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中間貯蔵施設 地元の理解が課題12月29日 5時34分
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除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設について、環境省は、来年3月末までに候補地の現地調査を終えたいとしていますが、候補地となっている一部の自治体や住民からは反対する声が出ていて、今後どのように地元の理解を得ていくのか注目されます。
環境省が福島県の大熊町、双葉町、楢葉町に分散して建設を計画している中間貯蔵施設を巡って、福島県や関係する自治体は、先月末、候補地の現地調査を受け入れることを決めました。
27日、就任後初めて福島県の知事と会談した石原環境大臣は、来月中にも調査の対象となる地域を明らかにし、3つの町での調査を行う業者を選定する考えを示しました。
施設の建設を巡っては、候補地の一つの双葉町の町長が調査の受け入れに反対する姿勢を続けているほか、楢葉町でも、放射性物質の健康への不安や復興の妨げになるなどを理由に、地区の代表者などから反対する声が上がっています。
環境省の工程表では、来年3月末までに調査を終え、建設場所を決める予定ですが、計画に遅れが出る見通しです。
石原環境大臣は、建設の実現には地元の理解が重要だとする考えを示しており、来年以降、環境省が住民の不安を解消し、どのように地元の理解を得ていくのか注目されます。
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