『NHK松山放送局「春のふれあい広場」3/17(土)開催 大河ドラマ「平清盛」スペシャル・トークショー』より
松山放送局での春の会館公開イベントで行われたトークショーの模様を紹介してきましたが、今回が最終回です。
井浦新さんと磯智明チーフ・プロデューサー(CP)は、撮影秘話やドラマのこれからについてファンの質問に分かりやすく答えていました。
参加者:以前のインタビューで(鳥羽上皇役の)三上博史さんとは、まだ話していないと言うことでしたが、その後お話されましたか?
井浦:しました。以前お話したように、三上さんは現場に入ってお芝居を始められるまでに自分の時間を大切にして集中されるんですね。僕も比較的そういうタイプなので、本番前に笑いあってお話するのが難しいです。でも、大河ドラマには収録日前にリハーサルがあって、その時はフラットな状態で会えるのでお話できます。共通の知人の話や、何でもない話ですけど。 三上さんと一緒のシーンは、僕はとても緊張します。鳥羽院に本当に見えてきてしまって、鼻で笑われるような場面では、お芝居なのに心が折れそうになるんです(会場笑)。心から演技される方なので、一緒に芝居をしていると刺激的で本当に楽しいです。
参加者:「保元の乱」以降の崇徳上皇がどう描かれるのか気になります。怨霊としてではなく、配流先の讃岐(香川県)で愛されて過ごされていたことを描いてもらえるんでしょうか?
磯CP:僕も気になっています(会場笑)。
おっしゃるように「怨霊伝説」より、朝廷の人間関係から解放されてはじめて一人の人間として、生きていく喜びや楽しみを実感していくような崇徳上皇を描いてみたいな…っていう思いはあります。
そういう思いを込めて、新さんに出演をお願いした所もあります。辛い目ばかりにあう役を新さんは上手く演じてくれていますが、穏やかな優しい芝居もドラマで描いてみたいですね。
井浦:都と讃岐での両方での生活があってはじめて崇徳上皇は一人の人間として見えて来るのではないかと思います。磯さん、宜しくお願いします。(会場大拍手)