2012'06.29 (Fri) 10:36
第42話 -最終話-
森羅は1日中見せ続けられた姉の凄惨な姿にいたたまれず、マスターの下僕となることを承諾した
替わりに姉、麗華の優遇を約束させ、奴隷の身に堕ちることを受け入れたのだった
拷問用の貞操帯は外され、本来の意味での貞操保護と自慰禁止の為の長期装着用貞操帯に交換された
この後、長きにわたってこの貞操帯は森羅の体から一瞬たりとも外されることはなかった・・・・・
麗華は彼女のもつ女王様気質が考慮され、この地下ハーレムの女管理人に抜擢され、自身のサディズムに目覚めていく
森羅もいつしかマスターの従順な愛奴とし、24時間献身的に仕えるようになって信頼を獲得する
幼い時から過酷な運命の渦に翻弄されてきた姉弟・・・・・・・
今また、別の運命が待ちかまえているのだった
それは、麗華と森羅が優香と出会ってから・・・・大きく変化していくのだ
相原知美は会長の事故死以降、何者かに付け狙われているように思えてならなかった
知美は日々の出来事を日記に書き綴りながら、常に覗かれているような不安な夜を過ごすことが多くなっていく
そして・・・・・・
ついにあの日を迎えることに・・・・・・
優香・・・・
自分の身に迫り来る黒い影の存在を露程も知らず
水産会社の現場でゴム手袋、ゴム長、ゴムエプロン姿で黙々と今日も働いている
「お疲れさまー」
魚臭さとゴム臭に包まれた加工現場の更衣室で着替えをする
「あー!いつまでたってもお魚さんとゴムの臭いにはまいるなー」
「ほんと、ほんと!」
「お給料はいいんだけどね、どうかなりそう」
「ねー!こうして着替えると生き返るよね」
同僚たちの会話をぼんやりと聞き流し、優香はのんびりと椅子に腰掛けている
「優香、お先に~」
同僚たちがそそくさと着替えをすませて更衣室を出て行く
「お疲れ~、知美、又明日ね!」
優香はゴムエプロンを抱きしめると、ゴム手袋で口と鼻を覆う
「うーん」
深呼吸をすると
「みんなどうしてこの匂いがきらいなのかな?」
「いつまでも脱ぎたくないし、外したくないのに・・・・・」
暫しの時間、誰もいなくなった更衣室ですごしていたが
「あ、もう帰らないと」
ゴムエプロンを外し、ゴム長を脱ぐとゴム手袋を名残惜しそうに外す
作業着と作業用の綿のインナーを脱ぐ
その下には飴色のラバーで出来たブラジャーが姿を現す
綿のショーツも脱ぐと、やはりブラジャーと同じ飴色のラバーで出来たパンティーを履いていた
「凄い・・・・・」
「1日履いてるから、ムレムレ・・・・・」
苦笑すると、その上からタイトなジーンズを履きTシャツを着てGジャンを羽織る
「さ、帰ろー」
愛用の自転車を転がして、海辺の道をアパートへと軽快に走り去る
夕凪がキラキラと太陽の光を反射して泣きたいくらいに美しい
アパートは鉄筋コンクリート3階建ての作りである、しかし潮風を受けて外見はかなり古そうだ
事実、築40年を経過し、お世辞にもきれいとはいえないのである
そんな、古びたコンクリートの階段を駆け上がると、3階の1室の扉に鍵を差し込む
外観に似ず、中はけっこう綺麗にされている
数年前に、内装だけリフォームしたとのことだ
2LDKで、一人住まいには充分な広さである
優香は部屋に入ると、真っ先にバスルームへ飛び込み、熱いシャワーを浴びる
丹念に全身をボディーソープで洗う
お気に入りのピーチの香がバスルームに漂う
少し、香が強いが、生臭さを消すためにあえて匂が強よめで消臭効果のある物を使っている
湯上がりの素肌の上からバスローブをひっかけて、居間に戻る
作りつけのクローゼットを開くと、キャスターの付いた大きな衣装ケースを2つ取り出す
その1つのケースの蓋を開けると、優香は大きく深呼吸をする
「いい匂い!」
そこには黒革で作られた、様々な服やベルトのたぐいが入っていた
暫く、革に顔を埋めていると、今度はもう一つのケースを開けた
このケースの中には、やはり黒色の衣服らしき物が入っているが・・・・
こちらは革の匂いではなく、ゴムの匂いが充満していた
「うーん!ラバーの匂いも素敵!」
中から、ゴムで出来た服を取り出すと、抱きしめるようにして頬をすり寄せる
「気持ちいい・・・・・・」
「革もラバーも大好き!」
そう、柏木優香は極度ラバーフェチであり、革フェチでもあるのだ
二つの大きな衣装ケースにはラバーとレザー、大量の衣服とベルト類が収納されていた
「さて、今日はどれにしようかな?」
優香は嬉しそうに、ケースの中を物色する
やがて、黒いラバーでできた全身を包むキャットスーツと呼ばれる上着とスボンが一体となっている
ワンピーススーツをとりだした
パンティー、グローブ、ソックス、コルセット、そして全頭を覆うマスクを床に並べる
すべて黒く艶やかな光を放つラバー製の物ばかりだ
まず、パンティーを手にすると、裏向きにひっくり返す
そこには、大小二本の突起物と細いカテーテルがついている、そう・・・
ゴムで出来た2本のディルドゥがバギナとアナルに挿入するように取り付けられているのだ
さらに表に向かって男根と睾丸を模したゴムのディルドゥが生えているのだ
優香は、その内側の2本の突起にたっぷりとローションを塗りつけると
少し、頬を上気させながら足を通す
「うん!」
まず、後方からアナルに挿入していく
「あ、あぁぁぁぁ・・・・・」
「き、きつい・・・・」
アナル用と言っても、かなりの太さをもつため、排泄時のように力んで括約筋を広げる必要がある
「い、いや・・・・・!」
「で、でそう」
ぐっと肛門が開いたかと思うと、ズルッ!とディルドゥが体内へ滑り込む
「あ、あっ!!」
思わず優香の口から喘ぎ声が漏れる
「ふー、入った・・・」
「毎回、キツいな・・・」
「ちょっと太すぎたかな?」
「でも、これくらいが気持ちいいの!」
そう、独り言を口走りながら、今度は前のほうへディルドゥを導く
アナルへの挿入行為で、女性自身はすでにたっぷりと蜜をたたえている
バキナ用のディルドゥをゆっくりと女性自身へ沈めていく
「ああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・」
たっぷりと塗ったローションのヌルヌルした感触が体内へ進入し、思わず身震いをする
「い、いやぁぁぁ・・・」
「き、気持ち・・・気持ちいい・・・・・」
そして今度は細いカテーテルを消毒液に浸けると、尿道に差し込む
「うん!」
軽い痛みに眉をしかめる
横についている短いチューブに空気をいれた注射器をさしこみ
膀胱内部のバルーンを膨らませる
少しカテーテルを引いてみて、抜けてこないことを確認
そのカテーテルのチューブを前方に飛び出したラバーペニスの中心に差し込んでいき
チューブの先端がラバーペニスの尿道口か少し飛び出したところで止める
このカテーテルの先端にはプスチックの蓋がついている
次は2本のディルドゥをしっかりと根本まで押し込み、ラバーパンティーをキッチリと引き上げた
「す、凄い・・・」
「お腹の中が・・・・、い、いっぱい・・・・・」
3本のディルドゥ付きラバーパンティーをはいた優香の股間は巨大なペニスを持った男性のようだった
次に、ゴム専用の滑走剤であるドレッシングエイドを内側に塗ったラバーキャットスーツに脚を通すと、爪を立てないように
慎重に上に引き上げる
フロントファスナーは4つのスライダーが付いていて、好きな場所で細かく開閉できる
4つのスライダーを腰の位置まで引き上げ、1つ目を覗いて残り3つのスライダーを下げる
こうして股間のラバーペニスだけが飛び出す形にファスナーを調節すると
首もとまでファスナーを引き上げて全身をラバーで包み込む
やや小さめのキャットスーツは全身をピッチリと締め上げるように密着していく
「ああぁぁぁ・・・・・・」
「この締め付けられるゴムの感触、き、気持ちいい・・・・・・・」
うっとりとしながら、次はソックスを履き、その上から膝上まであるニーハイラバーブーツに脚を通す
ブーツをピッタリと履き終えると、ブーツの太腿の部分に付いているベルトと足首にも付いているベルトを
キユッと締め上げる
ブーツの太腿を絞めるベルトは白いラバーの二本線が入っていて、アクセントとなっている
今度はコルセットだ
厚手のラバーで作られ、ボーンが何本も入っていて、ウエストをしっかりと締め上げサポートしてくれる
後ろは紐で編み上げとなっていて自由に締め付け感を調節出来る構造
前はファスナーになっていて、自分での装着が容易にできる
さらに、ファスナーを絞めた後に何本ものラバーベルトを絞めるように作られている
アンダーバストタイプのコルセットだが、骨盤まで覆うロングタイプだ
キッチリとラバーコルセットを締め上げると、ウエストがギユッとくびれて魅惑的なプロポーションが出来上がる
更に、ラバーマスクを装着する
目と口は開いているが、鼻の部分は呼吸用の小さな穴が二カ所あいているだけである
このマスクは後頭部が編み上げ式になっていて、なかなか自分一人で装着するのはたいへんだ
かなり長い時間、三面鏡の前で後頭部の編み上げに悪戦苦闘する
やっとのことで、全頭マスクをピッタリと装着し終えるとキャットスーツとマスクの繋ぎ目である
首の部分をそれぞれに覆い重ねると、その上から幅のある厚手のラバー製首輪を嵌め
しっかりと首に密着させ、バックルで絞めると、そこにある施錠用の突起を穴に通し、南京錠を掛けてしまう
それが済むと、コルセットの上から幅広のラバーベルトで出来た胴枷を着ける
これも首輪と同じ構造になっていて、南京錠で施錠出来る
もう一つ、ブーツ足首にも同じラバーの足枷を装着し、南京錠で施錠してしまう
勝手にブーツも脱げなくなってしまうのだ
ここまできて、やっとグローブの登場だ
全ての作業を終えると、ラバーグローブを嵌める
最後は、そのグローブの手首に首輪等と同じラバーの手枷を嵌めて、南京錠で施錠してしまう
「ふー」
優香は大きく溜息をつくと
「明日はお休み、今夜から明日の夜までラバーの拘束から解放されないのね」
優香は首輪・胴枷・足枷・手枷のそれぞれを施錠した南京錠の鍵を金庫に入れておいたのだ
小型だがしっかりした作りの頑丈な金庫で、タイマーで開閉ができる
予め、タイマーをセットし、明日の夜11時にならないと金庫の鍵は開けられないようにしてある
つまり、優香は明日の夜11時まで、全身を包むラバーから逃げられないと言う訳なのだ
もちろん、ラバーの衣服だ、引きちぎればそれまでだが・・・・
これは、大切な物を破壊しないと脱ぐことが出来ないと言う精神的な面での抑止力となるのだ
