ヘイズ氏らは円建てLIBORの不正操作に関わった疑いが持たれている。
ロイターはヘイズ氏からコメントを得ることはできなかった。また他の2人の名前や所属なども確認できていない。
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