2013.1.1 05:01

独占!松井秀の初夢プラン「大学生になりたい」(2/3ページ)

特集:
松井秀喜
母校・星稜高野球部を訪問したときの松井氏。巨人監督のあとには高校野球の監督として甲子園に凱旋する!?=写真は2007年1月

母校・星稜高野球部を訪問したときの松井氏。巨人監督のあとには高校野球の監督として甲子園に凱旋する!?=写真は2007年1月【拡大】

 衝撃の現役引退表明で年末の話題を独占した松井氏は、年明けも極寒のニューヨークにいた。プロ入り以来、初めて石川・能美市の実家に里帰りせず、夫人と、そのおなかの中に宿るミニラ(第1子)と過ごすお正月。タイムズスクエアの喧噪(けんそう)を遠くに聞きながら今後に思いをはせた。

 「生きている以上は、何かを学ぶのは大切なこと。そういうことに時間を費やしていきたいと思っています」

 引退表明の記者会見で語ったように、現役時代から向学心旺盛で読書家でもある松井氏が以前から抱いていた夢の1つが大学進学だ。石川・星稜高時代は入学当初から進学も視野に入れて勉強にも力を入れていたが、ドラフト1位で指名されて巨人入り。華やかなキャンパスライフは送れなかった。

 元巨人の桑田氏(早大入学)ら引退後に大学入学を果たした選手は多い。松井氏も常々、「大学に行ってみたかった」と口にしており、今後はスポーツ分野を含めて興味のある学問の分野を絞った上で志望校を決定。高校時代からひそかに憧れていた日本の有名私大だけではなく、世界から人材が集まるニューヨークの大学も選択肢に入れながら、勉強に勤しむつもりだ。

 2つ目の夢が、“米国永住”だ。10年間の米国生活で英会話もすっかりマスター。日常生活で不便さを感じる場面もほぼなくなり、英字紙もスラスラと読めるまでになった。自宅のあるニューヨークの雰囲気も気に入っている。現在はビザで滞在しているが、将来的には米国を拠点に生活したいとも考えており、グリーンカードの申請なども視野に入れている。日本と米国の野球や文化の架け橋にもうってつけだ。

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