どれだけの時間が過ぎたのだろう、咽の渇きを覚え
冷蔵庫から冷たいビールを取り出し咽に送り込む
フル装備のラバー装着で、スーツの中の素肌は汗まみれになっている
そんな火照った体に冷たいビールはとても心地よかった
冷たいビールを飲み終え
ゆったりと食事を取ると、机の引き出しから日記帳を取り出す
よく使い込まれた黒い革の表紙
そこには特異な性癖をもつフェシスト優香の溢れるばかりの情熱が記されている
ここ数日、日記を書いていなかったことを思い出し、今日の出来事を書き記そうと黒革の表紙を開いた
そして日記帳に目を落とすと・・・・・
「こ、これって!!」
「わ・・・私のじゃない!!!!!」
「知美・・・・の・・・・日記・・・・・」
「ど、どうしよう!」
「い、いつ・・・・どうしたの?!!!」
優香は焦っていた
今、自分の手元にある日記帳は友人、知美のものだったのだ
そして、自分の日記帳はそこには無い
「ど、どうしたの」
「お・・・落ち着け、落ち着け・・・・」
「思い出さなきゃ!!」
優香の心臓は飛び出しそうなほどに激しく鼓動をくりかえしている
「あ!あの時か!」
それは昨日の帰りがけのことだった
日記帳を部屋から持ち出すことは滅多にないのだが、その日はバッグに入れて職場にもっていったのだった
そして、帰り際の更衣室で知美とぶつかってしまい、互いにバックを床に落とし中身を散乱させてしまった
その時、知美のバッグにも同じ日記帳が入っていたのだ
もともと黒革表紙の日記帳は、知美と二人で買いに行った物なのだ
ふたりして気に入って同じ物を購入したのだ
それを・・・・・・
互いに間違えてバッグにしまい込んでしまったようだ・・・・・・
「昨日の帰りに間違えたのだ・・・」
「でも・・・知美は今日なにも日記について聞いてこなかった」
「と、いうことは・・・・」
「まだ日記帳の中を見ていないということか?」
優香はラバーマスクの中に冷や汗をかいていた
「はやく、早く・・・知美の持っている私の日記帳と交換しないと」
「で、でも・・・・」
「明日の夜まで、ラバースーツを脱ぐことはできないし・・・・」
「こ、困ったな・・・」
「下手に電話すると、知美が日記を読んでしまうことになりかねない」
「こ、こんなフェチな変態な内容ばかりの日記だもの」
「ど、どうしよう・・・・・」
自分の秘密を知られてしまったら・・・・
生きた心地のしない時間が流れていく
ラバーに閉じこめられて、気持ちの良い休日を過ごすはずがとんでもないことなってしまった
各所に掛けられた南京錠が恨めしかった
「待つしかない・・・・」
「きっと、知美は日記帳を見ていないんだ」
「月曜日に交換すれば何事もおきない」
「今、連絡を取る方が悪い結果を招くことになるわ」
「待つの、じっと我慢して・・・」
「それが、一番だわ」
それが優香の不幸の始まりだった
以下、黒革のDiaryへと物語は戻る・・・・・・・・
黒革のDiary 第2章 終話
と言うわけで、第一話の最初に話はもどります
執筆にちょっと時間がかかりすぎてしまい、1年も連載期間が続いちゃいました
(^.^)ご(-.-)め(__)ん(-。-)ね(^.^)
次回、新作・・・・
ほんとうか!(苦笑)
執筆開始まで暫し休憩を
愛読頂いた読者の皆様に感謝!(m_m)
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森羅は1日中見せ続けられた姉の凄惨な姿にいたたまれず、マスターの下僕となることを承諾した
替わりに姉、麗華の優遇を約束させ、奴隷の身に堕ちることを受け入れたのだった
拷問用の貞操帯は外され、本来の意味での貞操保護と自慰禁止の為の長期装着用貞操帯に交換された
この後、長きにわたってこの貞操帯は森羅の体から一瞬たりとも外されることはなかった・・・・・
麗華は彼女のもつ女王様気質が考慮され、この地下ハーレムの女管理人に抜擢され、自身のサディズムに目覚めていく
森羅もいつしかマスターの従順な愛奴とし、24時間献身的に仕えるようになって信頼を獲得する
幼い時から過酷な運命の渦に翻弄されてきた姉弟・・・・・・・
今また、別の運命が待ちかまえているのだった
それは、麗華と森羅が優香と出会ってから・・・・大きく変化していくのだ
相原知美は会長の事故死以降、何者かに付け狙われているように思えてならなかった
知美は日々の出来事を日記に書き綴りながら、常に覗かれているような不安な夜を過ごすことが多くなっていく
そして・・・・・・
ついにあの日を迎えることに・・・・・・
優香・・・・
自分の身に迫り来る黒い影の存在を露程も知らず
水産会社の現場でゴム手袋、ゴム長、ゴムエプロン姿で黙々と今日も働いている
「お疲れさまー」
魚臭さとゴム臭に包まれた加工現場の更衣室で着替えをする
「あー!いつまでたってもお魚さんとゴムの臭いにはまいるなー」
「ほんと、ほんと!」
「お給料はいいんだけどね、どうかなりそう」
「ねー!こうして着替えると生き返るよね」
同僚たちの会話をぼんやりと聞き流し、優香はのんびりと椅子に腰掛けている
「優香、お先に~」
同僚たちがそそくさと着替えをすませて更衣室を出て行く
「お疲れ~、知美、又明日ね!」
優香はゴムエプロンを抱きしめると、ゴム手袋で口と鼻を覆う
「うーん」
深呼吸をすると
「みんなどうしてこの匂いがきらいなのかな?」
「いつまでも脱ぎたくないし、外したくないのに・・・・・」
暫しの時間、誰もいなくなった更衣室ですごしていたが
「あ、もう帰らないと」
ゴムエプロンを外し、ゴム長を脱ぐとゴム手袋を名残惜しそうに外す
作業着と作業用の綿のインナーを脱ぐ
その下には飴色のラバーで出来たブラジャーが姿を現す
綿のショーツも脱ぐと、やはりブラジャーと同じ飴色のラバーで出来たパンティーを履いていた
「凄い・・・・・」
「1日履いてるから、ムレムレ・・・・・」
苦笑すると、その上からタイトなジーンズを履きTシャツを着てGジャンを羽織る
「さ、帰ろー」
愛用の自転車を転がして、海辺の道をアパートへと軽快に走り去る
夕凪がキラキラと太陽の光を反射して泣きたいくらいに美しい
アパートは鉄筋コンクリート3階建ての作りである、しかし潮風を受けて外見はかなり古そうだ
事実、築40年を経過し、お世辞にもきれいとはいえないのである
そんな、古びたコンクリートの階段を駆け上がると、3階の1室の扉に鍵を差し込む
外観に似ず、中はけっこう綺麗にされている
数年前に、内装だけリフォームしたとのことだ
2LDKで、一人住まいには充分な広さである
優香は部屋に入ると、真っ先にバスルームへ飛び込み、熱いシャワーを浴びる
丹念に全身をボディーソープで洗う
お気に入りのピーチの香がバスルームに漂う
少し、香が強いが、生臭さを消すためにあえて匂が強よめで消臭効果のある物を使っている
湯上がりの素肌の上からバスローブをひっかけて、居間に戻る
作りつけのクローゼットを開くと、キャスターの付いた大きな衣装ケースを2つ取り出す
その1つのケースの蓋を開けると、優香は大きく深呼吸をする
「いい匂い!」
そこには黒革で作られた、様々な服やベルトのたぐいが入っていた
暫く、革に顔を埋めていると、今度はもう一つのケースを開けた
このケースの中には、やはり黒色の衣服らしき物が入っているが・・・・
こちらは革の匂いではなく、ゴムの匂いが充満していた
「うーん!ラバーの匂いも素敵!」
中から、ゴムで出来た服を取り出すと、抱きしめるようにして頬をすり寄せる
「気持ちいい・・・・・・」
「革もラバーも大好き!」
そう、柏木優香は極度ラバーフェチであり、革フェチでもあるのだ
二つの大きな衣装ケースにはラバーとレザー、大量の衣服とベルト類が収納されていた
「さて、今日はどれにしようかな?」
優香は嬉しそうに、ケースの中を物色する
やがて、黒いラバーでできた全身を包むキャットスーツと呼ばれる上着とスボンが一体となっている
ワンピーススーツをとりだした
パンティー、グローブ、ソックス、コルセット、そして全頭を覆うマスクを床に並べる
すべて黒く艶やかな光を放つラバー製の物ばかりだ
まず、パンティーを手にすると、裏向きにひっくり返す
そこには、大小二本の突起物と細いカテーテルがついている、そう・・・
ゴムで出来た2本のディルドゥがバギナとアナルに挿入するように取り付けられているのだ
さらに表に向かって男根と睾丸を模したゴムのディルドゥが生えているのだ
優香は、その内側の2本の突起にたっぷりとローションを塗りつけると
少し、頬を上気させながら足を通す
「うん!」
まず、後方からアナルに挿入していく
「あ、あぁぁぁぁ・・・・・」
「き、きつい・・・・」
アナル用と言っても、かなりの太さをもつため、排泄時のように力んで括約筋を広げる必要がある
「い、いや・・・・・!」
「で、でそう」
ぐっと肛門が開いたかと思うと、ズルッ!とディルドゥが体内へ滑り込む
「あ、あっ!!」
思わず優香の口から喘ぎ声が漏れる
「ふー、入った・・・」
「毎回、キツいな・・・」
「ちょっと太すぎたかな?」
「でも、これくらいが気持ちいいの!」
そう、独り言を口走りながら、今度は前のほうへディルドゥを導く
アナルへの挿入行為で、女性自身はすでにたっぷりと蜜をたたえている
バキナ用のディルドゥをゆっくりと女性自身へ沈めていく
「ああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・」
たっぷりと塗ったローションのヌルヌルした感触が体内へ進入し、思わず身震いをする
「い、いやぁぁぁ・・・」
「き、気持ち・・・気持ちいい・・・・・」
そして今度は細いカテーテルを消毒液に浸けると、尿道に差し込む
「うん!」
軽い痛みに眉をしかめる
横についている短いチューブに空気をいれた注射器をさしこみ
膀胱内部のバルーンを膨らませる
少しカテーテルを引いてみて、抜けてこないことを確認
そのカテーテルのチューブを前方に飛び出したラバーペニスの中心に差し込んでいき
チューブの先端がラバーペニスの尿道口か少し飛び出したところで止める
このカテーテルの先端にはプスチックの蓋がついている
次は2本のディルドゥをしっかりと根本まで押し込み、ラバーパンティーをキッチリと引き上げた
「す、凄い・・・」
「お腹の中が・・・・、い、いっぱい・・・・・」
3本のディルドゥ付きラバーパンティーをはいた優香の股間は巨大なペニスを持った男性のようだった
次に、ゴム専用の滑走剤であるドレッシングエイドを内側に塗ったラバーキャットスーツに脚を通すと、爪を立てないように
