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2013年のマーケットはどう動くのでしょうか。要因となる政治や経済の動向とともに、達人に予想を聞いてみました。

2013年の相場はどう動く?

2013年の相場はどう動く? 2013年チャート

※日経平均株価始値は2012年12月20日終値を使用。

2013年の日経平均を予想

政策期待相場が先行も、後半にかけて失速へ
新春相場は例年通り順調なスタートが想定されるが、実質的な増税が避けられな い米国、緊縮財政で経済活動の縮小が見込まれる欧州など、2013年のグローバル の景気動向に不透明感が拭えないなか、上値余地は限定的となろう。4月の日銀 総裁人事、7月の参院選に向けては期待感が高まりやすく、これらのタイミング では年間の高値をつけると見られる。ただ、その後は出尽くし感が支配する中、 2014年1月からのキャピタルゲイン・配当課税の引き上げを睨みながら、調整色 を強めるものと考える。例年通り安値は11月に示現と想定。
年初上昇継続、調整後年末にかけて一段高へ
2013年を展望するうえで、為替市場の動向が大きなポイントとなるが、欧州債務 危機の落ち着き、日銀の金融緩和期待から円安トレンドが継続すると考える。ま た、自民党が3年ぶりに与党に復帰したことから、公共事業を中心とした追加景 気対策が期待され、日銀の金融政策への影響も注目されそうだ。国外では、米国 の「財政の崖」については何らかの案で合意され、FRBの追加緩和期待から米国 株式は堅調に。中国に関しては、2012年に株式市場が大きく下落した反動から、 穏やかに持ち直すと考える。リスク要因としては地震。
2013年は日本株式大復活の年!!
 2つの理由から、2013年は“日本株式の大復活”となるだろう。1つ目は、「世界金融緩和大合戦」だ。現在は世界中が金融緩和・金利引き下げ競争を行っており、さながら「世界金融緩和大合戦」の様相を呈している。株式と景気の関係を見ると、「逆業績相場(景気後退期)→金融相場(不況期)→業績相場(景気回復期)→逆金融相場(好況期)→逆業績相場(景気後退期)→・・・ 」と、4つのサイクルに分けることができる。現在は正に「金融相場(不況期)」の、それも初期段階だ。2つ目は、「個人投資家の復活」だ。2013年1月より、信用取引の無限回転が解禁となる。個人投資家の売買高増を期待でき、「何億円儲けた」等のスタートレーダーの出現も想定することが可能だ。スマホ・タブレット人気と合わせて、株式ネットトレードブームの再来を期待している。日経平均の最高値予想は「12658円」。2007年7月高値18,261.98円と2009年3月安値7,054.98円の50%戻し水準、昨日の夢のお告げだ。。正夢になると良いな!!

2013年の為替市場を予想

年後半にドル高・円安が加速
日米ともに実質ゼロ金利政策が採られ通貨安志向が高い事から、年前半のドル/円は大きくは動きにくい。それでも、日本の貿易赤字定着や対外M&Aの増加などから円安が主導する形で緩やかな上昇傾向が続くと見る。 その後、年後半にはドル高主導でドル/円の上昇が加速する可能性がある。 FOMCはゼロ金利を維持する期間の目安を「失業率が6.5%を下回るまで」としたが、ここ最近の米失業率は年間1%のペースで低下しており、年後半には6%台後半までの低下もありうる。 そうなると市場は米国の早期利上げを意識せざるを得ず、ドル/円が大きく上昇する事になるだろう。
日本の貿易赤字継続でドルは90円に迫る
日本の貿易収支は2013年通年で赤字を計上する可能性が高い。貿易赤字幅が大幅に縮小しない場合、ドルは90円近辺まで上昇する可能性がある。政府・日銀が一体となって金融緩和策を強力に推進することもドル高・円安の進行を促す要因となる。ただし、米国政府の歳出削減策の影響も軽視できない。ドルは対円で堅調に推移 する公算だが、1ドル=90円を継続的に上回る可能性は低いとみられる。
ドル・円、「安倍トレード」で90円台へ上昇
2013年のドル・円相場は、安倍自民党政権によるリフレ政策、日本の貿易赤字の 長期化、米国のシェールガス革命への期待感などから、2012年の75円-85円レンジから、85円-95円へ上方へ移行すると予想。 テクニカル分析でも、史上最安値である75円32銭を頭とする「逆ヘッド&ショルダーズ」が形成されており、目標値92円処が点灯する。
みんなはどう思う?

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2013年の注目銘柄は?

佐藤勝己

佐藤勝己
フィスコ

ダイフク

省力化投資関連の中核銘柄として期待


ダイフクの株価詳細
2013年の世界経済の牽引役とみられる中国だが、労働者不足が深刻化してきているとの声もよく聞かれる。このため、2013年は「省力化投資」関連にスポットが当たる可能性も高いと考える。工場の搬送システムや自動倉庫などを手掛ける同社は同関連の中核とも位置付けられ、09年以降続く下値圏でのボックス相場からの脱却を想定。

小中優

小中優
フィスコ

ウエストホールディングス

再生可能エネルギーの拡大見通しは不変


ウエストホールディングスの株価詳細
原発政策は長期的な問題であるほか、再稼働への不透明感も根強い。政権交代でも、再生可能エネルギーの拡大路線は国家戦略的に引き継がれると考えられ、関連銘柄には長期的に追い風が吹きそう。政策面の恩恵が期待できること、今期大幅増収増益見通しなど業績面への評価ができることから、同社には期待感が高まりやすいだろう。

小川佳紀

小川佳紀
フィスコ

LIXILグループ

日米住宅市場の拡大とコスト削減で業績拡大


LIXILグループの株価詳細
国内住宅市場は2段階の消費増税を前に駆け込み需要が発生し、住宅設備最大手の同社には大きな追い風となります。米国でも不動産市況の底入れによって住宅販売の加速が見込まれ、恩恵は大きいでしょう。リストラの実施によってコスト削減が進む中で利益が出やすい体質となっており、来期は一段の業績拡大が期待されます。

藤村哲也

藤村哲也
みんなの株式

DeNA

ゲームの世界的な大ヒットが視野に


DeNAの株価詳細
スマートフォンは世界的に普及し、日本のSNSゲームは世界へ飛躍、2012年は8月以降1600円台から3000円へ駆け上りましたが、まだ通過点!? 「Blood Brothers」「マーベルウォー・オブ・ヒーローズ」、「神撃のバハムート」などは世界的な大ヒットが視野に入り、日本に続いて世界も席巻?

達人と一緒に2012年の経済ニュースを振り返ろう

2012 2013
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2012株価予想MVP

19連勝を達成!(11/27)

熊谷亮

名だたる先輩方がいらっしゃるなか、こうした賞をいただき深く感謝いたします。これも自身のウェブサイトで、1日1銘柄に絞り込んだ銘柄提案を続けてきた結果だと思います。今後も読者の皆様にお喜び頂けるよう誠心誠意取り組んで参ります。

「19連勝の秘訣(ひけつ)とは?」
(MVP熊谷氏のインタビュー記事・外部サイト)

2012勝率ランキング

  1.  
    藤本誠之
    勝率59%(170勝114敗)
    藤本誠之
  2.  
    村瀬智一
    勝率55%(158勝126敗)
    村瀬智一
  3.  
    小川佳紀
    勝率55%(74勝60敗)
    小川佳紀

※投稿数100件以上の達人から選出。
※成績は2012年12月20日時点

2012ジャンル別投稿数No.1

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