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集団感染か 前橋の施設で1人死亡12月31日 14時42分
前橋市にある高齢の視覚障害者が暮らす福祉施設で、入所者と職員合わせて18人が下痢やおう吐などの感染性胃腸炎の症状を訴え、このうち入所していた90代の女性が死亡しました。
前橋市は、ノロウイルスが原因の集団感染とみて調べています。
前橋市によりますと、前橋市樋越町にある高齢の視覚障害者が住む福祉施設「養護盲老人ホーム明光園」で、今月25日から31日にかけて、70代から90代の入所者16人と職員2人の合わせて18人が、下痢やおう吐などの症状を訴えました。
このうち、入所していた90代の女性が病院に入院しましたが、吐いたものが気管に入って肺炎を起こし、29日に死亡したということです。
病院が検査をしたところ、この女性からノロウイルスの感染を示す陽性反応が出たということで、前橋市はノロウイルスによる集団感染とみて調べています。
ほかの入所者や職員に症状が重い人はいないということで、施設では、すべての入所者に個室で食事をとらせるなどの対応をしているということです。
この施設の田島郁栄施設長は、「日ごろから感染の予防に注意を払ってきたが、このようなことになり、残念です。保健所からの指導に基づき、再発防止を徹底していきます」と話しています。
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