慎重に上に引き上げる
フロントファスナーは4つのスライダーが付いていて、好きな場所で細かく開閉できる
4つのスライダーを腰の位置まで引き上げ、1つ目を覗いて残り3つのスライダーを下げる
こうして股間のラバーペニスだけが飛び出す形にファスナーを調節すると
首もとまでファスナーを引き上げて全身をラバーで包み込む
やや小さめのキャットスーツは全身をピッチリと締め上げるように密着していく
「ああぁぁぁ・・・・・・」
「この締め付けられるゴムの感触、き、気持ちいい・・・・・・・」
うっとりとしながら、次はソックスを履き、その上から膝上まであるニーハイラバーブーツに脚を通す
ブーツをピッタリと履き終えると、ブーツの太腿の部分に付いているベルトと足首にも付いているベルトを
キユッと締め上げる
ブーツの太腿を絞めるベルトは白いラバーの二本線が入っていて、アクセントとなっている
今度はコルセットだ
厚手のラバーで作られ、ボーンが何本も入っていて、ウエストをしっかりと締め上げサポートしてくれる
後ろは紐で編み上げとなっていて自由に締め付け感を調節出来る構造
前はファスナーになっていて、自分での装着が容易にできる
さらに、ファスナーを絞めた後に何本ものラバーベルトを絞めるように作られている
アンダーバストタイプのコルセットだが、骨盤まで覆うロングタイプだ
キッチリとラバーコルセットを締め上げると、ウエストがギユッとくびれて魅惑的なプロポーションが出来上がる
更に、ラバーマスクを装着する
目と口は開いているが、鼻の部分は呼吸用の小さな穴が二カ所あいているだけである
このマスクは後頭部が編み上げ式になっていて、なかなか自分一人で装着するのはたいへんだ
かなり長い時間、三面鏡の前で後頭部の編み上げに悪戦苦闘する
やっとのことで、全頭マスクをピッタリと装着し終えるとキャットスーツとマスクの繋ぎ目である
首の部分をそれぞれに覆い重ねると、その上から幅のある厚手のラバー製首輪を嵌め
しっかりと首に密着させ、バックルで絞めると、そこにある施錠用の突起を穴に通し、南京錠を掛けてしまう
それが済むと、コルセットの上から幅広のラバーベルトで出来た胴枷を着ける
これも首輪と同じ構造になっていて、南京錠で施錠出来る
もう一つ、ブーツ足首にも同じラバーの足枷を装着し、南京錠で施錠してしまう
勝手にブーツも脱げなくなってしまうのだ
ここまできて、やっとグローブの登場だ
全ての作業を終えると、ラバーグローブを嵌める
最後は、そのグローブの手首に首輪等と同じラバーの手枷を嵌めて、南京錠で施錠してしまう
「ふー」
優香は大きく溜息をつくと
「明日はお休み、今夜から明日の夜までラバーの拘束から解放されないのね」
優香は首輪・胴枷・足枷・手枷のそれぞれを施錠した南京錠の鍵を金庫に入れておいたのだ
小型だがしっかりした作りの頑丈な金庫で、タイマーで開閉ができる
予め、タイマーをセットし、明日の夜11時にならないと金庫の鍵は開けられないようにしてある
つまり、優香は明日の夜11時まで、全身を包むラバーから逃げられないと言う訳なのだ
もちろん、ラバーの衣服だ、引きちぎればそれまでだが・・・・
これは、大切な物を破壊しないと脱ぐことが出来ないと言う精神的な面での抑止力となるのだ
どれだけの時間が過ぎたのだろう、咽の渇きを覚え
冷蔵庫から冷たいビールを取り出し咽に送り込む
フル装備のラバー装着で、スーツの中の素肌は汗まみれになっている
そんな火照った体に冷たいビールはとても心地よかった
冷たいビールを飲み終え
ゆったりと食事を取ると、机の引き出しから日記帳を取り出す
よく使い込まれた黒い革の表紙
そこには特異な性癖をもつフェシスト優香の溢れるばかりの情熱が記されている
ここ数日、日記を書いていなかったことを思い出し、今日の出来事を書き記そうと黒革の表紙を開いた
そして日記帳に目を落とすと・・・・・
「こ、これって!!」
「わ・・・私のじゃない!!!!!」
「知美・・・・の・・・・日記・・・・・」
「ど、どうしよう!」
「い、いつ・・・・どうしたの?!!!」
優香は焦っていた
今、自分の手元にある日記帳は友人、知美のものだったのだ
そして、自分の日記帳はそこには無い
「ど、どうしたの」
「お・・・落ち着け、落ち着け・・・・」
「思い出さなきゃ!!」
優香の心臓は飛び出しそうなほどに激しく鼓動をくりかえしている
「あ!あの時か!」
それは昨日の帰りがけのことだった
日記帳を部屋から持ち出すことは滅多にないのだが、その日はバッグに入れて職場にもっていったのだった
そして、帰り際の更衣室で知美とぶつかってしまい、互いにバックを床に落とし中身を散乱させてしまった
その時、知美のバッグにも同じ日記帳が入っていたのだ
もともと黒革表紙の日記帳は、知美と二人で買いに行った物なのだ
ふたりして気に入って同じ物を購入したのだ
それを・・・・・・
互いに間違えてバッグにしまい込んでしまったようだ・・・・・・
「昨日の帰りに間違えたのだ・・・」
「でも・・・知美は今日なにも日記について聞いてこなかった」
「と、いうことは・・・・」
「まだ日記帳の中を見ていないということか?」
優香はラバーマスクの中に冷や汗をかいていた
「はやく、早く・・・知美の持っている私の日記帳と交換しないと」
「で、でも・・・・」
「明日の夜まで、ラバースーツを脱ぐことはできないし・・・・」
「こ、困ったな・・・」
「下手に電話すると、知美が日記を読んでしまうことになりかねない」
「こ、こんなフェチな変態な内容ばかりの日記だもの」
「ど、どうしよう・・・・・」
自分の秘密を知られてしまったら・・・・
生きた心地のしない時間が流れていく
ラバーに閉じこめられて、気持ちの良い休日を過ごすはずがとんでもないことなってしまった
各所に掛けられた南京錠が恨めしかった
「待つしかない・・・・」
「きっと、知美は日記帳を見ていないんだ」
「月曜日に交換すれば何事もおきない」
「今、連絡を取る方が悪い結果を招くことになるわ」
「待つの、じっと我慢して・・・」
「それが、一番だわ」
それが優香の不幸の始まりだった
以下、黒革のDiaryへと物語は戻る・・・・・・・・
黒革のDiary 第2章 終話
と言うわけで、第一話の最初に話はもどります
執筆にちょっと時間がかかりすぎてしまい、1年も連載期間が続いちゃいました
(^.^)ご(-.-)め(__)ん(-。-)ね(^.^)
次回、新作・・・・
ほんとうか!(苦笑)
執筆開始まで暫し休憩を
愛読頂いた読者の皆様に感謝!(m_m)
2012'06.28 (Thu) 10:46
第41話 -転落への階段-
気の遠くなるような1日が過ぎた・・・・・
再び石牢の扉が開かれ、マスターが入ってきた
「どうかな?楽しく過ごせたかな」
「これを嵌めていると退屈しなくて、1日がとても素晴らしいと思えてくるだろう」
「さて、返事を聞かせてもらおうな」
「イエスかノーか」
森羅は丸く蹲ったまま首を横に振った
「殺されたって・・・・」
「言うものか!」
「そうか・・・」
「ふふふ、殺しはしないから安心しなさい」
「だが、生きていることを後悔することになる」
「明日、また聞きに来る」
「もう1日楽しんでるといい」
「そうだ、退屈だろうからTVを付けておいてあげる」
森羅の前に小さな液晶TVが差し出された
スイッチが入ると、そこには・・・・・
「う・・・うわああぁぁぁーーーーーーーー!!」
森羅は絶叫したTVの画面には麗華が映し出されていた
金属らしきベッドに大の字で固定されている麗華
ヘッドギアとよばれる物が頭部に装着されて、そこから何本ものコードが伸びている
胸、腹部、太股・・・・・
そして股間からもコードが伸びている
麗華は体を痙攣させ、口から涎を流し、瞳は虚ろに空を見つめる
突然、弾かれたように全身を痙攣させ手足を拘束している鎖を引きちぎらんばかり暴れる
そして、耐え難い程の絶叫をくりかえす
「ね、ねえさん!!」
「な・・・なにをしたんだ!」
「ふふふ、君がイエスと言うまで姉さんはこのベッドで楽しいおもいを繰り返すのさ」
「ヘッドギアは脳を引っかき回すような音波を頭の中に送り込む」
「長時間続けられたら廃人になるだろうね」
「体の各部に取り付けられたコードからは電流が流れる」
「弱いのから強いのまで、千差万別だ」
「特に、股間の電極は耐え難いだろうね」
「膣内部、クリトリス、尿道、アナル」
「それぞれに電極が差し込まれている、強い電流が流れると殺してほしいと絶叫するんだよ」
「君がイエスと答えるまでエンドレスに続くんだよ」
「姉さんおもいの君だ、いっぱい楽しませてやることだな」
「じゃあ、明日また会おう」
扉を出ていこうとするマスターに
「ま、まって!!」
「僕がイエスと返事をすれば・・・・姉さんを赦してくれるんだね」
その問いかけにマスターは
「返事は1日1回、明日聞こう」
そう、言い残して出て行ってしまった
「まっまって!!!!」
森羅は必死で呼び止めるが、重い石の扉は閉じられてしまった
森羅の目の前のTVには麗華が失神と覚醒を繰り返す姿が延々と写し続けられていく
「ねえさん・・・・・・」
森羅はガックリとうなだれその場に蹲ってしまった
「僕の・・・・僕のせいで・・・・・・」
「ご・・・ごめんなさい・・・・・・・・」
石の床が涙で濡れていく
雨に煙る港のアパート、優香の部屋
「雨の日曜日か・・・・」
「えへへへ・・・こんな日は外出日和、お散歩に行ってこようかな」
優香はクローゼットからラバーのキャットスーツを取り出した
「今日はどれにしようかな・・」
「よし!これに決めた」
優香が手にしたのは飴色の半透明のキャットスーツだった
ジッパーは後ろについているタイプだ
ただ、そのバックジップは腰の上で終わっていて、股間には別のジッパーが取り付けられている
バックジップは首から臍の前まで連続してジッパーが続いていると、前屈みになるのが難しく、姿勢を制約されるのだが
このタイプのように、ジッパーがウエストで分割されていると、動きがとても楽になるのである
ソックス、ク゜ローブと一体になったキャットスーツをたっぷりのドレッシングエイドと共に着用していく
ピチピチとゴムの擦れる音が部屋に響く
全身を半透明のトランスナチュラルカラーが包み込むと、直ぐに汗が滲み出す
濡れた箇所はゴムが透明となって皮膚が浮き出てくる
裸よりも卑猥な姿になるスーツなのだ
鏡に映った自分を見て
「うわぁー、このスーツ嫌らしいよね」
そう言いながら笑い出した
