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富士山噴火で5万6000人避難の試算12月28日 6時6分
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富士山が大規模に噴火した場合、山梨県は避難が必要になる人が最大でおよそ5万6000人に上るという試算を初めてまとめ、国や隣接する県と連携しながら年明け以降具体的な避難計画を作ることになりました。
富士山が大規模に噴火した場合に備えて、国と周辺の山梨、静岡、神奈川の3つの県は、広域の避難計画を作るため、ことし6月、協議会を設け、3県でそれぞれ噴火の際に避難が必要な人数の試算を進めています。
協議会では、過去の記録などから噴火の想定として18のパターンを示していて、山梨県はパターン別に避難が必要になる人数の試算を初めてまとめました。
このうち、最も人数が多くなるのは冬の時期に富士山の北側で噴火した場合で、溶岩が雪を溶かしながら流れ出る火山泥流が富士吉田市や富士河口湖町、それに西桂町などの住宅街に押し寄せるなどして避難が必要になる人はおよそ5万6000人に上るとしています。
山梨県はこの試算結果を協議会に報告して、国や隣接する県と連携しながら年明け以降、具体的な避難計画を作ることにしています。
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