◆第63回NHK紅白歌合戦(31日、東京・NHKホール) 大みそか恒例の「第63回NHK紅白歌合戦」が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。「おちんちん」発言で注目された初出場のエアバンド「ゴールデンボンバー」は、下ネタこそ出なかったものの、審査員も含めた会場の約2600人が、ドラムの樽美酒(だるびっしゅ)研二(32)と同じ白塗りのお面をかぶり、盛り上げた。紅組特別出演歌手のMISIA(34)は、アフリカ・ナミビア共和国のナミブ砂漠から中継で登場。気温50度を超える砂丘の上で、2曲を歌い上げた。白組が勝利し、通算成績は白組の34勝29敗。
NHKホール全体が「ドラムの樽美酒研二(ダルビッシュ ケンジ)」で染められた。本番前の「おちんちん」発言で注目を浴びた「ゴールデンボンバー」。過激発言はなかったものの、面白パフォーマンスを披露した。
まずは、バックに登場した約60人の男性集団「金爆ダンサーズ」が、樽美酒と同じ白のタンクトップに白塗りのお面で登場。さらに会場の約2600人の観客も白塗りのお面をつけ一体化した。今年の大河ドラマ「八重の桜」のヒロイン・綾瀬はるか(27)ら審査員も、恥ずかしそうに白いお面をつけ“樽美酒”となった。
歌唱後、樽美酒は「はい、やっちゃいました。最高の親孝行となりました」と笑顔。「巨大なおちんちん」と発言したリハーサルの後には、NHKサイドから「もう二度と、しゃべるな」と怒られたことも明かした。ボーカルの鬼龍院翔(28)は「すいませんでした」とぺこり。「まじめにやりました。お騒がせしました」と、しおらしく話した。
「ゴールデンボンバー」が一気に注目を浴びたのは12年11月に行われた出場歌手の会見。そこで、樽美酒が突然「おちんちん」と発言。NHKサイドから厳重注意を受けたが、12月29日のリハーサルの会見でも、興奮した樽美酒が「巨大なおちんちんを見せつけたい」と懲りない発言。さらに「ネットで、小さいと言われてますけど、本当は大きいんです。本番のために鍛えてきました」と話していた。期待された“下ネタ”は出なかったものの、ステージでは“サプライズ”を演出したメンバーたち。恐縮しながらも充実した表情だった。
[2013/1/1-06:05 スポーツ報知]