「私って、ほんとうに変態だわ・・・・」
股間のジッパーを開くと、消毒したカテーテルを尿道に差し込む
「うん!」
ピりッとした痛みが走る
ちょっと顔をしかめながら、カテーテルを奥まで挿入する
膀胱内部まで入ったことを確認すると、注射器に空気を入れてカテーテルの二股に別れた短い管に差し込む
注射器の中の空気を押し込むと、カテーテルを引いて抜けてこないことを確認する
そう、留置式カテーテルで膀胱内部で風船のように膨らませることができるのだ
「よし、OKだな」
カテーテルの先に貯尿バックを取り付けると、ラバースーツの上から太股にベルトで固定する
次に、黒いラバーで出来たウエスト部分が幅広いコルセットに近い形状のT字ベルトを装着する
そのT字ベルトにはゴムで出来た2本のディルドゥが取り付けられている
キャットスーツのジッパーが開いた股間ら女性自身とアナルにディルドゥを挿入していく
「あぁ・・・・ああぁぁぁ・・・・・・」
たっぷりローションを塗っても、大きな2本のディルドゥはもの凄い刺激を与える
「うううぅ・・・・・・!!」
キッチリと2本とも根本まで挿入し終えると、T字ベルトでしっかり固定する
次に、黒いラバーのブラジャーを飴色キャットスーツの上から装着する
最後に、分厚いゴムで出来た鍵のかかる首輪を装着して完成だ
キャットスーツ一体のソックス上に綿のソックスを履く
これは、ブーツを履いたときにラバーソックスを破いてしまわない為なのだ
膝までのラバーブーツを履くと、その上から水玉模様のビニールレインコートを羽織る
「あ、これヤバいかも」
飴色のグローブの嵌った手をみると、慌ててピンクのカラー軍手をその上から嵌める
レインコートの襟を立てると
「よし!完成!」
「港をグルッと一週してこようかな」
優香は嬉しそうにアパートを出ていった
水玉のレインコートの襟を立て、ゴムのレインブーツで雨の中を歩く姿はごく普通の女性にしか見えない
しかし、レインコートの下はラバースーツに尿道カテーテル、貯尿バックにWディルドゥという想像もできない姿だった
太股に取りつけられた貯尿バックにオシッコが溜まりはじめている
Wディルドゥは歩くたびに女性自身とアナルを責め立て、全身を覆うキャットスーツの中は汗でビッショリ濡れている
「だめ・・・・歩けないや」
防波堤の縁に腰掛ける
「い、いやっ!」
腰を下ろすと、2本のディルドゥが体内を突き上げてくる
慌てて立ち上がると、苦笑した
ぼんやりと雨に煙る海を眺めていた
こんな日の海辺は人通りもほとんど無くヒッソりと静まりかえって海面に落ちる雨音だけが響いていく
「私って、やっかいな趣味の持ち主だな・・・・」
優香はポツリと呟いた
「でも、これが私の幸せなんだもの・・・生き甲斐なんだ」
そう自分に言い聞かせて微笑むのだった
隠れた性癖を一人そっと楽しむ、ささやかで平穏な日々・・・・・・
だが・・・・
その穏やかな日々は
親友の自殺と言うショッキングな出来事と共に過酷な運命の渦に巻き込まれていく
そんなことなど露程も知らない優香だったのだ
続く
気の遠くなるような1日が過ぎた・・・・・
再び石牢の扉が開かれ、マスターが入ってきた
「どうかな?楽しく過ごせたかな」
「これを嵌めていると退屈しなくて、1日がとても素晴らしいと思えてくるだろう」
「さて、返事を聞かせてもらおうな」
「イエスかノーか」
森羅は丸く蹲ったまま首を横に振った
「殺されたって・・・・」
「言うものか!」
「そうか・・・」
「ふふふ、殺しはしないから安心しなさい」
「だが、生きていることを後悔することになる」
「明日、また聞きに来る」
「もう1日楽しんでるといい」
「そうだ、退屈だろうからTVを付けておいてあげる」
森羅の前に小さな液晶TVが差し出された
スイッチが入ると、そこには・・・・・
「う・・・うわああぁぁぁーーーーーーーー!!」
森羅は絶叫したTVの画面には麗華が映し出されていた
金属らしきベッドに大の字で固定されている麗華
ヘッドギアとよばれる物が頭部に装着されて、そこから何本ものコードが伸びている
胸、腹部、太股・・・・・
そして股間からもコードが伸びている
麗華は体を痙攣させ、口から涎を流し、瞳は虚ろに空を見つめる
突然、弾かれたように全身を痙攣させ手足を拘束している鎖を引きちぎらんばかり暴れる
そして、耐え難い程の絶叫をくりかえす
「ね、ねえさん!!」
「な・・・なにをしたんだ!」
「ふふふ、君がイエスと言うまで姉さんはこのベッドで楽しいおもいを繰り返すのさ」
「ヘッドギアは脳を引っかき回すような音波を頭の中に送り込む」
「長時間続けられたら廃人になるだろうね」
「体の各部に取り付けられたコードからは電流が流れる」
「弱いのから強いのまで、千差万別だ」
「特に、股間の電極は耐え難いだろうね」
「膣内部、クリトリス、尿道、アナル」
「それぞれに電極が差し込まれている、強い電流が流れると殺してほしいと絶叫するんだよ」
「君がイエスと答えるまでエンドレスに続くんだよ」
「姉さんおもいの君だ、いっぱい楽しませてやることだな」
「じゃあ、明日また会おう」
扉を出ていこうとするマスターに
「ま、まって!!」
「僕がイエスと返事をすれば・・・・姉さんを赦してくれるんだね」
その問いかけにマスターは
「返事は1日1回、明日聞こう」
そう、言い残して出て行ってしまった
「まっまって!!!!」
森羅は必死で呼び止めるが、重い石の扉は閉じられてしまった
森羅の目の前のTVには麗華が失神と覚醒を繰り返す姿が延々と写し続けられていく
「ねえさん・・・・・・」
森羅はガックリとうなだれその場に蹲ってしまった
「僕の・・・・僕のせいで・・・・・・」
「ご・・・ごめんなさい・・・・・・・・」
石の床が涙で濡れていく
雨に煙る港のアパート、優香の部屋
「雨の日曜日か・・・・」
「えへへへ・・・こんな日は外出日和、お散歩に行ってこようかな」
優香はクローゼットからラバーのキャットスーツを取り出した
「今日はどれにしようかな・・」
「よし!これに決めた」
優香が手にしたのは飴色の半透明のキャットスーツだった
ジッパーは後ろについているタイプだ
ただ、そのバックジップは腰の上で終わっていて、股間には別のジッパーが取り付けられている
バックジップは首から臍の前まで連続してジッパーが続いていると、前屈みになるのが難しく、姿勢を制約されるのだが
このタイプのように、ジッパーがウエストで分割されていると、動きがとても楽になるのである
ソックス、ク゜ローブと一体になったキャットスーツをたっぷりのドレッシングエイドと共に着用していく
ピチピチとゴムの擦れる音が部屋に響く
全身を半透明のトランスナチュラルカラーが包み込むと、直ぐに汗が滲み出す
濡れた箇所はゴムが透明となって皮膚が浮き出てくる
裸よりも卑猥な姿になるスーツなのだ
鏡に映った自分を見て
「うわぁー、このスーツ嫌らしいよね」
そう言いながら笑い出した
「私って、ほんとうに変態だわ・・・・」
股間のジッパーを開くと、消毒したカテーテルを尿道に差し込む
「うん!」
ピりッとした痛みが走る
ちょっと顔をしかめながら、カテーテルを奥まで挿入する
膀胱内部まで入ったことを確認すると、注射器に空気を入れてカテーテルの二股に別れた短い管に差し込む
注射器の中の空気を押し込むと、カテーテルを引いて抜けてこないことを確認する
そう、留置式カテーテルで膀胱内部で風船のように膨らませることができるのだ
「よし、OKだな」
カテーテルの先に貯尿バックを取り付けると、ラバースーツの上から太股にベルトで固定する
次に、黒いラバーで出来たウエスト部分が幅広いコルセットに近い形状のT字ベルトを装着する
そのT字ベルトにはゴムで出来た2本のディルドゥが取り付けられている
キャットスーツのジッパーが開いた股間ら女性自身とアナルにディルドゥを挿入していく
「あぁ・・・・ああぁぁぁ・・・・・・」
たっぷりローションを塗っても、大きな2本のディルドゥはもの凄い刺激を与える
「うううぅ・・・・・・!!」
キッチリと2本とも根本まで挿入し終えると、T字ベルトでしっかり固定する
次に、黒いラバーのブラジャーを飴色キャットスーツの上から装着する
最後に、分厚いゴムで出来た鍵のかかる首輪を装着して完成だ
キャットスーツ一体のソックス上に綿のソックスを履く
これは、ブーツを履いたときにラバーソックスを破いてしまわない為なのだ
膝までのラバーブーツを履くと、その上から水玉模様のビニールレインコートを羽織る
「あ、これヤバいかも」
飴色のグローブの嵌った手をみると、慌ててピンクのカラー軍手をその上から嵌める
レインコートの襟を立てると
「よし!完成!」
「港をグルッと一週してこようかな」
優香は嬉しそうにアパートを出ていった
水玉のレインコートの襟を立て、ゴムのレインブーツで雨の中を歩く姿はごく普通の女性にしか見えない
しかし、レインコートの下はラバースーツに尿道カテーテル、貯尿バックにWディルドゥという想像もできない姿だった
太股に取りつけられた貯尿バックにオシッコが溜まりはじめている
Wディルドゥは歩くたびに女性自身とアナルを責め立て、全身を覆うキャットスーツの中は汗でビッショリ濡れている
「だめ・・・・歩けないや」
防波堤の縁に腰掛ける
「い、いやっ!」
腰を下ろすと、2本のディルドゥが体内を突き上げてくる
慌てて立ち上がると、苦笑した
ぼんやりと雨に煙る海を眺めていた
こんな日の海辺は人通りもほとんど無くヒッソりと静まりかえって海面に落ちる雨音だけが響いていく
「私って、やっかいな趣味の持ち主だな・・・・」
優香はポツリと呟いた
「でも、これが私の幸せなんだもの・・・生き甲斐なんだ」
そう自分に言い聞かせて微笑むのだった
隠れた性癖を一人そっと楽しむ、ささやかで平穏な日々・・・・・・
だが・・・・
その穏やかな日々は
親友の自殺と言うショッキングな出来事と共に過酷な運命の渦に巻き込まれていく
そんなことなど露程も知らない優香だったのだ
続く
2012'05.19 (Sat) 14:12
第40話 -牢獄-
麗華と森羅は石造りの地下牢に入れられていた
会長の事故死、社長の入院・・・・
そのため実権を握って、我が物顔に振る舞う黒木専務・・・・
サディストの彼が財力にものを言わせて作り上げたハーレム
その地下室には何人もの女性が閉じ込められていた
麗華と森羅も会長宅から強引に連れ出され、有無を言わさず地下牢に閉じ込められてしまったのだ
姉弟は別々の牢屋に全裸で監禁されていた
石造りで湿った空気と闇が支配する恐怖の空間・・・・・・
