昨日、私が受け持った生徒さんが来社してくれました(^-^)
一級建築士試験。
一次試験は学科試験。
二次試験は設計製図試験。
一次は学科なので当然答えは一つのみ。単純明快。
二次試験は製図なわけで、答えは当然一つではない。
まさに十人十色。採点の基準も絶対というものはそんなにないように思う。
なぜなら、綺麗な図面かいたがら受かるわけでもないし、かといって重大な欠落があっても絶対に落ちる・わけではない。
絶対がない試験。
掴みどころのない試験。
『運も実力』のうちはよく言ったもので、運を引き寄せるメンタルの強さだったり、精神的なものが当日の試験に大きな影響を及ぼす。
過酷な試験には間違いない。
私より年上の生徒さんだったが、わざわざご来社頂きお礼の言葉をいただいたm(_ _)m
生徒さん曰わく、相性ってやっぱりあって、とある先生は頭ごなしに否定し、こうしろ!と言われたけど、上から目線で人格をも否定された気になって言うことを聞くきにはなれなかったとのこと。
その生徒さんには私が相性があっていたと言っていただいた。
私は常に仕事の上でも気をつけていることがある。
人の話をきく。まず聞く。遮らずにまず聞く。
そして、その後に意見は言うとき、相手を否定しないで、こういう考え方もあるんじゃないかと提起する。
生徒さんにもそういう姿勢で接した。ここをこうしたらもっとよくなるのでは?と。
あくまでもヒントを与えて自分で考えてもらう。
ただ私のやり方には相性があると思う。中には優しすぎる、ガツンと言ってほしいという人もいるかもしれない。
ご来社いただいた生徒さんから野口先生はやる気の出し方を教えてくれて、他の生徒さんにとってもいい先生だと思います。と言っていただいた。
この上なく嬉しい言葉でした(^-^)
私の設計スタイルは、お客様の話をとにかくきくことで、整理し出来ること出来ないことを噛み砕いて説明しまとめていくこと。
例えば保育所の園舎においでは理事長先生や園長先生、保育士、調理師の先生の現場の話を聞くこと。また保護者や子供の話もできるかぎり聞くことが大切。
住宅設計やクリニックもしかり。設計に限らず私のスタイルは変わらないし変えないし(もちろん変えなければならないところは柔軟に変えていく)、相手によっても態度も変えない。あくまでもビジネスパートナーとしてフラットな関係を築くことができることが大切だと思う。
なんか長くなりましたが、来年はさらに心の通った建築ができるように精進したいと思います。