Ubuntu 12.04
さくらのVPSでは、カスタムOSインストール機能を利用することで、お客さまのご希望のOSを選択し、利用することができます。
ここでは、Ubuntu 12.04のインストール方法について説明します。
前提条件
前提条件
- 本マニュアルを確認する前に、OS再インストールマニュアルを確認してください。
- 仮想マシンにネットワークインストール用のOSインストールCD-ROMのマウントが行われたのち、CD-ROMからのブートにてOSインス トーラの起動を行います。
- OSインストーラの起動後は、OSのインストーラに沿った以下のステップのインストールを対話式に進めていくことで、VPSへのOSの新規インストールが完了します。
- OSインストーラの起動とキーボードレイアウトの選択
- ネットワークの設定
- パーティションの設定
- ユーザアカウントとパスワードの設定
- OSインストール処理の開始
- OSインストール処理の完了とVPSの自動シャットダウン
- インストール設定を自動化している項目があるため、通常のOSインストールとは一部手順が異なります。
設定手順
インストーラの起動とキーボードレ イアウトの選択
VNCコンソール画面上にUbuntuのOSインストーラ起動画面が表示されます。
一番上の「 Install 」を選択している状態で、『 Enterキー 』を押してインストールを開始します。
キーボードレイアウトの選択
ご利用中の環境に合わせたキーボードレイアウトを選択し、『 Enterキー 』で次のステップへ進みます。
ネットワーク設定
ネットワークの設定画面が開きます。
「 VPSコントロールパネル」に表示されているネットワーク情報を参考に『 IPアドレス情報 』を入力します。
『 Enterキー 』を押し、次に進みます。
ネットマスクの入力画面が表示されます。
ネットワーク情報を参考に『 ネットマスク 』の情報を入力します。
予め「255.255.255.0」が入力済みとなっていますので、修正漏れが無いようにご注意ください。
ゲートウェイアドレスの入力を行います。
同様に、ネットワーク情報を参考に入力します。『 Enterキー 』を押し、次に進みます。
ネームサーバの入力を行います。
同様に、ネットワーク情報を参考に入力します。『 Enterキー 』を押し、次に進みます。
※ ネットワーク情報の入力後、1-2分ほど青い画面の状態が続きます。
停止しているように見えますが、内部処理を行っているのでお手を触れず、しばらくお待ちください。
注意事項
- ここでの入力情報を間違えると、その後のインストール処理が中断します。
- ネットワークの入力情報を間違えると、下記のようなエラーが表示されインストール処理が中断します。
- ネットワーク情報入力を間違ったことでインストール処理が中断してしまった場合は、再度「 VPSコントロールパネル 」よりカスタムOSインストールのやり直しを行ってください。
正しくネットワーク設定を行うと、下記の画面に切り替わりOSインストール処理が続行します。
ユーザアカウントとパスワードの設定
OSの任意のユーザアカウントとそのパスワードを設定します。
『 Full name for the new user: 』『 Username for your account: 』それぞれへ任意のユーザ名を入力します。
『 Enterキー』を押し、次に進みます。
作成するパスワードの設定画面が表示されます。前項で作成したアカウントのパスワードを設定します。
注意事項
- 入力するパスワードは画面に反映されません。
もう一度設定するパスワードを入力します。
2つのパスワードが一致しないときは、入力し直すよう要求されます。
ユーザのホームディレクトリの暗号化を行うかどうかを聞かれます。
『 No 』を選択し、次に進みます。
※ 暗号化することも可能ですが、マニュアルの掲載は行いません。
パーティションの設定
『 Guided - use entire disk 』の項目を選択します。
『 Enterキー 』押し、次に進みます。
- 本マニュアルを確認する前に、OS再インストールマニュアルを確認してください。
- ※ 自動でパーティションの設定を行います。
- ※ 新規インストールとなるため、既存のパーティションを削除し、新しいレイアウト作成を行います。
- ※ その他の項目を選択し、新規OSのパーティションを構成することも可能ですが、マニュアルの掲載は行いません。
ディスクの選択画面が表示されます。
1台目のディスク (sda) または (vda) を選択した状態で『 Enterキー 』押し、次に進みます
※ 512、2Gおよび2012年3月29日以降に申し込まれた1G、4G、8Gではディスクが1台のみ表示されます。
※ 1.5Gおよび2012年3月29日以前に申し込まれた1G、4G、8Gでは (sdb) が表示され、容量はプランにより異なります。
既存のすべてのパーティション(データ)が削除される旨の警告が表示されます。
『 Yes 』で確認します。
※ 『 Yes 』を押すとすぐにパーティションの作成とフォーマットが行われます。
OSインストール処理の開始
OSインストールの処理が進行し、進捗状況が画面より確認できます。
OSインストール処理の完了とVPSの自動シャットダウン
OSのインストール処理が完了すると、以下のインストール完了画面が表示されます。
『 Continue 』を選択し、『 Enterキー 』を押します。
VPSが自動的にシャットダウンします。
OSシャットダウン後、VNC接続も切断されます。
インフォメーションを『 × 』で閉じてください。
VPSホーム画面への移動
VPSコントロールパネルに戻り、『 VPSホーム 』をクリックします。
※ VPSホームを起動することで、インストーラの画面が閉じます。
サービスの起動
VPSホーム画面の「 仮想サーバ情報 」にある『 起動 』ボタンを押します
サービスが起動すると、ステータスが『 稼働中』に切り替わります
※ OS再インストール後は「 仮想サーバ情報 」内のステータスが『 停止 』と表示されています。