監視人がランプをもって見回りに来る意外、人と接することもない
監視人が去ってランプの灯りが遠離ると漆黒の闇が再び訪れる
別の牢屋からだろう、啜り泣く女の声が聞こえてくる
麗華は持ち前の気丈な性格でなんとか持ちこたえていたが、普通なら発狂してしまうかもしれない
どれだけ時間が経過し・・・・今が昼なのか夜なのか・・・何日経ったのかすら解らなくなっていた
この石牢に入れられてから、何かをされるわけではなく、延々と放置されているだけなのだ
しかし・・・・
相手が居て責められていたほうがましなのかもしれない・・・・・
闇の中、孤独にさいなまれていく方がかえった辛かった・・・・・
麗華は森羅のことが気がかりだった・・・・
無事でいてくれるだろうか・・・・弟を思う姉の心は張り裂けそうだ・・・・・・
気の遠くなるような暗闇と静寂の中の放置が続いたある日・・・・
ただ見回りにきて無言で食事を交換していく監視人が声を掛けた
「おい!」
「マスターのお越しだ」
麗華は人の声を聞けて嬉しかった、長時間の孤独は正常な神経をむしばんでいたのだ
「は・・・はい」
これからどんなことが待っているのか心配するよりも、人の声が聞けたことのが嬉しかった
ギイィィーーー
閉じ込められてから一度も開いたことのない石牢の扉が開かれた
「出ろ!」
監視人に引き立てられて牢屋の通路に出た
そこには黒い革のコートを羽織った男性が立っていた
「酷い姿だな・・・・・・」
男はポツリと呟く
「はい、入牢してから一度も外に出していませんので」
「もちろん、顔も体も・・・洗うような水は与えていません」
管理人のおどおどした説明に、この男の支配者としての権威が感じられる
「ふふふ、美観の女王様もこれでは浮浪者以下だな」
「それに・・・・酷い臭いだ・・・」
麗華は管理人とマスターと呼ばれる男とのやりとりを見て、急に今の自分がどんな状態なのか
自身が恥ずかしくなっていた・・・・・
「ま、汚れていようがそんなことはどうでも良い」
「この女を例の部屋へ連れて行け」
「はい!かしこまりました」
管理人に引き立てられ、麗華はヨロヨロと石造りの廊下を歩かされていった
マスターはその後、牢屋の長い石畳の廊下を進むと奥まった一つの石牢の前で止まった
「いい子にしてたかな?」
「ぼちぼち従順に私の言うことが聞けるようになっただろう」
「私の物になれ」
そういいながら、重い石の扉を開いた
中には蹲るように全裸の少年がいた・・・・・・・
そう・・・森羅だった・・・・
「森羅君、もう私の言うことに従ってくれるよね」
森羅の髪を鷲づかみにして顔を上向きにさせた
「相変わらず、美しい顔をしている」
「たとえ長時間の監禁で薄汚れていても、その美しさは変わらないね」
「その美しい顔を見ているとたまらないのだよ」
「さあ、返事を聞かせてもらおうか」
「可愛い、森羅くん」
森羅はグイッと顔を背けると
「僕は・・・・・」
「僕がお仕えするのは、たった一人」
「今は亡き、亜里砂お嬢様だけです!」
「そうか・・・」
「可愛い顔に似合わず、かなり強情だな」
「それじゃあ、どうしても言うことを聞かなくてはならないようにしてあげよう」
ガシャン!
石の床に銀色に輝くベルトのような物が放り出された
「森羅君、これがなんだか解るよね」
「そう、貞操帯だ」
「以前、君が忠誠を誓った女主に着けさせられていた貞操帯だ」
「だが・・・・これはそんな優しいものではではない」
「お前の人格を破壊するほど苦しく辛いものものだ」
「これから、この貞操帯をお前の体に装着してやる」
「そして、1日に一度だけ返事を聞きに来る、その気になったら私に跪付いて哀願するんだね」
「君の態度が私に納得できるものだったら、もう少し楽な物に代えてあげる」
「そして、私の僕となって生涯、従順に尽くしてもらおう」
そう言い終えると、ズシリと思い銀色に輝く貞操帯が森羅の体に装着された
「グハアァァ!!!」
思わず森羅は呻き声をあげた
腰のベルトは幅広く、極端に細く、ギユーっと引絞られたまま止められた
股間を褌のように縦にまわるベルトにはアナルに挿入される巨大なディルドゥが取り付けられている
周囲に取り付けられている無数イボイボがおぞましい姿で恐怖を煽る
「ふふふ、これをアナルに入れると、気が狂ってしまうよ」
ベルトが縦にまわされ、森羅の男性自身が小さなペニスチューブの中に無理矢理押し込まれる
そのペニスチューブり内部にも、アナルディルドゥと同じイボイボが付いていて、挿入された男性自身に食い込んでくる
さらに、ペニスチューブとは別に睾丸を締め込むリングが付いていて、カチンと接合されると竿と睾丸の根本が強力に締め上げられる
更にそれだけではなかった・・・・・・
ペニスチューブの内部には湾曲したステンレスカテーテルが装着されていて、尿道の内部を遠慮無く突き進んで膀胱内部まで達する
「ぐううぅぅぅぅぅ・・・・・・・」
森羅は苦悶の表情をうかべる
しかしマスターは無言のまま、手際よく恐怖の貞操帯を装着し続ける
リヤベルトがお尻の割れ目に食い込む、それと同時に恐ろしげなアナルディルドゥが直腸内部に侵入してきる
「う・・・うわあぁぁぁぁぁぁぁ」
森羅はそのおぞましさに叫び声をあげた
ズズズズ・・・・・・
根本までしっかり差し込まれるとリヤベルトと共にガッチリとウエスト後部で施錠されてしまった
太く長いこのディルドゥは先端がカーブしていて、前立腺を常に圧迫するように出来ている
そして、無数のイボイボが鳥肌の立つような不気味な感覚で粘膜を刺激してくる
その上から分厚いステンレスで出来たフロントシールドが股間全体を覆ってしまう
これを着けられると分厚い金属カバーが股間を全て覆ってしまい、全体にツルンとした股間ができあがるのだ
鍵が無ければ絶対に自分自身に触ることはできない
そして、おぞましいアナルディルドゥを自力で抜くことも出来なくなってしまった
極端に細いペニスチューブは常に握りしめられているような拘束感を与え続け、わずかな勃起すら内部のイボイボが食い込んで苦痛を与える
そうなると尿道内部からも圧倒的な支配力でステンレスカテーテルが責めてくる・・・・・・
しかも、アナルディルドゥが常に前立腺を刺激しペニスを勃起させようとする
不条理のジレンマに森羅は正常な思考力を失いかけていた
「ふふふ、いつまで頑張れるかな?」
「返事は1日一回だ、一度NOと言えば24時間苦しみは続く」
「よく理解しておくことだな」
「それに、君が強情を張れば張るほど・・・・」
「お姉さんが、辛い目にあうのだよ」
「姉さん!!」
「姉さんに何をしたんだ!!」
「その質問はノーコメントだ、それでは明日また会おう」
重い石の扉が閉められ、森羅は絶望的な貞操帯を装着されたまま石牢に取り残された
一瞬の休息もない激しい責めに、森羅は硬い貞操帯のシールドを両手で押さえながら蹲ってしまった・・・・・
続く
麗華と森羅は石造りの地下牢に入れられていた
会長の事故死、社長の入院・・・・
そのため実権を握って、我が物顔に振る舞う黒木専務・・・・
サディストの彼が財力にものを言わせて作り上げたハーレム
その地下室には何人もの女性が閉じ込められていた
麗華と森羅も会長宅から強引に連れ出され、有無を言わさず地下牢に閉じ込められてしまったのだ
姉弟は別々の牢屋に全裸で監禁されていた
石造りで湿った空気と闇が支配する恐怖の空間・・・・・・
監視人がランプをもって見回りに来る意外、人と接することもない
監視人が去ってランプの灯りが遠離ると漆黒の闇が再び訪れる
別の牢屋からだろう、啜り泣く女の声が聞こえてくる
麗華は持ち前の気丈な性格でなんとか持ちこたえていたが、普通なら発狂してしまうかもしれない
どれだけ時間が経過し・・・・今が昼なのか夜なのか・・・何日経ったのかすら解らなくなっていた
この石牢に入れられてから、何かをされるわけではなく、延々と放置されているだけなのだ
しかし・・・・
相手が居て責められていたほうがましなのかもしれない・・・・・
闇の中、孤独にさいなまれていく方がかえった辛かった・・・・・
麗華は森羅のことが気がかりだった・・・・
無事でいてくれるだろうか・・・・弟を思う姉の心は張り裂けそうだ・・・・・・
気の遠くなるような暗闇と静寂の中の放置が続いたある日・・・・
ただ見回りにきて無言で食事を交換していく監視人が声を掛けた
「おい!」
「マスターのお越しだ」
麗華は人の声を聞けて嬉しかった、長時間の孤独は正常な神経をむしばんでいたのだ
「は・・・はい」
これからどんなことが待っているのか心配するよりも、人の声が聞けたことのが嬉しかった
ギイィィーーー
閉じ込められてから一度も開いたことのない石牢の扉が開かれた
「出ろ!」
監視人に引き立てられて牢屋の通路に出た
そこには黒い革のコートを羽織った男性が立っていた
「酷い姿だな・・・・・・」
男はポツリと呟く
「はい、入牢してから一度も外に出していませんので」
「もちろん、顔も体も・・・洗うような水は与えていません」
管理人のおどおどした説明に、この男の支配者としての権威が感じられる
「ふふふ、美観の女王様もこれでは浮浪者以下だな」
「それに・・・・酷い臭いだ・・・」
麗華は管理人とマスターと呼ばれる男とのやりとりを見て、急に今の自分がどんな状態なのか
自身が恥ずかしくなっていた・・・・・
「ま、汚れていようがそんなことはどうでも良い」
「この女を例の部屋へ連れて行け」
「はい!かしこまりました」
管理人に引き立てられ、麗華はヨロヨロと石造りの廊下を歩かされていった
マスターはその後、牢屋の長い石畳の廊下を進むと奥まった一つの石牢の前で止まった
「いい子にしてたかな?」
「ぼちぼち従順に私の言うことが聞けるようになっただろう」
「私の物になれ」
そういいながら、重い石の扉を開いた
中には蹲るように全裸の少年がいた・・・・・・・
そう・・・森羅だった・・・・
「森羅君、もう私の言うことに従ってくれるよね」
森羅の髪を鷲づかみにして顔を上向きにさせた
「相変わらず、美しい顔をしている」
「たとえ長時間の監禁で薄汚れていても、その美しさは変わらないね」
「その美しい顔を見ているとたまらないのだよ」
「さあ、返事を聞かせてもらおうか」
「可愛い、森羅くん」
森羅はグイッと顔を背けると
「僕は・・・・・」
「僕がお仕えするのは、たった一人」
「今は亡き、亜里砂お嬢様だけです!」
「そうか・・・」
「可愛い顔に似合わず、かなり強情だな」
「それじゃあ、どうしても言うことを聞かなくてはならないようにしてあげよう」
ガシャン!
