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被災地のがれき処理場で仕事納め12月28日 20時22分
東日本大震災の被災地にあるがれきの処理場の多くも、28日で仕事納めです。
宮城県東松島市にある処理場でも来年の復興を祈りながらことしの作業を終えました。
東松島市大曲にあるがれき処理場では、震災で仕事を失った人たちなどおよそ100人が働いていて、28日も手作業で木くずや鉄などを分別する作業を行いました。
作業のあと、がれき処理を請け負っている地元の建設業協会の橋本孝一会長(64)が「震災で気持ちが沈んだ人もこの場で働くことで元気になれたと思います。来年も復興のために頑張りましょう」とあいさつし、全員で手締めをしてことしの仕事を終えました。
隣の石巻市の仮設住宅でひとり暮らしをしている70歳の女性は「去年は仮設でひとりでしたが、ことしはここで働くことで友だちもたくさんできてよかったです」と話していました。
東松島市によりますと、市内で発生した津波のたい積物を含めた419万トン余りのがれきのうち先月末までに処理できたのは20%余りのおよそ93万トンですが、市は来年度末までに処理を終えたいとしています。
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