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雪の事故死 去年の3倍近くに
12月27日 4時19分

雪の事故死 去年の3倍近くに
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この冬、除雪や雪下ろしの作業中などに雪に関係する事故で死亡した人はこれまでに14人と、去年の同じ時期の3倍近くに上っていることが分かり、政府は対策室を設置して地域の除雪などへの支援を強化することになりました。

この冬は上空に強い寒気が繰り返し流れ込んでいるため、北日本の日本海側や北陸を中心にこの時期としては雪が多く、積雪が平年の2倍から3倍ほどに達している地域もあります。
総務省消防庁のまとめによりますと、この冬、26日までに雪に関係する事故で死亡した人は北海道と秋田県、岩手県で合わせて14人となり、去年の同じ時期の5人に比べ3倍近くに上っています。
原因別では、除雪や雪下ろしの作業中の事故で12人が亡くなり、屋根からの落雪で1人、雪崩で1人がそれぞれ亡くなっています。
また、死亡した人のおよそ85%に当たる12人は、65歳以上の高齢者でした。
気象庁によりますと、この年末から年始にかけて日本付近は強い冬型の気圧配置となり、北日本や北陸ではさらに積雪が増える見込みです。
政府は26日、大雪に関する情報対策室を内閣府に設置して、一人暮らしの高齢者が多い地域を中心に、除雪などへの支援を強化することになりました。
政府が雪に関する対策室を12月中に設置したのは、全国で152人が死亡した「平成18年豪雪」以来です。

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