石の床に銀色に輝くベルトのような物が放り出された
「森羅君、これがなんだか解るよね」
「そう、貞操帯だ」
「以前、君が忠誠を誓った女主に着けさせられていた貞操帯だ」
「だが・・・・これはそんな優しいものではではない」
「お前の人格を破壊するほど苦しく辛いものものだ」
「これから、この貞操帯をお前の体に装着してやる」
「そして、1日に一度だけ返事を聞きに来る、その気になったら私に跪付いて哀願するんだね」
「君の態度が私に納得できるものだったら、もう少し楽な物に代えてあげる」
「そして、私の僕となって生涯、従順に尽くしてもらおう」
そう言い終えると、ズシリと思い銀色に輝く貞操帯が森羅の体に装着された
「グハアァァ!!!」
思わず森羅は呻き声をあげた
腰のベルトは幅広く、極端に細く、ギユーっと引絞られたまま止められた
股間を褌のように縦にまわるベルトにはアナルに挿入される巨大なディルドゥが取り付けられている
周囲に取り付けられている無数イボイボがおぞましい姿で恐怖を煽る
「ふふふ、これをアナルに入れると、気が狂ってしまうよ」
ベルトが縦にまわされ、森羅の男性自身が小さなペニスチューブの中に無理矢理押し込まれる
そのペニスチューブり内部にも、アナルディルドゥと同じイボイボが付いていて、挿入された男性自身に食い込んでくる
さらに、ペニスチューブとは別に睾丸を締め込むリングが付いていて、カチンと接合されると竿と睾丸の根本が強力に締め上げられる
更にそれだけではなかった・・・・・・
ペニスチューブの内部には湾曲したステンレスカテーテルが装着されていて、尿道の内部を遠慮無く突き進んで膀胱内部まで達する
「ぐううぅぅぅぅぅ・・・・・・・」
森羅は苦悶の表情をうかべる
しかしマスターは無言のまま、手際よく恐怖の貞操帯を装着し続ける
リヤベルトがお尻の割れ目に食い込む、それと同時に恐ろしげなアナルディルドゥが直腸内部に侵入してきる
「う・・・うわあぁぁぁぁぁぁぁ」
森羅はそのおぞましさに叫び声をあげた
ズズズズ・・・・・・
根本までしっかり差し込まれるとリヤベルトと共にガッチリとウエスト後部で施錠されてしまった
太く長いこのディルドゥは先端がカーブしていて、前立腺を常に圧迫するように出来ている
そして、無数のイボイボが鳥肌の立つような不気味な感覚で粘膜を刺激してくる
その上から分厚いステンレスで出来たフロントシールドが股間全体を覆ってしまう
これを着けられると分厚い金属カバーが股間を全て覆ってしまい、全体にツルンとした股間ができあがるのだ
鍵が無ければ絶対に自分自身に触ることはできない
そして、おぞましいアナルディルドゥを自力で抜くことも出来なくなってしまった
極端に細いペニスチューブは常に握りしめられているような拘束感を与え続け、わずかな勃起すら内部のイボイボが食い込んで苦痛を与える
そうなると尿道内部からも圧倒的な支配力でステンレスカテーテルが責めてくる・・・・・・
しかも、アナルディルドゥが常に前立腺を刺激しペニスを勃起させようとする
不条理のジレンマに森羅は正常な思考力を失いかけていた
「ふふふ、いつまで頑張れるかな?」
「返事は1日一回だ、一度NOと言えば24時間苦しみは続く」
「よく理解しておくことだな」
「それに、君が強情を張れば張るほど・・・・」
「お姉さんが、辛い目にあうのだよ」
「姉さん!!」
「姉さんに何をしたんだ!!」
「その質問はノーコメントだ、それでは明日また会おう」
重い石の扉が閉められ、森羅は絶望的な貞操帯を装着されたまま石牢に取り残された
一瞬の休息もない激しい責めに、森羅は硬い貞操帯のシールドを両手で押さえながら蹲ってしまった・・・・・
続く
2012'05.08 (Tue) 14:13
第39話 -愛人-
「相原知美」
黒木水産の会長、黒木勇三の愛人・・・・
いや、SMパートナーと言ったほうがいいもしれない
彼女は勇三の手によって麻縄で厳しく縛り上げられ、ベッドの上に転がされていた
後ろ手に縛られ、胸縄と胡座に組んだ足首が張り付くまで前屈みに引き絞られた厳しい胡座縛りにされている
勇三は胡座縛りの知美をベッドの端まで引きずってくると仰向けのまま頭がベッドから出るような位置までもってきた
知美は首をベッドから落とす格好で頭を下にして喘いでいる
勇三はその知美の逆さになった顔に近づくと、興奮して大きくなった男性自身を知美の口に挿入した
「うぐ!」
ストレートに咽の奥まで侵入してくる
そう、この姿勢はスロートセックスに最適なポーズなのだ
口と咽が一直線となって、男性自身を深々と呑み込むことが出来るのだ
しかし、反面・・・
受け身の女性にとっては咽の奥深くくわえ込んだまま逃げることの出来ない恐ろしいものだ
「ぐえ!ぐえっ!」
知美は激しい嘔吐に見舞われる
「ぐはああぁぁーー!!」
胃から内容物が逆流してくる
男性自身を呑み込んだ咽から嘔吐が始まる
しかし、勇三はお構いなしにスロートセックスを続ける
「うげっ!うげっ!」
激しい嘔吐を繰り返しながら、塞がれた口から吐き続けるのだった
「ぐはああぁぁぁ!!」
窒息寸前に勇三は知美の口から男性自身を引き抜くと、そのまま胡座縛りの体をひっくり返すと
後ろから知美の体に侵入していった
「あ・・・あああぁぁぁぁぁーーーーーーー」
知美の耐えきれない喘ぎ声が部屋に響き渡る
勇三の動きが激しくなっていく
「はっはっはっ」
激しい息使いが続く・・・・・
「あっ・・・あっ!あっ!あっ!!」
「い・・・逝く逝く逝く・・・・」
「い・・・いやああぁぁぁーーーー!」
「だ、だめえええぇぇーーーーーー」
「い・・・・逝くううぅぅぅーーーーーー!」
後ろ手胡座縛りの不自由な体を痙攣させて知美はオルガスムスに達する
「むん!」
「はっ!はっ!」
しかし勇三の動きは止まらない
「はっ!はっ!はっ!はっ!」
更に勇三のインサートは激しくなっていく
「い・・・いや・・・」
「あ・・・あっ・・・・あっ!あっ!あっ!」
「だ・・・・だめ・・・・・ま、また・・・・・・・」
「い・・いやあああぁぁーーーーーーー」
「ま、また・・・逝くうううぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーー!!!!」
「知美!!!」
勇三の動きが一段と激しくなると、覆い被さるように縛られた知美を抱きしめた
「うっ!い・・・・・逝く!!!」
ググッ!と腰を突き上げる
次の瞬間、知美の体内に熱い物がほとばしった
「か・・・会長・・・・・」
「と・・・知美・・・・・」
胡座縛りの知美を抱きしめたまま勇三はグッタリと動ごこうとしなかった
知美は自由を奪われた姿のまま、勇三の体の重みを感じていた
その重みがとても心地よかった
暫しの時間・・・・・・
時が止まったように思えた
この上なく満たされた幸せな時間が流れていく・・・・
ゆっくりと体を起こすと勇三の物が体から抜け出していく
「会長・・・・」
「うん?」
「オチンチン・・・」
「私の口へ・・・・」
「綺麗にします・・・・・」
知美はポッと頬を染めて勇三を見つめた
「ああ・・・・・」
知美の体内へ射精を終えたばかりの勇三の男性自身が口の中に挿入された
知美はペチャペチャと音を立てながら美味しそうに男性自身を舐め上げて綺麗にしていく
胡座縛りを解かれていく知美・・・・
「お願い、後ろ手と胸縄はそのままにしておいてください」
「辛くないかい?」
「大丈夫です、まだ・・・・そのままでいたいのです」
「あぁ、わかったよ」
勇三はベッドに横になると、後ろ手に縛られたままの知美を胸に抱き寄せて髪を撫でた・・・・
甘えるように勇三の胸に顔をうずめながら
「会長・・・・・」
「知美は幸せです」
「ははは、それは私が言うセリフだよ」
「この年寄りの相手をしてくれて・・・・・・」
「そして・・・・」
「この年で、再び男性としての役を果たせるなんて」
「想っても見なかったことだ」
「知美・・・ありがとう・・・」
「会長・・・・」
「好きです、大好きです!」
縛られた不自由な体を精一杯胸に押しつけて体中で勇三に甘えた
知美の瞳から涙があふれ、勇三の胸を濡らした
「知美・・・・」
勇三は知美を力強く抱きしめた・・・・・・
しかし・・・・・
この幸せも長くは続かなかった・・・・・・
この数日後・・・
黒木水産の会長、黒木勇三は交通事故により・・・他界した・・・・
黒木水産に引き取られた二人
平穏な生活が待っているはずだった未来・・・
麗華と森羅は黒木会長の死によって再び過酷な運命へと導かれていくのだった
続く
「相原知美」
黒木水産の会長、黒木勇三の愛人・・・・
いや、SMパートナーと言ったほうがいいもしれない
彼女は勇三の手によって麻縄で厳しく縛り上げられ、ベッドの上に転がされていた
後ろ手に縛られ、胸縄と胡座に組んだ足首が張り付くまで前屈みに引き絞られた厳しい胡座縛りにされている
勇三は胡座縛りの知美をベッドの端まで引きずってくると仰向けのまま頭がベッドから出るような位置までもってきた
知美は首をベッドから落とす格好で頭を下にして喘いでいる
勇三はその知美の逆さになった顔に近づくと、興奮して大きくなった男性自身を知美の口に挿入した
「うぐ!」
ストレートに咽の奥まで侵入してくる
そう、この姿勢はスロートセックスに最適なポーズなのだ
口と咽が一直線となって、男性自身を深々と呑み込むことが出来るのだ
しかし、反面・・・
受け身の女性にとっては咽の奥深くくわえ込んだまま逃げることの出来ない恐ろしいものだ
「ぐえ!ぐえっ!」
知美は激しい嘔吐に見舞われる
「ぐはああぁぁーー!!」
胃から内容物が逆流してくる
男性自身を呑み込んだ咽から嘔吐が始まる
しかし、勇三はお構いなしにスロートセックスを続ける
「うげっ!うげっ!」
激しい嘔吐を繰り返しながら、塞がれた口から吐き続けるのだった
「ぐはああぁぁぁ!!」
窒息寸前に勇三は知美の口から男性自身を引き抜くと、そのまま胡座縛りの体をひっくり返すと
後ろから知美の体に侵入していった
「あ・・・あああぁぁぁぁぁーーーーーーー」
知美の耐えきれない喘ぎ声が部屋に響き渡る
