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<<   作成日時 : 2011/09/05 21:30   >>

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画像 8月14日の早朝、W杯直前テストマッチとして組まれた、イタリア代表vs日本代表戦をテレビ観戦したとき、イタリアの先発メンバーに、なんとも魅力的な名前の選手を発見した。

 SO、リカルド・ボッキーノ。

 ボッキーノ!? きゃはは。漢字を当てると「勃起威能」になるのでしょうか。「勃起偉能」でもいいかな。「勃起」と「能」がいかにも好相性に感じるのは、精力剤の広告に「能」の文字がよく入っているせいだろう。機能回復、というふうに。さらにいえば「威」と「偉」も、「勃起」と組み合わせて、しっくりくる漢字だ。これが「勃起萎能」だったら、たくましいのか頼りないのか、どっちなんだ、と言いたくなる。

 さて、イタリアで陰茎を意味する俗語が「カッツオ」であることは、よく知られている。カツオくんがイタリアへ行くと、自己紹介するたびに笑われちゃうのだ。中国の高飛び込み、グオ・チンチン選手がやたらスポーツ紙の見出しになってしまうのと通低した現象である。

 だが現在、ジャパンに「カツオ」という名の選手はいない。残念だ。カツオがボッキーノに強烈なタックル……男根同士のマッチアップは、実現しなかった。


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 オープニングがこんな感じだと、あとにまじめなことを書きにくい。短いコラム3本が原則の本シリーズ。この路線で3本のアイデアをひねり出すのは、結構大変だったりする。尻出しシリーズは過去に書いたしなあ。流れに任せて綴ると、この話になるのかな。

 以前、練習試合を観に行ったとき、試合前に某選手とトイレで一緒になり、隣り合って小用を足したことがあった。先に出て行く某選手の背中に向かって、心の中で叫ぶ。

 ちゃんと手を洗いなよ!

 この手でハンドオフされるのはいやだなあ、と思った。

 昔、小林よしのり氏が著書「ゴーマニズム宣言」で、

 「男なんか、トイレへ行っても手を洗わないことが多いんだぞ」

 と暴露(?)していた。ある意味、それは真実である。

 某選手を、誰が責められよう。


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 ここで大胆に、女子ラグビーの話題へ転じる。半角波線で区切っていることだし、別にかまわないだろう、と勝手に判断する。気持ちを切り換えて書くことにしよう。

 京都精華女子中学、高校がラグビー部の創設準備をすすめている。顧問の先生がブログを立ち上げたので、興味のあるかたはご覧いただきたい(アドレスはhttp://blogs.yahoo.co.jp/ksj_rugby)。

 ブログを通じて、読者は準備期間からリアルタイムにラグビー部と接することができるだろう。僕も今後の発展を温かく見守ろうと思っている。

 元神戸製鋼監督の増保輝則氏が監督を務めるラガールセブン、元慶応大監督の上田昭夫氏がGM兼監督となって設立した戸塚共立メディカルセブンズラグビークラブなど、新たなチームが誕生し、2016年リオデジャネイロ五輪で正式種目となる7人制ラグビーへ向けた動きが、にわかに活気を帯びている。僭越ながら、女子ラグビーにかかわる方々にひとつ提案しておきたい。

 女子の競技人口はまだまだ少ないし、比例してチームの数も少ない。当然、実戦の機会も少なく、恵まれた環境に置かれているとはいえない反面、黎明期にあるマイナー競技だからこそできることがある。

 高校、大学、クラブチームといったカテゴリーを意識せず、お互いに密接な交流を図りながら、地域を巻き込んで発展していくことである。規模が小さいうちに、他競技ができなかったことをやるのだ。全国規模の大会は、高校大会、大学選手権、クラブ選手権というふうに細分化して開くのも結構だけれど、チーム数が増えるまではオープン大会を大々的に開催して、いろんなチームと戦えるようにしたほうがいい。ニュージーランドと同様に国代表の下に地区代表を置き、ITMカップのような地区代表の大会に力を入れる方法もある。今のところ、女子であるという点に注目が集まることを思えば、日本ではあまり馴染みのない地区代表戦でもメディアの関心を惹くだろう。女子だけでも本場ニュージーランドのシステムをまねるのは悪いことではない。そこで、男子と女子、お互いのシステムを観察して、長所を学び合えばよいのではないか。

 この国のスポーツ界で強固な縦割りカテゴライズの打破は、女子ラグビーの普及、発展を促進こそすれ、後退させる要素にはならないはずである。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 こんばんは。
 刺激的な名前の選手が居るのですね〜。こういう視点で世界大会見るのも一興ですな。カツオと対戦より、もっと対戦が楽しみな名前が想像されますが、O・まー…。後半の女子ラグビーの手前このくらいにしときましょうか。それにしても、いつもながら、男女間のアヤを織り交ぜた、なぎささんにグイっと引き寄せられます。
 ちなみに、手洗いますけど、ついでです。手洗いは頻繁にしたほうが良いと思うからで、汚い物を触ったからという意識ではないです。ボッキーを含む身体は一枚の皮膚ですから。同じ頭を関する部分でも、鼻触るのと変わらないかと…違うかぁ。
クラッシックラガー
2011/09/07 22:14
 コメントありがとうございます。 ラグマガの別冊、W杯展望号の各国スコッド一覧をざっと眺めたのですが、ボッキーノ以外はこれといった名前は見当たりません。東欧圏のロシア、ルーマニア、グルジアにありがちなんですけどねえ。オーストラリアの2列3列をこなす選手にベン・マッコールマンという選手がいて、惜しいな、と思わず呟きましたが。
 手洗いについて。そもそも立ちションは手洗いを前提としていません。皮膚に変わりないといえば変わりないという解釈も成り立ちます。ふと思ったのですが、不潔呼ばわりされる頻度は貝より亀の方が圧倒的に多いですよね。その理由は、なんといってもこの方面に関して語る主役が男だからでしょう。貝に憧れや親愛の情を示しても、亀に対して、そんな感情はこれっぽっちも抱かない。それゆえの汚い物扱い。しかし、女性も亀を汚いと定義する傾向があるのはちょっと不思議です。長年の歴史において、男性側から刷り込まれた結果なのでしょうか。女性が同性のものをどんなふうにとらえているのかも、ちょっと気になるところです。
なぎさ
2011/09/07 23:07

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