ニュース詳細
入院患者4人死亡 ノロウイルスか12月29日 23時21分
K10045251311_1212292325_1212292329.mp4
横浜市緑区の病院で、入院患者と職員合わせて99人が、おう吐や下痢など感染性胃腸炎の症状を訴え、このうち80代から90代の入院患者4人が死亡しました。
横浜市は、ノロウイルスが原因の集団感染とみて調べています。
横浜市などによりますと、横浜市緑区の横浜田園都市病院で、今月25日から29日にかけて、入院患者72人と職員27人の合わせて99人が、おう吐や下痢など感染性胃腸炎の症状を訴えました。
このうち入院患者の80代から90代の男女4人が29日までに死亡し、ほかに80代の男性1人が重症だということです。
死亡した4人は、吐いたものが気管に入るなどして肺炎を起こしたり、呼吸ができなくなったりしたということです。
病院が精密検査と簡易検査をしたところ、症状を訴えた99人のうち11人からノロウイルスの感染を示す陽性反応が出たということで、横浜市はノロウイルスによる集団感染とみて調べています。
横浜田園都市病院は、症状を訴えている人を隔離するとともに、26日から入院患者の受け付けを見合わせています。
横浜田園都市病院の澁谷誠二院長は「入院患者とご家族に多大なご迷惑をおかけして申し訳ありません。感染の拡大の防止と原因の究明に全力で取り組んでまいります」と話しています。
横浜市は、市内の医療機関や福祉施設などに対し、患者が吐いたものを素手で処理しないなどノロウイルスの感染予防の対策を徹底するよう呼びかけています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|