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【格闘技】

赤穂亮 なぜか壇蜜KO きょう佐藤洋太に挑戦

2012年12月31日 紙面から

計量をパスし、ポーズを決める佐藤洋太(右)と赤穂亮=後楽園ホールで

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 史上空前の大みそか5大世界戦が、東京・大田区総合体育館と大阪・ボディメーカーコロシアムに分かれて、いよいよゴングを迎える。前日の30日は、各選手の計量が行われ、全員パスした。東京でWBC世界スーパーフライ級王者佐藤洋太に挑戦する赤穂亮は、ラウンドガールを務めるグラビアアイドルの壇蜜を「みんなが騒ぐほどの色気はない。俺はあれよりキレイな女を抱いている」と挑発。報道陣の度肝を抜き、リング内外で波乱含みの大一番となった。 

 余裕の表れか、それとも強心臓の大物なのか。赤穂は試合前日とは思えない超リラックスムード。ジョークを飛ばして、報道陣を沸かせた。

 計量後、ラウンドガールを務める壇蜜について問われると、なぜかトークに火がついた。

 「あんまり好きじゃない。みんなが騒ぐほどの色気はないと思う。俺の周りにはあれくらいキレイな女がいるし、俺はあれよりキレイな女を抱いてますよ」

 栃木の元ヤンチャ少年はいたずらっ子の顔になり、ニヤリと笑った。今を時めく「新エロスの女王」に悩殺KOされるどころか“口撃”でKOしてしまった。

 もちろん、敵は壇蜜ではなく佐藤だ。会見では「佐藤洋太という存在が自分を強くさせてくれた。対戦できるのが楽しみ」と王者をリスペクトした。一方で「自分はいずれ負ける時が来ると思う。でも、ここじゃない。負けるのは早すぎる」と“上から目線”で王座奪取を宣言した。

 2000年10月、赤穂が中学生の時だった。WBA世界ライト級タイトルマッチ、畑山隆則−坂本博之戦を見てボクシングの世界に引き込まれた。けんかに明け暮れ、高校2年で退学となり上京。畑山が所属した横浜光ジムに入門した。悪ガキが、もがき苦しみボクシングに打ち込んだ。

 「畑山さんに憧れて始めた。今はここまで頑張ってこられた自分を褒めたい。自分はこの階級で最強のパンチャーだと思う。明日で人生を変える」

 2005年のプロデビューから7年。21戦無敗でたどり着いた世界タイトルマッチ。インターバルの間もラウンドガールの壇蜜に目を奪われることなく、戦いに集中。きっちりと得意の打ち合いに持ち込み、佐藤を「ハァハァ」させてマットに沈める。 (森合正範)

 

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