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【サッカー】

G大阪 J2経由でACLだ 遠藤「勝つことで自信に」

2012年12月30日 紙面から

G大阪−鹿島 前半23分、G大阪・遠藤(右奥)に決勝ゴールを許す鹿島GK曽ケ端=静岡スタジアムで(川戸賢一撮影)

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◇天皇杯 準決勝 G大阪1−0鹿島

 ピッチ上で輪になり、踊った、踊った。G大阪名物、勝利の儀式「ワニナレナニワ」だ。相次ぐけが人とFWレアンドロの出場停止のため、MF家長を1トップに配する急造布陣で臨んだ一戦。「たまたま入ってよかった」とホッとした表情で語るMF遠藤の3試合連続ゴールが決勝点になった。

 前半23分、左CKからMF二川とショートコーナーでパス交換。フリーで上げたボールは、相手GK曽ケ端の伸ばした右腕を越えて、そのままゴール左のサイドネットを揺らした。「クロスです。狙ったところに行って、途中から入るかなと思った」と得点シーンを振り返った。

 J2降格が決まった1日のJ1最終戦から1カ月近くが過ぎ、チームの雰囲気に変化が出てきた。元日本代表DF加地は「今は楽しめている。これまでは残留争いをしていて、焦りがあった」とプレッシャーからの解放を快進撃の要因に挙げる。遠藤はテレビで柏の決勝進出を見届けてから取材ゾーンに姿を見せ、「他の人の精神状態は分かりませんけど」と断りを入れた上で、シンプルな言葉で決勝への思いを口にした。

 「勝つことで自信になっている。勝って、自信をつけて、といういいサイクルで回っている。相手は関係ない。勝利を目指してやるだけ」

 J2からACLへ。どん底から生まれ変わろうとしているG大阪は正のスパイラルに乗り、一気に優勝まで駆け上る。 (岩谷純一)

 

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