中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【格闘技】

洋太 練乳バナナジュース減量 ペッペッで計量もパパッとパス

2012年12月30日 紙面から

聴診器をあてる金平会長(右)から体調の良さに太鼓判をおされて笑顔を見せる佐藤洋太=後楽園ホールで

写真

 洋太、これで、大丈夫!? WBC世界スーパーフライ級王者佐藤洋太が29日、画期的な減量法を編み出した。名付けて「洋太式練乳バナナジュース・ペッペッ減量法」。52・1キロまでの胸突き八丁の300グラムをこの方法で落とせることを発見し30日の計量パスに自信を見せた。29日に東京都内で行われた予備検診ではトリプル世界戦に出場する6選手全員が異常なしと診断された。

 佐藤が、この世界初の減量法を発見したのは、偶然からだった。この日午前、自宅で息子たちとアニメ映画を見ていた。子供が飲んでいる練乳入りバナナジュースを何げに口に含んでみたところ“奇跡”が起きた。固形物や水分を断ち、残り何グラムの世界になると、ボクサーはツバを吐くことで体重を落とす。朝の段階でリミットまで300グラムの状態だった佐藤の口はカラカラ。しかし、練乳バナナジュースを口に含んだ途端、唾液(だえき)が湧き、汚い話で恐縮だが、空のペットボトルにペッ、ペッを繰り返して1時間で300グラムを落としたという。

 以前、キムチで同じことをやっていた佐藤は「いやあ、画期的な減量法を発見しました。でも、ボクが言うと、ほかのボクサーがマネするし、汚いですし。エコにも反する行為だから、秘密にします」と最初は、もったいぶっていたが、もともと、黙っていられないタイプ。報道陣に食い下がられて、練乳入りバナナジュースでペッペッの減量を白状した。

 リミットまで体重が落とせたことで、気持ちが楽になった佐藤は、サンドイッチに炭酸飲料、ゼリーを1パック食べて燃料を補給した。これまで時間をかけて減量していたが、今回は直前に減量するスタイルに変えて、先週までラーメンを食べていた。そのためにここに来て、急激な減量苦を味わっていた。「明日の朝、300オーバーでも大丈夫。計量パスして、メシが食えるとなったら、赤穂にも何か言うかも」と挑発予告。多分、誰もマネしないと思うけど、洋太式減量法、良い子はくれぐれもマネしないように。 (竹下陽二)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