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【プロ野球】

堂林が中京大中京訪問 来季のさらなる飛躍誓う

2012年12月31日 紙面から

広島・堂林(中)は中日・井藤(右)、広島・磯村(左)らとともに母校・中京大中京高を訪問し、後輩の現役野球部員と笑顔で交流=名古屋市昭和区の同校で(阿知波浩二撮影)

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 広島の堂林翔太内野手(21)が30日、母校・中京大中京高(名古屋市昭和区)を訪れ、後輩の1、2年生選手40人らと交流した。プロ3年目の今季は14本塁打を放つなどブレークしたが、本人は「活躍などしていない」と言い切り、来季こそが勝負の年と自らにプレッシャーをかけた。後輩たちには厳しい言葉も発したが、それは自分にも甘えは許さないというメッセージだった。

 球界を代表するアイドル型野手。甘いルックスをしているが、後輩たちに甘い言葉は口にしない。体育館のトレーニングルームで、制服姿で車座になった現役部員たちに向かって、堂林が厳しい言葉を発した。

 「何をやるためなのか、テーマをもって練習をやらないと身にならない。チームが同じ方向を向いてやることが大事。それには互いが遠慮せずに言いたいことを言う。そこからやらないと…」などと心得を伝える。三振を怖がらないフルスイングで、強打が注目された今シーズン。いまになって高校時代を振り返った時には「もっとしっかりバットを振っておけば、もっと練習しておけばよかった…と思う」と反省までした。

 「広島のプリンス」として人気者にはなったが堂林は「チヤホヤされたとしても、勘違いしないようにしたい。ボクはまだ何も活躍していない」と口元を引き締めた。2桁本塁打を放ち、全試合出場を果たすものの、ともに両リーグワーストの150三振、29失策。課題はいくつもある。野村監督が「今年と同じ三振や失策数では困る。その場合は1軍にいるか分からないよ」と発言し、三塁のレギュラー白紙は新聞報道で知った。母校の後輩に厳しくアドバイスしたのは、自らにも厳しく臨む決意表明だろう。

 広島の看板スターだった野村監督が現役時代につけた背番号「7」を譲り受ける来シーズン。「自分にさらにプレッシャーをかける。今年以上の成績を残さないと、来季以降の自分はないと思っている。それと『プリンス』キャラを早く壊したい。こっちは誰かに譲りますよ」。プロ4年目を勝負の年と位置付ける。 (阿知波浩二)

 

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