今年も京ちゃんを応援してくださった方々ありがとうございます。
私たち家族もこの1年、普通学級でがんばれたのは、全国から応援してくださる皆さん、学校生活を応援してくださった方たちのおかげでした。
最初は、京香が「ただただ同世代の子(健常者も障がい者も関係なく)、地域の中で育ってほしい」それだけで始まった
地域の小学校、普通学級への道。
しかし、それだけでは私たち家族は普通学級の道へ向けてがんばれなかったと思います。
それを応援してくださった方達そして、
「障がい児である前に一人の子供」
「どんなに思い障害を持っていても輝いて生きる、生きたい」
障がい児・者当事者の思いを知ることができ、普通学級への思いは私たち家族だけの思いだけではなく、人権や差別とは何かを考えることに繋がっていたから。
「分けない社会は分けない教育から」
それだけにとどまらず、人工呼吸器をつけて輝いて生き、自立生活をする京ちゃんの先輩たちの姿は、
臓器移植法や尊厳死法案などへの問題提起にも繋がっていることを私たちも気づかせてもらったのです。
だからこそ、京ちゃんの進む道として前を向いて進んで来れたのだと思っています。
障がい児の就学制度は我が家の問題ではなく社会全体の問題だと気づかされたのです。
障がい児が就学先を選択できない、望んだ所に入学できない制度。
人権だ差別だと言葉では簡単に言えるけれど、そうではなく
そういった問題が一般の人たちに届かない、情報のバリアが健常者と障がい者の間にもたくさんある。
それをつなぐことができるきっかけの一つが「共に学び生きる」ことではないだろうか。
原発にしろ政治にしろ無関心なのが一番よくないと思うけれど、私たちも情報がないと
気づかないうちに無関心になってしまうのは確か。
テレビやネットの情報もすべて鵜呑みにするのではなく、自分自身のフィルターでなにが良いのか悪いのかしっかり考える、見極める、自律する家族を目指しがんばりたいです。
今年は、普通学級入学へ向けてがんばった去年より、しんどかった、しかし楽しくて、希望が持てる出会いのある年でした。
まだまだ勉強不足ですが、
私たち家族はこれからも障がい児の就学問題、障がい児が普通学級で生活するには何が大切なのか?
考え、取り組んでいきます。
みんなで良いお年を。