2012年10月22日
特別企画 : 海外進出意向に関するアンケート調査 |
約4割の企業が海外進出の意向あり 〜 中国進出済み企業の2割弱が中国以外の国・地域への進出意向あり 〜 |
はじめに
企業の海外進出意欲が高まっている。国内市場の縮小に対する危機感が強まっているほか、新たな事業展開や需要獲得を目指し、海外に活路を求めるケースの増加が背景にある。
そこで帝国データバンク(TDB)では、保有する企業情報データベースをもとに、「海外への進出・拠点拡大の意向有無(※)」、「進出国・地域」などについて企業に調査を実施した。調査期間は2012年8月24日〜9月13日。調査対象は5,985社で、有効回答企業数は1,851社(回答率30.9%)。なお、同様のアンケートは今回が初めてである。
※すでに海外進出している企業が進出国・地域を拡大する場合も含む。
調査結果
約4割の企業が海外進出の意向あり
回答のあった1,851社(回答率30.9%)のうち、海外進出の意向がある企業は37.2%(689社)だった。
業種別−「製造業」の約4割が進出意向あり。「サービス業」も3割を超える
海外進出の意向がある689社のうち、意向割合が最も高い業種は「製造業」(40.3%)だった。「サービス業」も35.8%にのぼり、内需型企業においても海外進出意向がうかがえた。
海外拠点の拡大先は「インドネシア」がトップ
「拠点拡大の意向あり」と回答した539社に海外拠点の拡大先をたずねたところ、「インドネシア」が選択率16.9%でトップ。次いで「中国」(14.8%)、「ベトナム」「タイ」(13.9%)の順となった。
中国進出済み企業の2割弱が中国以外の国・地域への進出意向あり
中国進出済み企業311社のうち、18.0%が中国以外の国・地域へ拠点を拡大する意向があると回答。全体の2割弱が中国以外の国・地域への進出意向があり、国・地域別では、「タイ」(39.3%)、「インドネシア」(30.4%)、「ベトナム」(25.0%)の順に高い選択率となった。
詳細は資料(PDF 240KB)をご覧ください。
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