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“勉強で将来よい暮らし”中高生増加
12月31日 4時19分

“勉強で将来よい暮らし”中高生増加
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「一生懸命勉強すれば、将来よい暮らしができるようになる」と思う高校生は10年前より3割増加し、勉強を前向きに捉える子どもが増えていることがNHKの調査で分かりました。

調査はNHK放送文化研究所が、中高生の生活と意識を調べようと昭和57年から行っているもので今回が5回目です。
ことしは8月から9月にかけて全国の中学生と高校生、1800人を対象に実施し、63%が回答しました。
この中で「一生懸命勉強すれば、将来よい暮らしができるようになる」という意見についてどう思うかを聞いたところ、「そう思う」と答えたのは中学生・高校生、共に79%でした。
10年前=平成14年の調査と比べると、中学生が18ポイント(前回61%)、高校生では30ポイント(前回49%)、それぞれ増えています。
また、「家や学習塾など学校以外のところで1日平均何時間勉強しているか」を尋ねると、中学生では1時間17分と10年前に比べて4分(前回1時間13分)、高校生では1時間6分と10年前より11分(前回55分)、それぞれ増えました。
学校外での勉強時間は、この30年間、減少する傾向にありましたが、今回の調査では下げ止まっています。
NHK放送文化研究所は、「子どもの学力低下が指摘され、親が子どもに勉強の大切さを伝えたためではないか。さらに“脱ゆとり”が進むなか、勉強を前向きに捉える子どもが増えた可能性がある」と分析しています。

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