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事件
【なりすましウイルス】PC遠隔操作…真犯人沈黙、見えぬ糸口
21日には合同捜査本部が交流サイト「フェイスブック」(FB)の公式ページを新設。真犯人の手口やウイルスのプログラムなどの捜査情報を公開した。
膨大な情報量
合同捜査本部は、犯行予告が送られるなどした横浜市や都内の幼稚園など22カ所のHPの通信記録の解析も進めている。真犯人が事前にこれらのHPを閲覧していて、共通する通信記録が見つかれば、真犯人特定につながる可能性もあるが、通信記録は合計で90億件に上る。解析には相当の時間を要する。
12月14日には4都府県警がそろって誤認逮捕に至った捜査の検証結果を公開したが、真犯人は自殺予告メール以降、沈黙を保ち続けている。捜査関係者は「真犯人が動けば捜査の糸口になるのだが…」と話す。
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【用語解説】遠隔操作ウイルス事件
遠隔操作ウイルスに感染したパソコンなどから犯行予告・脅迫のメールや書き込みが繰り返された事件。福岡県の男性ら4人が7~9月、警視庁と大阪府警、神奈川、三重の両県警に威力業務妨害容疑などで逮捕されたが、その後、パソコンが何者かに遠隔操作されていたことが判明。誤認逮捕が明らかになった。
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