勇三の動きが激しくなっていく
「はっはっはっ」
激しい息使いが続く・・・・・
「あっ・・・あっ!あっ!あっ!!」
「い・・・逝く逝く逝く・・・・」
「い・・・いやああぁぁぁーーーー!」
「だ、だめえええぇぇーーーーーー」
「い・・・・逝くううぅぅぅーーーーーー!」
後ろ手胡座縛りの不自由な体を痙攣させて知美はオルガスムスに達する
「むん!」
「はっ!はっ!」
しかし勇三の動きは止まらない
「はっ!はっ!はっ!はっ!」
更に勇三のインサートは激しくなっていく
「い・・・いや・・・」
「あ・・・あっ・・・・あっ!あっ!あっ!」
「だ・・・・だめ・・・・・ま、また・・・・・・・」
「い・・いやあああぁぁーーーーーーー」
「ま、また・・・逝くうううぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーー!!!!」
「知美!!!」
勇三の動きが一段と激しくなると、覆い被さるように縛られた知美を抱きしめた
「うっ!い・・・・・逝く!!!」
ググッ!と腰を突き上げる
次の瞬間、知美の体内に熱い物がほとばしった
「か・・・会長・・・・・」
「と・・・知美・・・・・」
胡座縛りの知美を抱きしめたまま勇三はグッタリと動ごこうとしなかった
知美は自由を奪われた姿のまま、勇三の体の重みを感じていた
その重みがとても心地よかった
暫しの時間・・・・・・
時が止まったように思えた
この上なく満たされた幸せな時間が流れていく・・・・
ゆっくりと体を起こすと勇三の物が体から抜け出していく
「会長・・・・」
「うん?」
「オチンチン・・・」
「私の口へ・・・・」
「綺麗にします・・・・・」
知美はポッと頬を染めて勇三を見つめた
「ああ・・・・・」
知美の体内へ射精を終えたばかりの勇三の男性自身が口の中に挿入された
知美はペチャペチャと音を立てながら美味しそうに男性自身を舐め上げて綺麗にしていく
胡座縛りを解かれていく知美・・・・
「お願い、後ろ手と胸縄はそのままにしておいてください」
「辛くないかい?」
「大丈夫です、まだ・・・・そのままでいたいのです」
「あぁ、わかったよ」
勇三はベッドに横になると、後ろ手に縛られたままの知美を胸に抱き寄せて髪を撫でた・・・・
甘えるように勇三の胸に顔をうずめながら
「会長・・・・・」
「知美は幸せです」
「ははは、それは私が言うセリフだよ」
「この年寄りの相手をしてくれて・・・・・・」
「そして・・・・」
「この年で、再び男性としての役を果たせるなんて」
「想っても見なかったことだ」
「知美・・・ありがとう・・・」
「会長・・・・」
「好きです、大好きです!」
縛られた不自由な体を精一杯胸に押しつけて体中で勇三に甘えた
知美の瞳から涙があふれ、勇三の胸を濡らした
「知美・・・・」
勇三は知美を力強く抱きしめた・・・・・・
しかし・・・・・
この幸せも長くは続かなかった・・・・・・
この数日後・・・
黒木水産の会長、黒木勇三は交通事故により・・・他界した・・・・
黒木水産に引き取られた二人
平穏な生活が待っているはずだった未来・・・
麗華と森羅は黒木会長の死によって再び過酷な運命へと導かれていくのだった
続く
2012'04.23 (Mon) 14:24
第38話 -別離-
かってない円高に苦しめられ、過去最大の貿易赤字を出してしまった大田原は倒産の危機に瀕していた
大田原浩三は懇意にしてもらっている黒木水産の会長「黒木勇三」の助けを借りてどうにか生き延びていたが
その黒木会長も歳には勝てず、実権を息子である社長に譲っていた
更に悪い事には実際の経営権はその長男の専務にあった
長男はやり手だが横暴で自分の意に反したものには徹底的な制裁を加えるサディストであった
会長の穏和な性格とは大違いで、大田原にたいする風当たりも強くなり・・・・
不良債権となった大田原への融資返済が強まってきていた・・・・
金融機関も黒木水産の後ろ盾があったからこそ融資していたものの、その黒木水産が手を引くと
金融機関からの借り入れは出来ず、あっという間に経営困難となってしまった
そして・・・・・
大田原はついに返済不能に陥り、破綻した・・・・・
人望の厚かった大田原浩三は従業員への退職金に私財を投じ麗華達が住む屋敷も手放すこととなった
「麗華君、森羅君」
「君達には本当に感謝している」
「妻や亜里砂に心底、尽くしてくれて・・・・・」
「出来れば、君達といっしょに暮らしたいけれど」
「今の私には、とてもそんな力はない」
「すまぬ・・・」
「家族のように思っていたが、こんな形で別れなければならぬとは」
「許してくれ・・・」
浩三は麗華と森羅の手を強く握りしめた
「ご・・・ご主人様」
「も・・・もったいないです」
「身よりもなく借金を抱えた私達姉弟を暖かく迎えていただいて」
「とてもお礼のしようもありません」
「この家も今日明け渡すことになっている」
「君達の今後は私の親友である黒木水産の会長にお願いしてある」
「とてもいい人だ、安心して大丈夫だ」
「姉弟そろって黒木水産で面倒をみてくれるから心配せずに行きなさい」
「ご主人様!」
「中川君、債権者達が来たようだ」
「わかりました、説明に行きます」
「麗華さん、森羅君」
「私はまだこれからやらねばならないことが数多くあります」
「どうか、お幸せに・・・・」
「な・・・中川・・・さん」
「麗華さん、やっぱり一緒にはなれない運命だったようです」
「では!」
苦笑いをすると中川は、くるりと背を向けて黙って出ていった
麗華は涙を拭うと、絵里子に近寄って
「奥様・・・・・」
「これを」
麗華の首にいつも掛けられているネックレスを首から外して絵里子に渡した
そのネックスレスには銀色に輝く鍵がぶら下がっている
「麗華さん・・・・」
「ごめんなさい、もう私が持っていることはできなくなりました」
「ありがとう、麗華さん」
「今までその鍵を管理してもらってただけで充分幸せでした」
「奥様・・・・・」
麗華は絵里子の手に鍵を渡すと、強く握りしめた
それは・・・・
四六時中、絵里子の股間を締めつけている「貞操帯」の鍵だった
麗華の厳しい管理にどれほど哀願したことか・・・
それも懐かしい過去になってしまった
「麗華君、迎えが来たようだ」
「元気でな」
「は、はい」
「今まで、ありがとうございました」
「ご恩はけっして忘れません!」
麗華と森羅は黒木水産の会長が用意した迎えの車に乗るため、大田原家の門を出ていく・・・・
数々の思いでがつまった大田原の屋敷・・・・・
幼い姉弟が異国の地で生きていくため震えながらくぐった門・・・
そして大田原の優しさに包まれて幸せな日々を送った
今、万感の思いを胸にこの門をくぐって出ていく
門の外にはメイドが一人立っていた
そのメイドは黙って深々とお辞儀をした
「み・・・美紀・・・さん・・」
麗華はお辞儀をするメイドを見て涙があふれた
「麗華・・・さん・・・」
頭を上げたメイドも泣いていた
「お幸せに・・・・」
美紀が麗華の手を両手で握りしめた
「美紀さんも・・・」
「私は大丈夫、田舎にかえります」
美紀は泣きながら笑顔でこたえた
森羅は黙って頭を下げる
一滴、涙が石畳の上に落ちた・・・・
そして・・・・
二人を乗せた黒木水産の車は大田原家を後にした
浩三が信頼して二人を託した黒木水産の会長、黒木勇三・・・・・・
だが・・・・・
温厚な会長は、寄る年波に勝てず引退を余儀なくされていたのだった
それは・・・・
麗華・森羅姉弟のこれからの生活を大きく変えていくことになるのだった
所は変わって、海沿いにある優香のアパート・・・
「明日から又一週間がはじまる」
「うーん、日曜の夜はなんか嫌だな・・・・」
「夜更かしは出来ないのが日曜の夜なんだよね」
「でも・・・・・」
「やっぱり、無理だ!」
優香はクローゼットからラバーの入った衣装ケースを引っ張り出す
「どれにしような?」
暫し迷っていたが、黒いラバースーツを取り出した
「やっぱり、全身を包まれたいものね」
それは、グローブにソックスもついて、スーツと一体になっているキャットスーツだった
ラバーは黒で薄く、とてもよく伸びるものだった
このスーツにはファスナーどこにも付いていなかった
優香は一糸まとわぬ裸になると丹念にドレッシングエイドを体に塗りつけていく
特に腕と脚にたっぷりと塗ると、ラバースーツの首の部分に両手を入れて外側に大きく開いた
開いた首の部分から両脚を滑り込ます
腰のあたりまで入れると、それぞれの脚をキッチリと一体化したソックスの爪先まで密着させる
グググっとスーツを腰から胸に引き上げ、開いた首の部分を破らないように慎重に腕を中へ潜り込ませ
袖に腕を通ししていく、タップリと塗られたドレッシングエイドのおかげで、滑るように着ることが出来る
大まかに着用が完成すると、両手の指を互いに交差させてグローブがしっくり収まるように調整する
さらに、胸の部分を外にひっぱり、バストカップに胸が収まるように体を動かしラバーの中に密着させていく
所々に出来たシワを慎重に手の平と指の腹を使って上下に滑らせシワを無くしていく
全身の着用が完成すると、ファスナーの無いキャットスーツはまるで皮膚のようにピッタリと密着し艶やかなボディーラインを強調する
このタイプのスーツはネックエントリーと言って、ファスナーが無い分、動きもスタイルも素晴らしいのだが
いかんせん、首の開口部分から体を入れるので着用するのにかなりの労力を必要とし、なかなか大変なのだ
優香は全身を覆った黒いキャットスーツ姿を鏡に映し、一人恍惚としていた
「いいなー、やっぱりネックエントリーは大変だけど来てしまえば最高♪」
今度は同じラバーで出来た全頭マスクを装着する
後頭部で編み上げて締め込んでいくタイプのものだ
優香は鏡に後ろ姿を写しながら網ひもを器用に締め上げていく
目と口が開いていて、鼻の部分は小さな2つの穴が呼吸用に開いている
全頭マスクの着用が終わると、出てるのは目と口だけで後は全て黒いラバーに包まれたゴム人形と化してしまった
優香は股間から少し覗いているゴムチューブに別のゴムチューブを接続する
そう、尿道にはカテーテルが挿入されていて、そのカテーテルをスーツに取り付けられたチューブの口に差し込むことでスーツを脱がなくても排尿を可能にしているのだ
全身ゴムで包まれた優香は更に全頭マスクの首元に首輪を装着すると、南京錠でロックする
更にこの上からガスマスクを装着する、このガスマスクはイスラエル製のもので、ラバーマニア達からはかなり評判の良い物なのだ
ヨーロッパのガスマスクはアメリカ製などに比べてフェチ心を擽るエロチシズムがあると言われる
ガスマスクのレンズはミラーレンズに交換されていて、これを装着すると、なかの人物が優香だということもわからなくなってしまった
最後にラバーのコルセットとラバーブーツを着けて完成だ
ラバードールとなった優香は、赤いラバーシーツを敷き詰めたベッドの上に腰を下ろした
黒いスーツと赤いシーツがそれぞれラバー特有の艶やかな光沢と滑りを呈して独特の世界を展開する
優香はベッドに腰掛けたまま、股間から伸びたゴムチューブをガスマスクのサイドに取り付けられている吸水口に接続する
ゴムチューブの中間に止められたピンチを外すと、飴色の半透明チューブの中を液体が滑るように流れていく
「うぐ・・・・」
ガスマスク内部の給水チューブから自身のオシッコが口の中に流れ込んでくる
「ウグウグウグ・・・」
こぼさないように必死で飲み干す優香・・・・・・
美少女ラバリストの一人遊びで夜が更けていく
そんな頃・・・
住み慣れた大田原家を出て、黒木と言う新しい家に到着した麗華と森羅
二人には再び過酷な試練の時が待っていたのだった・・・・・・・・
続く
かってない円高に苦しめられ、過去最大の貿易赤字を出してしまった大田原は倒産の危機に瀕していた
大田原浩三は懇意にしてもらっている黒木水産の会長「黒木勇三」の助けを借りてどうにか生き延びていたが
その黒木会長も歳には勝てず、実権を息子である社長に譲っていた
更に悪い事には実際の経営権はその長男の専務にあった
長男はやり手だが横暴で自分の意に反したものには徹底的な制裁を加えるサディストであった
会長の穏和な性格とは大違いで、大田原にたいする風当たりも強くなり・・・・
不良債権となった大田原への融資返済が強まってきていた・・・・
金融機関も黒木水産の後ろ盾があったからこそ融資していたものの、その黒木水産が手を引くと
金融機関からの借り入れは出来ず、あっという間に経営困難となってしまった
そして・・・・・
大田原はついに返済不能に陥り、破綻した・・・・・
人望の厚かった大田原浩三は従業員への退職金に私財を投じ麗華達が住む屋敷も手放すこととなった
「麗華君、森羅君」
「君達には本当に感謝している」
「妻や亜里砂に心底、尽くしてくれて・・・・・」
「出来れば、君達といっしょに暮らしたいけれど」
「今の私には、とてもそんな力はない」
「すまぬ・・・」
「家族のように思っていたが、こんな形で別れなければならぬとは」
「許してくれ・・・」
浩三は麗華と森羅の手を強く握りしめた
「ご・・・ご主人様」
「も・・・もったいないです」
「身よりもなく借金を抱えた私達姉弟を暖かく迎えていただいて」
「とてもお礼のしようもありません」
「この家も今日明け渡すことになっている」
「君達の今後は私の親友である黒木水産の会長にお願いしてある」
「とてもいい人だ、安心して大丈夫だ」
「姉弟そろって黒木水産で面倒をみてくれるから心配せずに行きなさい」
「ご主人様!」
「中川君、債権者達が来たようだ」
「わかりました、説明に行きます」
「麗華さん、森羅君」
「私はまだこれからやらねばならないことが数多くあります」
「どうか、お幸せに・・・・」
「な・・・中川・・・さん」
「麗華さん、やっぱり一緒にはなれない運命だったようです」
「では!」
苦笑いをすると中川は、くるりと背を向けて黙って出ていった
麗華は涙を拭うと、絵里子に近寄って
「奥様・・・・・」
「これを」
麗華の首にいつも掛けられているネックレスを首から外して絵里子に渡した
そのネックスレスには銀色に輝く鍵がぶら下がっている
「麗華さん・・・・」
「ごめんなさい、もう私が持っていることはできなくなりました」
「ありがとう、麗華さん」
「今までその鍵を管理してもらってただけで充分幸せでした」
「奥様・・・・・」
麗華は絵里子の手に鍵を渡すと、強く握りしめた
それは・・・・
四六時中、絵里子の股間を締めつけている「貞操帯」の鍵だった
麗華の厳しい管理にどれほど哀願したことか・・・
それも懐かしい過去になってしまった
「麗華君、迎えが来たようだ」
「元気でな」
「は、はい」
「今まで、ありがとうございました」
「ご恩はけっして忘れません!」
麗華と森羅は黒木水産の会長が用意した迎えの車に乗るため、大田原家の門を出ていく・・・・
数々の思いでがつまった大田原の屋敷・・・・・
幼い姉弟が異国の地で生きていくため震えながらくぐった門・・・
そして大田原の優しさに包まれて幸せな日々を送った
今、万感の思いを胸にこの門をくぐって出ていく
門の外にはメイドが一人立っていた
そのメイドは黙って深々とお辞儀をした
「み・・・美紀・・・さん・・」
麗華はお辞儀をするメイドを見て涙があふれた
「麗華・・・さん・・・」
頭を上げたメイドも泣いていた
「お幸せに・・・・」
美紀が麗華の手を両手で握りしめた
「美紀さんも・・・」
「私は大丈夫、田舎にかえります」
美紀は泣きながら笑顔でこたえた
森羅は黙って頭を下げる
一滴、涙が石畳の上に落ちた・・・・
そして・・・・
二人を乗せた黒木水産の車は大田原家を後にした
浩三が信頼して二人を託した黒木水産の会長、黒木勇三・・・・・・
だが・・・・・
温厚な会長は、寄る年波に勝てず引退を余儀なくされていたのだった
それは・・・・
麗華・森羅姉弟のこれからの生活を大きく変えていくことになるのだった
所は変わって、海沿いにある優香のアパート・・・
「明日から又一週間がはじまる」
「うーん、日曜の夜はなんか嫌だな・・・・」
「夜更かしは出来ないのが日曜の夜なんだよね」
「でも・・・・・」
「やっぱり、無理だ!」
優香はクローゼットからラバーの入った衣装ケースを引っ張り出す
「どれにしような?」
暫し迷っていたが、黒いラバースーツを取り出した
「やっぱり、全身を包まれたいものね」
それは、グローブにソックスもついて、スーツと一体になっているキャットスーツだった
ラバーは黒で薄く、とてもよく伸びるものだった
このスーツにはファスナーどこにも付いていなかった
優香は一糸まとわぬ裸になると丹念にドレッシングエイドを体に塗りつけていく
特に腕と脚にたっぷりと塗ると、ラバースーツの首の部分に両手を入れて外側に大きく開いた
開いた首の部分から両脚を滑り込ます
腰のあたりまで入れると、それぞれの脚をキッチリと一体化したソックスの爪先まで密着させる
グググっとスーツを腰から胸に引き上げ、開いた首の部分を破らないように慎重に腕を中へ潜り込ませ
袖に腕を通ししていく、タップリと塗られたドレッシングエイドのおかげで、滑るように着ることが出来る
大まかに着用が完成すると、両手の指を互いに交差させてグローブがしっくり収まるように調整する
さらに、胸の部分を外にひっぱり、バストカップに胸が収まるように体を動かしラバーの中に密着させていく
所々に出来たシワを慎重に手の平と指の腹を使って上下に滑らせシワを無くしていく
全身の着用が完成すると、ファスナーの無いキャットスーツはまるで皮膚のようにピッタリと密着し艶やかなボディーラインを強調する
このタイプのスーツはネックエントリーと言って、ファスナーが無い分、動きもスタイルも素晴らしいのだが
いかんせん、首の開口部分から体を入れるので着用するのにかなりの労力を必要とし、なかなか大変なのだ
優香は全身を覆った黒いキャットスーツ姿を鏡に映し、一人恍惚としていた
「いいなー、やっぱりネックエントリーは大変だけど来てしまえば最高♪」
今度は同じラバーで出来た全頭マスクを装着する
後頭部で編み上げて締め込んでいくタイプのものだ
優香は鏡に後ろ姿を写しながら網ひもを器用に締め上げていく
目と口が開いていて、鼻の部分は小さな2つの穴が呼吸用に開いている
全頭マスクの着用が終わると、出てるのは目と口だけで後は全て黒いラバーに包まれたゴム人形と化してしまった
優香は股間から少し覗いているゴムチューブに別のゴムチューブを接続する
そう、尿道にはカテーテルが挿入されていて、そのカテーテルをスーツに取り付けられたチューブの口に差し込むことでスーツを脱がなくても排尿を可能にしているのだ
全身ゴムで包まれた優香は更に全頭マスクの首元に首輪を装着すると、南京錠でロックする
更にこの上からガスマスクを装着する、このガスマスクはイスラエル製のもので、ラバーマニア達からはかなり評判の良い物なのだ
ヨーロッパのガスマスクはアメリカ製などに比べてフェチ心を擽るエロチシズムがあると言われる
ガスマスクのレンズはミラーレンズに交換されていて、これを装着すると、なかの人物が優香だということもわからなくなってしまった
最後にラバーのコルセットとラバーブーツを着けて完成だ
ラバードールとなった優香は、赤いラバーシーツを敷き詰めたベッドの上に腰を下ろした
黒いスーツと赤いシーツがそれぞれラバー特有の艶やかな光沢と滑りを呈して独特の世界を展開する
優香はベッドに腰掛けたまま、股間から伸びたゴムチューブをガスマスクのサイドに取り付けられている吸水口に接続する
ゴムチューブの中間に止められたピンチを外すと、飴色の半透明チューブの中を液体が滑るように流れていく
「うぐ・・・・」
ガスマスク内部の給水チューブから自身のオシッコが口の中に流れ込んでくる
「ウグウグウグ・・・」
こぼさないように必死で飲み干す優香・・・・・・
美少女ラバリストの一人遊びで夜が更けていく
そんな頃・・・
住み慣れた大田原家を出て、黒木と言う新しい家に到着した麗華と森羅
二人には再び過酷な試練の時が待っていたのだった・・・・・・・・
続く